処方薬
デトルシトールカプセル4mg
先発

デトルシトールカプセル4mgの基本情報

デトルシトールカプセル4mgの概要

商品名 デトルシトールカプセル4mg
一般名 トルテロジン酒石酸塩カプセル
薬価・規格 99.8円 (4mg1カプセル)
薬の形状
内用薬 > カプセル剤 > カプセル
内用薬 > カプセル剤 > カプセルのアイコン
製造会社 ヴィアトリス製薬
ブランド デトルシトールカプセル2mg 他
YJコード 2590012M2028
レセプト電算コード 620003484
識別コード @4
添付文書PDFファイル

デトルシトールカプセル4mgの主な効果と作用

  • 尿の回数が増えたり、尿意を強く感じたり、無意識に尿が出たりする症状を改善するお薬です。
  • 自分ではコントロールできない膀胱の過剰な収縮をおさえ、膀胱に尿をためやすくする働きがあります。

デトルシトールカプセル4mgの用途

デトルシトールカプセル4mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

口内乾燥、便秘、消化不良、腹痛、頭痛、眼球乾燥、嘔気、鼓腸放屁、下痢、嘔吐、傾眠

起こる可能性のある重大な副作用

尿閉、アナフィラキシー、血管浮腫

上記以外の副作用

めまい、知覚減退、心悸亢進、頻脈、排尿障害、排尿困難、尿失禁、膀胱違和感、皮膚乾燥、発疹、味覚倒錯、疲労、口渇、鼻炎、末梢浮腫、視力異常、霧視、腹部不快感、腹部膨満、幻覚、健忘、一過性記憶喪失、失見当識、心電図QT延長、皮膚そう痒症、潮紅、ほてり、発赤

デトルシトールカプセル4mgの用法・用量

  • 通常、成人にはトルテロジン酒石酸塩として4mgを1日1回経口投与する
    • なお、患者の忍容性に応じて減量する
  • (用法及び用量に関連する注意)腎障害がある患者、肝障害がある患者、又はマクロライド系抗生物質を併用及びアゾール系抗真菌薬を併用等のチトクロムP450分子種<CYP3A4>阻害薬を併用している患者においては、トルテロジン酒石酸塩として2mgを1日1回経口投与する〔9.2腎機能障害患者、9.3肝機能障害患者の項、10.2参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

デトルシトールカプセル4mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 胃アトニー
    • 過敏症
    • 重症筋無力症
    • 重篤な心疾患
    • 腸アトニー
    • 尿閉
    • 麻痺性イレウス
    • 眼圧が調節できない閉塞隅角緑内障
    • 認知機能障害で過活動膀胱の自覚症状の把握が困難
    • 認知症で過活動膀胱の自覚症状の把握が困難
    • 慢性尿閉に伴う溢流性尿失禁
    • 潰瘍性大腸炎
    • 肝機能障害
    • 肝障害
    • 狭心症
    • 虚血性心疾患
    • 甲状腺機能亢進症
    • 腎機能障害
    • 腎障害
    • 脳血管障害
    • パーキンソン症状
    • QT延長症候群
    • クラス1A抗不整脈薬投与中
    • クラス3抗不整脈薬投与中
    • アゾール系抗真菌薬を併用
    • チトクロムP450分子種<CYP3A4>阻害薬を併用
    • マクロライド系抗生物質を併用
    • 胃腸管運動が低下
    • 眼圧が調節可能な閉塞隅角緑内障
    • 認知機能障害
    • 認知症
    • 排尿困難のある前立腺肥大
    • 溢流性尿失禁

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

デトルシトールカプセル4mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
1a群不整脈用剤 QT間隔の更なる延長
キニジン QT間隔の更なる延長
プロカインアミド QT間隔の更なる延長
3群不整脈用剤 QT間隔の更なる延長
アミオダロン QT間隔の更なる延長
ソタロール QT間隔の更なる延長
抗コリン作用を有する薬剤 口内乾燥、便秘、排尿困難、視力異常
抗コリン性抗パーキンソン病薬 口内乾燥、便秘、排尿困難、視力異常
抗コリン作用を有する消化性潰瘍治療剤 口内乾燥、便秘、排尿困難、視力異常
薬物代謝酵素<CYP3A4>を阻害する薬剤 トルテロジン及びDD01の血清中濃度上昇に伴い効果や副作用の増強
マクロライド系抗生物質 トルテロジン及びDD01の血清中濃度上昇に伴い効果や副作用の増強
エリスロマイシン トルテロジン及びDD01の血清中濃度上昇に伴い効果や副作用の増強
クラリスロマイシン トルテロジン及びDD01の血清中濃度上昇に伴い効果や副作用の増強
アゾール系抗真菌剤 トルテロジン及びDD01の血清中濃度上昇に伴い効果や副作用の増強
イトラコナゾール トルテロジン及びDD01の血清中濃度上昇に伴い効果や副作用の増強
ミコナゾール トルテロジン及びDD01の血清中濃度上昇に伴い効果や副作用の増強
シクロスポリン トルテロジン及びDD01の血清中濃度上昇に伴い効果や副作用の増強
ビンブラスチン トルテロジン及びDD01の血清中濃度上昇に伴い効果や副作用の増強

デトルシトールカプセル4mgと主成分が同じ薬

  • 内用薬 > カプセル剤 > カプセルのアイコン
    薬価 99.8円 (4mg1カプセル)
    薬の形状 内用薬 > カプセル剤 > カプセル
    製造会社 ヴィアトリス製薬
    先発
  • 内用薬 > カプセル剤 > カプセルのアイコン
    薬価 58.2円 (2mg1カプセル)
    薬の形状 内用薬 > カプセル剤 > カプセル
    製造会社 ヴィアトリス製薬
    先発
主成分が同じ薬をすべて見る

デトルシトールカプセル4mgに関係する解説

抗コリン薬(神経因性膀胱、過活動膀胱)

  • デトルシトールカプセル4mgは、抗コリン薬(神経因性膀胱、過活動膀胱)に分類される。
  • 抗コリン薬(神経因性膀胱、過活動膀胱)とは、神経伝達物質アセチルコリンの働きを阻害する作用(抗コリン作用)により膀胱の過剰な収縮を抑え、神経因性膀胱や過活動膀胱などによる尿意切迫感や頻尿などを改善する薬。

抗コリン薬(神経因性膀胱、過活動膀胱)の代表的な商品名

  • ネオキシ、ポラキス
  • バップフォー
  • ウリトス、ステーブラ
  • ベシケア
  • トビエース
抗コリン薬(神経因性膀胱、過活動膀胱)についての詳しい解説を見る