処方薬
ステーブラOD錠0.1mg
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ステーブラOD錠0.1mgの基本情報

ステーブラOD錠0.1mgの概要

商品名 ステーブラOD錠0.1mg
一般名 イミダフェナシン口腔内崩壊錠
薬価・規格 51.4円 (0.1mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 小野薬品
ブランド ステーブラ錠0.1mg 他
YJコード 2590013F2031
レセプト電算コード 622051601
識別コード @517
添付文書PDFファイル

ステーブラOD錠0.1mgの主な効果と作用

  • 尿の回数が増えたり、尿意を強く感じたり、無意識に尿が出たりする症状を改善するお薬です。
  • 自分ではコントロールできない膀胱の過剰な収縮をおさえ、膀胱に尿をためやすくする働きがあります。

ステーブラOD錠0.1mgの用途

ステーブラOD錠0.1mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

便秘、口渇、口内乾燥、腹部膨満、過敏症、発疹、そう痒、眠気、味覚異常、めまい、頭痛

起こる可能性のある重大な副作用

尿閉、肝機能障害、AST上昇、ALT上昇、ビリルビン上昇、麻痺性イレウス、著しい便秘、腹部膨満感、幻覚、せん妄、QT延長、心室性頻拍、房室ブロック、徐脈、急性緑内障、眼圧亢進

上記以外の副作用

胃部不快感、腹部不快感、悪心、腹痛、下痢、食欲不振、消化不良、胃炎、嘔吐、口唇乾燥、異常便、口内炎、動悸、期外収縮、血圧上昇、咽喉頭疼痛、咳嗽、咽喉乾燥、嗄声、赤血球減少、白血球減少、血小板減少、排尿困難、残尿、尿中白血球陽性、尿中赤血球陽性、尿路感染、膀胱炎、腎盂腎炎、尿中蛋白陽性、クレアチニン増加、羞明、霧視、眼異常感、眼球乾燥、眼精疲労、眼瞼浮腫、浮腫、複視、γ-GTP上昇、アルカリホスファターゼ上昇、トリグリセリド増加、LDH増加、血中尿酸上昇、倦怠感、コレステロール増加、胸痛、背部痛、脱力感、皮膚乾燥、しびれ

ステーブラOD錠0.1mgの用法・用量

  • 通常、成人にはイミダフェナシンとして1回0.1mgを1日2回、朝食後及び夕食後に経口投与する
  • 効果不十分な場合は、イミダフェナシンとして1回0.2mg、1日0.4mgまで増量できる
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. イミダフェナシンとして1回0.1mgを1日2回投与し、効果不十分かつ安全性に問題がない場合に増量を検討すること
  • 本剤を1回0.2mg1日2回で投与開始した場合の有効性及び安全性は確立していない
  • 7.2. 中等度以上の肝障害のある患者については、1回0.1mgを1日2回投与とする〔9.3.1参照〕
  • 7.3. 重度腎障害のある患者については、1回0.1mgを1日2回投与とする〔9.2.1参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ステーブラOD錠0.1mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 消化管運動低下
    • 過敏症
    • 重症筋無力症
    • 重篤な心疾患
    • 腸管閉塞
    • 尿閉
    • 閉塞隅角緑内障
    • 麻痺性イレウス
    • 十二指腸閉塞
    • 幽門閉塞
    • 過活動膀胱の症状を明確に認識できない認知機能障害
    • 過活動膀胱の症状を明確に認識できない認知症
    • 消化管緊張低下
    • 潰瘍性大腸炎
    • 甲状腺機能亢進症
    • 前立腺肥大症
    • 脳血管障害
    • 排尿困難
    • パーキンソン症状
    • 不整脈
    • 重度腎障害
    • 軽度肝障害
    • 下部尿路閉塞疾患
    • 認知機能障害
    • 認知症
    • 軽度腎障害
    • 中等度腎障害
    • 中等度以上の肝障害

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ステーブラOD錠0.1mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
薬物代謝酵素<CYP3A4>を阻害する薬剤 本剤のCmaxは約1.3倍上昇しAUCは約1.8倍に上昇
イトラコナゾール 本剤のCmaxは約1.3倍上昇しAUCは約1.8倍に上昇
エリスロマイシン 本剤のCmaxは約1.3倍上昇しAUCは約1.8倍に上昇
クラリスロマイシン 本剤のCmaxは約1.3倍上昇しAUCは約1.8倍に上昇
抗コリン作用を有する薬剤 口内乾燥、便秘、排尿困難
三環系抗うつ剤 口内乾燥、便秘、排尿困難
フェノチアジン系薬剤 口内乾燥、便秘、排尿困難
モノアミン酸化酵素阻害剤 口内乾燥、便秘、排尿困難

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ステーブラOD錠0.1mgに関係する解説

抗コリン薬(神経因性膀胱、過活動膀胱)

  • ステーブラOD錠0.1mgは、抗コリン薬(神経因性膀胱、過活動膀胱)に分類される。
  • 抗コリン薬(神経因性膀胱、過活動膀胱)とは、神経伝達物質アセチルコリンの働きを阻害する作用(抗コリン作用)により膀胱の過剰な収縮を抑え、神経因性膀胱や過活動膀胱などによる尿意切迫感や頻尿などを改善する薬。

抗コリン薬(神経因性膀胱、過活動膀胱)の代表的な商品名

  • ネオキシ、ポラキス
  • バップフォー
  • ウリトス、ステーブラ
  • ベシケア
  • トビエース
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