処方薬
ベシケアOD錠2.5mg
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ベシケアOD錠2.5mgの基本情報

ベシケアOD錠2.5mgの概要

商品名 ベシケアOD錠2.5mg
一般名 コハク酸ソリフェナシン口腔内崩壊錠
薬価・規格 54.8円 (2.5mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
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製造会社 アステラス製薬
ブランド ベシケア錠2.5mg 他
YJコード 2590011F3020
レセプト電算コード 622047501
識別コード 2.5ベシケアOD
添付文書PDFファイル

ベシケアOD錠2.5mgの主な効果と作用

  • 尿の回数が増えたり、尿意を強く感じたり、無意識に尿が出たりする症状を改善するお薬です。
  • 自分ではコントロールできない膀胱の過剰な収縮をおさえ、膀胱に尿をためやすくする働きがあります。

ベシケアOD錠2.5mgの用途

ベシケアOD錠2.5mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

便秘、口内乾燥、白血球数増多、白血球数減少、血小板数増多、血小板数減少、狭心症、上室性期外収縮、心室性期外収縮、回転性めまい、霧視

起こる可能性のある重大な副作用

肝機能障害、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、Al-P上昇、総ビリルビン上昇、ショック、アナフィラキシー、蕁麻疹、呼吸困難、血圧低下、尿閉、QT延長、心室頻拍、Torsades de Pointes、房室ブロック、洞不全症候群、高度徐脈、麻痺性イレウス、著しい便秘、腹部膨満、幻覚、せん妄、急性緑内障発作、眼圧亢進、嘔気、頭痛、眼痛、視力低下

上記以外の副作用

眼調節障害、乾性角結膜炎、腹部不快感、腹痛、下腹部痛、上腹部痛、下痢、消化不良、硬便、胃炎、萎縮性胃炎、舌炎、悪心、胃不快感、口内炎、舌変色、胸部不快感、胸痛、倦怠感、発熱、膀胱炎、尿路感染、気管支炎、鼻咽頭炎、上気道感染、尿沈渣陽性、CK上昇、K上昇、尿酸上昇、総コレステロール上昇、尿糖陽性、関節痛、背部痛、側腹部痛、浮動性めまい、味覚異常、傾眠、不眠症、排尿困難、膿尿、排尿躊躇、クレアチニン上昇、BUN上昇、尿蛋白陽性、咳嗽、鼻乾燥、咽頭不快感、皮膚乾燥、湿疹、皮膚そう痒症、発疹、潮紅、高血圧、徐脈、心房細動、頻脈、動悸、嘔吐、胃食道逆流性疾患、口の感覚鈍麻、浮腫、食欲減退、筋力低下、認知機能障害、発声障害、血管浮腫、多形紅斑、剥脱性皮膚炎

ベシケアOD錠2.5mgの用法・用量

  • 通常、成人にはコハク酸ソリフェナシンとして5mgを1日1回経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日最高投与量は10mgまでとする
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 中等度肝機能障害患者(Child-Pugh分類B)への投与は1日1回2.5mgから開始し、慎重に投与し、投与量の上限は1日1回5mgまでとする
  • 軽度肝機能障害患者(Child-Pugh分類A)への投与は1日1回5mgから開始し、増量に際しては副作用発現に留意し、患者の状態を十分に観察しながら慎重に行うこと〔9.3.2、9.3.3、9.8高齢者の項参照〕
  • 7.2. 重度腎機能障害患者(クレアチニンクリアランス30mL/min未満)への投与は1日1回2.5mgから開始し、慎重に投与し、投与量の上限は1日1回5mgまでとする
  • 軽度及び中等度腎機能障害患者(クレアチニンクリアランス30mL/min以上かつ80mL/min以下)への投与は1日1回5mgから開始し、増量に際しては副作用発現に留意し、患者の状態を十分に観察しながら慎重に行うこと〔9.2.1、9.2.2、9.8高齢者の項参照〕
  • 7.3. 高齢者では1日1回5mgから投与を開始し、増量に際しては副作用発現に留意し、患者の状態を十分に観察しながら慎重に行うこと〔9.8高齢者の項参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ベシケアOD錠2.5mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 胃アトニー
    • 過敏症
    • 重症筋無力症
    • 重篤な心疾患
    • 腸アトニー
    • 腸管閉塞
    • 尿閉
    • 閉塞隅角緑内障
    • 麻痺性イレウス
    • 十二指腸閉塞
    • 重度肝機能障害
    • 過活動膀胱の症状を明確に認識できない認知機能障害
    • 過活動膀胱の症状を明確に認識できない認知症
    • 幽門部閉塞
    • Child-Pugh分類C
    • 中等度肝機能障害
    • 重度腎機能障害
    • クレアチニンクリアランス30mL/min未満
    • Child-Pugh分類B
    • 潰瘍性大腸炎
    • 甲状腺機能亢進症
    • 前立腺肥大症
    • 脳血管障害
    • 排尿困難
    • パーキンソン症状
    • QT延長症候群
    • 軽度腎機能障害
    • 中等度腎機能障害
    • クレアチニンクリアランス30mL/min以上かつ80mL/min以下
    • 下部尿路閉塞疾患
    • 認知機能障害
    • 認知症
    • 排尿筋収縮障害
    • 軽度肝機能障害
    • 軽度及び中等度腎機能障害
    • Child-Pugh分類A

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ベシケアOD錠2.5mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
抗コリン作用を有する薬剤 口内乾燥、便秘、排尿困難
三環系抗うつ剤 口内乾燥、便秘、排尿困難
フェノチアジン系薬剤 口内乾燥、便秘、排尿困難
モノアミン酸化酵素阻害剤 口内乾燥、便秘、排尿困難
アゾール系抗真菌剤 口内乾燥、便秘、排尿困難
イトラコナゾール 口内乾燥、便秘、排尿困難
フルコナゾール 口内乾燥、便秘、排尿困難
ミコナゾール 口内乾燥、便秘、排尿困難
リファンピシン類 本剤の作用が減弱
フェニトイン 本剤の作用が減弱
カルバマゼピン 本剤の作用が減弱
QTを延長する薬剤 QT延長

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ベシケアOD錠2.5mgに関係する解説

抗コリン薬(神経因性膀胱、過活動膀胱)

  • ベシケアOD錠2.5mgは、抗コリン薬(神経因性膀胱、過活動膀胱)に分類される。
  • 抗コリン薬(神経因性膀胱、過活動膀胱)とは、神経伝達物質アセチルコリンの働きを阻害する作用(抗コリン作用)により膀胱の過剰な収縮を抑え、神経因性膀胱や過活動膀胱などによる尿意切迫感や頻尿などを改善する薬。

抗コリン薬(神経因性膀胱、過活動膀胱)の代表的な商品名

  • ネオキシ、ポラキス
  • バップフォー
  • ウリトス、ステーブラ
  • ベシケア
  • トビエース
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