プロメタゾンクリーム0.1%の添付文書
添付文書PDFファイル
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効果・効能
湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症、ビダール苔癬、日光皮膚炎を含む)、痒疹群(蕁麻疹様苔癬、ストロフルス、固定蕁麻疹を含む)、虫さされ、薬疹・中毒疹、乾癬、掌蹠膿疱症、扁平紅色苔癬、紅皮症、慢性円板状エリテマトーデス、紅斑症(多形滲出性紅斑、ダリエ遠心性環状紅斑、遠心性丘疹性紅斑)、毛孔性紅色粃糠疹、特発性色素性紫斑(マヨッキー紫斑、シャンバーク病、紫斑性色素性苔癬様皮膚炎)、肥厚性瘢痕・ケロイド、肉芽腫症(サルコイドーシス、環状肉芽腫)、悪性リンパ腫(菌状息肉症を含む)、アミロイド苔癬、斑状アミロイドーシス、天疱瘡群、家族性良性慢性天疱瘡、類天疱瘡、円形脱毛症。
用法・用量
1日1~数回、適量を患部に塗布する。
副作用
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
重大な副作用(頻度不明)
緑内障、後嚢白内障:眼瞼皮膚への使用に際しては眼圧亢進、緑内障を起こすことがあるので注意する。大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)により、後嚢白内障、緑内障等が現れることがある。
その他の副作用(頻度不明)
- 皮膚感染症:皮膚真菌性感染症(皮膚カンジダ症、皮膚白癬等)、皮膚細菌性感染症(伝染性膿痂疹、毛嚢炎等)(密封法(ODT)の場合に起こりやすい)[処置:適切な抗真菌剤、抗菌剤等を併用し、症状がすみやかに改善しない場合には使用を中止する]。
- その他の皮膚症状:(長期連用により)ステロイド皮膚(皮膚萎縮、毛細血管拡張、紫斑)、ステロイドざ瘡、魚鱗癬様皮膚変化、多毛、皮膚色素脱失、ステロイド酒さ・口囲皮膚炎(ほほに潮紅、口囲潮紅等、丘疹、膿疱、毛細血管拡張を生じる)[処置:前記症状が現れた場合には徐々にその使用を差しひかえ、副腎皮質ステロイドを含有しない薬剤に切り替える]、皮膚そう痒、接触皮膚炎。
- 過敏症:皮膚刺激感、発疹[処置:投与を中止するなど適切な処置を行う]。
- 下垂体・副腎皮質系機能:(大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)により)下垂体・副腎皮質系機能抑制。
使用上の注意
(禁忌)
細菌皮膚感染症・真菌皮膚感染症・スピロヘータ皮膚感染症・ウイルス皮膚感染症[免疫を抑制し、感染症が悪化する恐れがある]。
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎[穿孔部位の治癒の遅延及び感染の恐れがある]。
潰瘍(ベーチェット病は除く)、第2度深在性以上の熱傷・第2度深在性以上の凍傷[組織修復・肉芽形成を抑制し、治癒が遅延する恐れがある]。
(重要な基本的注意)
皮膚感染を伴う湿疹・皮膚炎には使用しないことを原則とするが、やむを得ず使用する必要がある場合にはあらかじめ適切な抗菌剤(全身適用)、抗真菌剤による治療を行うか又はこれらとの併用を考慮する。
大量又は長期にわたる広範囲の密封法(ODT)等の使用により、副腎皮質ステロイド剤を全身的投与した場合と同様な症状が現れることがある。
(高齢者への使用)
一般に高齢者では副作用が現れやすいので、大量又は長期にわたる広範囲の密封法(ODT)等の使用に際しては注意する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への使用)
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に対しては大量又は長期にわたる広範囲の使用を避ける[妊婦に対する安全性は確立していない]。
(小児等への使用)
長期・大量使用又は密封法(ODT)により、発育障害を来す恐れがある。また、おむつは密封法(ODT)と同様の作用があるので注意する。
(適用上の注意)
使用部位:眼科用として使用しない。
使用方法:患者に化粧下、ひげそり後などに使用することのないよう注意する。
(取扱い上の注意)
安定性試験:最終包装製品を用いた長期保存試験(なりゆき室温)の結果、外観及び含量等は規格の範囲内であり、デキサメタゾンプロピオン酸エステルクリーム0.1%「日医工」及びデキサメタゾンプロピオン酸エステル軟膏0.1%「日医工」は通常の市場流通下において5年間安定であることが確認された。
(保管上の注意)
遮光。