処方薬
オキシドール

オキシドールの添付文書

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効果・効能

  1. 創傷・潰瘍の殺菌・消毒。

  2. 外耳・中耳の炎症、鼻炎、咽喉頭炎、扁桃炎などの粘膜の炎症。

  3. 口腔粘膜の消毒、う窩及び根管の清掃・消毒、歯の清浄、口内炎の洗口。

用法・用量

  1. 創傷・潰瘍:原液のままあるいは2~3倍希釈して塗布・洗浄する。

  2. 耳鼻咽喉:原液のまま塗布、滴下あるいは2~10倍(耳科の場合、時にグリセリン、アルコールで希釈する)希釈して洗浄、噴霧、含嗽に用いる。

  3. 口腔:口腔粘膜の消毒、う窩及び根管の清掃・消毒、歯の清浄には原液又は2倍希釈して洗浄・拭掃する。口内炎の洗口には10倍希釈して洗口する。

副作用

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

  1. 重大な副作用

    空気塞栓(頻度不明):空気塞栓を起こすことがあるので、循環動態異常を認めた場合など空気塞栓が疑われる症状が見られた場合は、速やかに本剤の使用を中止し、適切な処置を行う。

  2. その他の副作用

    口腔:連用により口腔粘膜刺激(頻度不明)。

使用上の注意

(禁忌)

瘻孔、挫創等本剤を使用した際に体腔にしみ込む恐れのある部位。

(重要な基本的注意)

長期間又は広範囲に使用しない。

(適用上の注意)

人体:

  1. 投与経路:外用にのみ使用し、内服しない。

  2. 使用時

    1. 眼に入らないよう注意する(入った場合には水でよく洗い流す)。
    2. 易刺激性の部位に使用する場合には、正常の部位に使用する場合よりも低濃度とすることが望ましい。
    3. 深い創傷に使用する場合の希釈液としては、注射用蒸留水か滅菌精製水を用い、水道水や精製水を用いない。

(その他の注意)

長期大量経口投与によりマウスの十二指腸腫瘍の発生が認められたとの報告がある。

(保管上の注意)

遮光した気密容器に入れ、30℃以下。