処方薬
インクレミンシロップ5%
後発

インクレミンシロップ5%の基本情報

インクレミンシロップ5%の概要

商品名 インクレミンシロップ5%
一般名 溶性ピロリン酸第二鉄シロップ
薬価・規格 6.2円 (1mL)
薬の形状
内用薬 > 液剤 > シロップ
内用薬 > 液剤 > シロップのアイコン
製造会社 アルフレッサ ファーマ
YJコード 3222012Q1030
レセプト電算コード 620005924
添付文書PDFファイル

インクレミンシロップ5%の主な効果と作用

  • 体内で不足した鉄分を補い、骨髄での造血力を高める働きがあります。
  • 鉄分の不足が原因となる貧血の症状を改善するお薬です。

インクレミンシロップ5%の用途

インクレミンシロップ5%の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

悪心、嘔吐、食欲不振、腹痛、下痢、便秘、胃部不快感、光線過敏症、過敏症、発疹、蕁麻疹

上記以外の副作用

そう痒

インクレミンシロップ5%の用法・用量

  • 通常次の量を1日量とし、3~4回に分けて経口投与する
  • 1). 1歳未満:シロップとして2~4mL
  • 2). 1~5歳:シロップとして3~10mL
  • 3). 6~15歳:シロップとして10~15mL
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 1日量は次のとおりである
  • 1). 1歳未満:溶性ピロリン酸第二鉄として100~200mg、鉄として12~24mg
  • 2). 1~5歳:溶性ピロリン酸第二鉄として150~500mg、鉄として18~60mg
  • 3). 6~15歳:溶性ピロリン酸第二鉄として500~750mg、鉄として60~90mg
  • 7.2. 下痢、吐乳等を起こしやすい低出生体重児、新生児又は乳児に投与する場合、初め少量から開始し、身体の様子を見ながら徐々に通常1日量まで増量すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

インクレミンシロップ5%の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

インクレミンシロップ5%の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
テトラサイクリン系抗生物質<経口> 相互に吸収を阻害し効果が減弱
テトラサイクリン<経口> 相互に吸収を阻害し効果が減弱
ミノサイクリン<経口> 相互に吸収を阻害し効果が減弱
制酸剤 本剤の吸収が阻害され効果が減弱
セフジニル<経口> 吸収を阻害し効果を減弱
ニューキノロン系抗菌剤<経口> 吸収を阻害し効果を減弱
オフロキサシン<服用> 吸収を阻害し効果を減弱
塩酸シプロフロキサシン<服用> 吸収を阻害し効果を減弱
ノルフロキサシン<経口> 吸収を阻害し効果を減弱
甲状腺製剤<経口> 吸収を阻害し効果を減弱
レボチロキシン<経口> 吸収を阻害し効果を減弱
リオチロニンナトリウム<経口> 吸収を阻害し効果を減弱
アロプリノール 肝の鉄貯蔵量が増加

飲食物との組み合わせ注意

  • タンニンを含むもの<ウーロン茶、コーヒー、赤ワイン、紅茶、日本茶 など>

インクレミンシロップ5%と主成分が同じ薬

  • 内用薬 > 液剤 > シロップのアイコン
    薬価 6.2円 (1mL)
    薬の形状 内用薬 > 液剤 > シロップ
    製造会社 アルフレッサ ファーマ
    後発
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インクレミンシロップ5%に関係する解説

経口鉄剤

  • インクレミンシロップ5%は、経口鉄剤に分類される。
  • 経口鉄剤とは、赤血球の生成に関わる鉄(鉄分)を体内に補充することで、主に鉄欠乏性貧血による頭痛やめまい、息切れなどの症状を改善する薬。

経口鉄剤の代表的な商品名

  • インクレミンシロップ
  • フェロミア
  • フェルム
  • リオナ
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