ビーシー注500の添付文書
添付文書PDFファイル
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効果・効能
ビタミンC欠乏症の予防及び治療(壊血病、メルレル・バロー病)。
ビタミンCの需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦、激しい肉体労働時など)。
次記疾患のうち、ビタミンC欠乏又はビタミンC代謝障害が関与すると推定される場合:毛細管出血(鼻出血、歯肉出血、血尿など)、薬物中毒、副腎皮質機能障害、骨折時の骨基質形成・骨折時の骨癒合促進、肝斑・雀卵斑・炎症後の色素沈着、光線過敏性皮膚炎。
「3.の適応に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない」。
用法・用量
アスコルビン酸として、1日50~2000mgを1~数回に分けて皮下、筋肉内又は静脈内注射する。
なお、年齢・症状により適宜増減する。
副作用
使用上の注意
(小児等への投与)
低出生体重児、新生児に使用する場合には十分注意する[外国において、ベンジルアルコールの静脈内大量投与(99~234mg/kg)により、中毒症状(あえぎ呼吸、アシドーシス、痙攣等)が低出生体重児に発現したとの報告がある(本剤は添加剤としてベンジルアルコールを含有している)]。
(臨床検査結果に及ぼす影響)
各種の尿糖検査で尿糖の検出を妨害することがある。
各種の尿検査(潜血、ビリルビン、亜硝酸塩)・便潜血反応検査で偽陰性を呈することがある。
(適用上の注意)
静脈内注射時:静脈内注射により血管痛が現れることがあるので、注射の速度はできるだけ遅くする。
皮下・筋肉内注射時:
- 皮下・筋肉内注射により注射部位に疼痛が現れることがある。
- 筋肉内注射にあたっては、組織・神経等への影響を避けるため、次記の点に注意する。
- 筋肉内投与はやむを得ない場合にのみ必要最小限に行う。なお、特に筋肉内投与時同一部位への反復注射は行わない。また、低出生体重児、新生児、乳児、小児には特に注意する。
- 筋肉内投与時神経走行部位を避けるよう注意する。
- 注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合には直ちに針を抜き、部位をかえて注射する。
アンプルカット時:本剤はワンポイントカットアンプルを使用しているので、アンプル枝部のマークを上にして反対方向に折る。
なお、アンプルカット時の異物の混入を避けるため、カット部をエタノール綿等で清拭し、カットする。
(取扱い上の注意)
安定性試験:本品につき加速試験(30℃、6カ月)を行った結果、アスコルビン酸注射液500mg「日医工」は規定の条件下において3年間安定であることが推測された。
(保管上の注意)
冷所。