処方薬
コーパロン歯科用表面麻酔液6%

コーパロン歯科用表面麻酔液6%の添付文書

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効果・効能

歯科領域における表面麻酔。

用法・用量

薬液を浸漬したスポンジ1枚を取り出し局所に塗布する。使用後のスポンジは捨てる。なお、年齢、部位、症状により適宜増減する。

副作用

  1. 重大な副作用

    1. ショック(頻度不明):ショックが現れることがあるので、観察を十分に行い、血圧降下、顔面蒼白、脈拍異常、呼吸抑制等の症状が現れた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行う。
    2. 中枢神経(頻度不明):振戦、痙攣等の中毒症状が現れることがあるので、観察を十分に行い、このような症状が現れた場合には、直ちに投与を中止し、ジアゼパム又は超短時間作用型バルビツール酸製剤(チオペンタールナトリウム等)の投与等の適切な処置を行う。
  2. その他の副作用(頻度不明)

    1. 中枢神経:眠気、不安、興奮、霧視、眩暈、悪心・嘔吐等[観察を十分に行い、ショックあるいは中毒への移行に注意し、必要に応じて適切な処置を行う]。
    2. 過敏症:蕁麻疹等の皮膚症状、浮腫等。
    3. 粘膜:歯肉粘膜に軽い一過性カタル性症状。

使用上の注意

(禁忌)

本剤の成分又は安息香酸エステル(コカインを除く)系局所麻酔剤に対し、過敏症の既往歴のある患者。

(重要な基本的注意)

  1. まれにショック様症状を起こすことがあるので、局所麻酔剤の使用に際しては、常時、直ちに救急処置のとれる準備が望ましい。

  2. 本剤の投与に際し、その副作用を完全に防止する方法はないが、ショック様症状をできるだけ避けるために、次の諸点に留意する。

    1. 患者の全身状態の観察を十分に行う。
    2. できるだけ必要最少量にとどめる。

(高齢者への投与)

一般に高齢者では生理機能が低下しているので、患者の状態を観察しながら慎重に投与する。

(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)

妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する。

(適用上の注意)

歯科用にのみ使用する。

(保管上の注意)

エタノールの蒸発を防ぐため、密栓。