チアデラ静注25mgの添付文書
添付文書PDFファイル
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効果・効能
ビタミンB1欠乏症の予防及び治療。
ビタミンB1の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、甲状腺機能亢進症、妊産婦、授乳婦、激しい肉体労働時など)。
ウェルニッケ脳炎。
脚気衝心。
次記疾患のうちビタミンB1欠乏又はビタミンB1代謝障害が関与すると推定される場合(但し、ビタミンB1欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない):神経痛、筋肉痛・関節痛、末梢神経炎・末梢神経麻痺、便秘などの胃腸運動機能障害、術後腸管麻痺。
用法・用量
チアミンジスルフィド(ビスチアミン)として、1日5~100mgを緩徐に静脈内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
副作用
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
重大な副作用(頻度不明)
ショック:ショック症状が現れることがあるので、観察を十分に行い、血圧降下、胸内苦悶、呼吸困難等の症状が現れた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行う。
その他の副作用(頻度不明)
- 過敏症:発疹等[このような場合には投与を中止する]。
- 消化器:悪心・嘔吐等。
使用上の注意
(禁忌)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
(適用上の注意)
静脈内投与により、血管痛を起こすことがあるので、注射速度はできるだけ遅くする。
アンプルカット時:本剤はワンポイントカットアンプルであるが、異物の混入を避けるため、アンプルカット部分をエタノール綿等で清拭してからカットすることが望ましい。
(取扱い上の注意)
注意:本剤はワンポイントカットアンプルを使用しているので、アンプル頭部の●マークを上にして反対方向に折りとる。
安定性試験:最終包装製品を用いた長期保存試験(室温、1年6カ月)の結果、チアデラ静注25mg及びチアデラ静注50mgは通常の市場流通下においてそれぞれ1年6カ月安定であることが確認された。
(保管上の注意)
遮光。