ベシケアOD錠2.5mgの副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
便秘、口内乾燥、白血球数増多、白血球数減少、血小板数増多、血小板数減少、狭心症、上室性期外収縮、心室性期外収縮、回転性めまい、霧視
起こる可能性のある重大な副作用
肝機能障害、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、Al-P上昇、総ビリルビン上昇、ショック、アナフィラキシー、蕁麻疹、呼吸困難、血圧低下、尿閉、QT延長、心室頻拍、Torsades de Pointes、房室ブロック、洞不全症候群、高度徐脈、麻痺性イレウス、著しい便秘、腹部膨満、幻覚、せん妄、急性緑内障発作、眼圧亢進、嘔気、頭痛、眼痛、視力低下
上記以外の副作用
眼調節障害、乾性角結膜炎、腹部不快感、腹痛、下腹部痛、上腹部痛、下痢、消化不良、硬便、胃炎、萎縮性胃炎、舌炎、悪心、胃不快感、口内炎、舌変色、胸部不快感、胸痛、倦怠感、発熱、膀胱炎、尿路感染、気管支炎、鼻咽頭炎、上気道感染、尿沈渣陽性、CK上昇、K上昇、尿酸上昇、総コレステロール上昇、尿糖陽性、関節痛、背部痛、側腹部痛、浮動性めまい、味覚異常、傾眠、不眠症、排尿困難、膿尿、排尿躊躇、クレアチニン上昇、BUN上昇、尿蛋白陽性、咳嗽、鼻乾燥、咽頭不快感、皮膚乾燥、湿疹、皮膚そう痒症、発疹、潮紅、高血圧、徐脈、心房細動、頻脈、動悸、嘔吐、胃食道逆流性疾患、口の感覚鈍麻、浮腫、食欲減退、筋力低下、認知機能障害、発声障害、血管浮腫、多形紅斑、剥脱性皮膚炎
ベシケアOD錠2.5mgの用法・用量
- 通常、成人にはコハク酸ソリフェナシンとして5mgを1日1回経口投与する
- なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日最高投与量は10mgまでとする
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. 中等度肝機能障害患者(Child-Pugh分類B)への投与は1日1回2.5mgから開始し、慎重に投与し、投与量の上限は1日1回5mgまでとする
- 軽度肝機能障害患者(Child-Pugh分類A)への投与は1日1回5mgから開始し、増量に際しては副作用発現に留意し、患者の状態を十分に観察しながら慎重に行うこと〔9.3.2、9.3.3、9.8高齢者の項参照〕
- 7.2. 重度腎機能障害患者(クレアチニンクリアランス30mL/min未満)への投与は1日1回2.5mgから開始し、慎重に投与し、投与量の上限は1日1回5mgまでとする
- 軽度及び中等度腎機能障害患者(クレアチニンクリアランス30mL/min以上かつ80mL/min以下)への投与は1日1回5mgから開始し、増量に際しては副作用発現に留意し、患者の状態を十分に観察しながら慎重に行うこと〔9.2.1、9.2.2、9.8高齢者の項参照〕
- 7.3. 高齢者では1日1回5mgから投与を開始し、増量に際しては副作用発現に留意し、患者の状態を十分に観察しながら慎重に行うこと〔9.8高齢者の項参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
抗コリン作用を有する薬剤 |
口内乾燥、便秘、排尿困難 |
三環系抗うつ剤 |
口内乾燥、便秘、排尿困難 |
フェノチアジン系薬剤 |
口内乾燥、便秘、排尿困難 |
モノアミン酸化酵素阻害剤 |
口内乾燥、便秘、排尿困難 |
アゾール系抗真菌剤 |
口内乾燥、便秘、排尿困難 |
イトラコナゾール |
口内乾燥、便秘、排尿困難 |
フルコナゾール |
口内乾燥、便秘、排尿困難 |
ミコナゾール |
口内乾燥、便秘、排尿困難 |
リファンピシン類 |
本剤の作用が減弱 |
フェニトイン |
本剤の作用が減弱 |
カルバマゼピン |
本剤の作用が減弱 |
QTを延長する薬剤 |
QT延長 |