処方薬
アデフラビン注10mg
後発

アデフラビン注10mgの添付文書

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※添付文書のPDFファイルは随時更新しておりますが、常に最新であるとは限りません。予めご了承ください。

効果・効能

  1. ビタミンB2欠乏症の予防及び治療。

  2. ビタミンB2の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦、激しい肉体労働時等)。

  3. 次記疾患のうち、ビタミンB2欠乏又はビタミンB2代謝障害が関与すると推定される場合:口角炎、口唇炎、舌炎、口内炎、肛門周囲糜爛及び陰部糜爛、急性湿疹・慢性湿疹、脂漏性湿疹、ペラグラ、尋常性ざ瘡、酒さ、日光皮膚炎、結膜炎、びまん性表層角膜炎、角膜部周擁充血、角膜脈管新生。

  4. の適応(効能・効果)に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。

用法・用量

FADとして、1日1~40mgを1~2回に分けて皮下、筋肉内又は静脈内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

副作用

使用上の注意

(小児等への投与)

低出生体重児、新生児に使用する場合には十分注意する[外国において、ベンジルアルコールの静脈内大量投与(99~234mg/kg)により、中毒症状(あえぎ呼吸、アシドーシス、痙攣等)が低出生体重児に発現したとの報告がある(本剤は添加剤としてベンジルアルコールを含有している)]。

(臨床検査結果に及ぼす影響)

尿を黄変させ、臨床検査値に影響を与えることがある。

(適用上の注意)

  1. 静脈内注射時:静脈内注射の場合は、注射速度が速すぎると一過性胸部不快感を訴えることがあるので、これを防ぐため、フラビンアデニンジヌクレオチド10mg当り1分以上の速さで徐々に注射する。静脈内注射の場合は、緩徐に注射しても胸部不快感を訴える場合は、輸液等で希釈し点滴するか、又は皮下・筋肉内投与に切替えるなど適切な処置を行う。

  2. 筋肉内注射時:筋肉内注射にあたっては、組織・神経等への影響を避けるため、次記の点に注意する。

    1. 筋肉内投与時神経走行部位を避けるよう注意する。
    2. 筋肉内投与はやむを得ない場合にのみ、必要最小限に行う。なお、特に筋肉内投与時同一部位への反復注射は行わない。また、低出生体重児、新生児、乳児、小児には特に注意する。
    3. 注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合は、直ちに針を抜き、部位を変えて注射する。
  3. アンプルカット時:本剤はワンポイントカットアンプルであるが、異物の混入を避けるため、アンプルカット部分をエタノール綿等で清拭してからカットすることが望ましい。

(取扱い上の注意)

  1. 注意:本剤はワンポイントカットアンプルを使用しているので、アンプル頭部の●マークを上にして反対方向に折りとる。

  2. 安定性試験:最終包装製品を用いた長期保存試験(室温、3年)の結果、アデフラビン注10mgは通常の市場流通下において3年間安定であることが確認された。

(保管上の注意)

遮光。