処方薬
ジアイナ配合静注液
後発

ジアイナ配合静注液の添付文書

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※添付文書のPDFファイルは随時更新しておりますが、常に最新であるとは限りません。予めご了承ください。

効果・効能

  1. 本剤に含まれるビタミン類の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦など)。

  2. 次記疾患のうち、本剤に含まれるビタミン類欠乏又はビタミン類代謝障害が関与すると推定される場合:神経痛、筋肉痛・関節痛、末梢神経炎・末梢神経麻痺。

  3. の効能・効果に対して効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。

用法・用量

1日1回10mLを緩徐に静脈内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

副作用

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

  1. 重大な副作用

    ショック、アナフィラキシー様症状(頻度不明):ショック、アナフィラキシー様症状を起こすことがあるので、全身皮膚潮紅、そう痒感、血圧低下、胸内苦悶、呼吸困難、痙攣等が現れた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行う。

  2. その他の副作用(頻度不明)

    1. 過敏症:発疹、そう痒感[このような症状が現れた場合には、投与を中止する]。
    2. 消化器:悪心・嘔吐。
    3. 投与部位:局所疼痛。

使用上の注意

(禁忌)

本剤及びチアミンジスルフィドに対し過敏症の既往歴のある患者。

(相互作用)

併用注意:レボドパ[レボドパの有効性を減じることがある(ピリドキシン塩酸塩がレボドパの脱炭酸化を促進し、脳内作用部位への到達量を減少させる)]。

(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)

  1. 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。

  2. 授乳婦に投与する場合には授乳を中止させる[授乳中の投与に関する安全性は確立していない]。

(小児等への投与)

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。

(適用上の注意)

  1. 調製時:本剤は、アミノ酸製剤と混合した場合、ビタミンの分解が促進されることがあるので注意する。

  2. 注射速度:静脈内投与により血管痛を起こすことがあるので、注射速度はできるだけ遅くする。

  3. アンプルカット時:ワンポイントアンプルには小さな傷の位置を示すため丸印のマークをつけてあるので、アンプルカット直前にエタノールなどでよくふいたのち丸印マークを上にして両側にひっぱるように下に折り曲げ、カットする(ヤスリは不要である)。

(取扱い上の注意)

安定性試験:最終包装製品を用いた長期保存試験(遮光、25℃以下で保存、1.5年)の結果、ジアイナ配合静注液は通常の市場流通下において1.5年間安定であることが確認された。

(保管上の注意)

遮光、25℃以下。