ヘルミチンS坐剤の添付文書
添付文書PDFファイル
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効果・効能
痔核・裂肛の症状(出血、疼痛、腫脹、痒感)の緩解。
肛門部手術創。
用法・用量
1回1個を、1日1~3回肛門内に挿入する。
副作用
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
過敏症:(頻度不明)発疹、そう痒、局所刺激感[発現した場合には、投与を中止する]。
皮膚:(頻度不明)皮膚色素沈着。
使用上の注意
(禁忌)
リドカイン又はアニリド系局所麻酔剤及びアミノ安息香酸エチルに対し、過敏症の既往歴のある患者。
乳幼児。
(重要な基本的注意)
長期連続投与を避け、やむを得ない場合には原則として1カ月に20日程度(1週間に5日以内)の投与にとどめる[精神神経系障害が現れる恐れがある]。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
(小児等への投与)
乳幼児:投与しない[アミノ安息香酸エチルの投与により、乳幼児にメトヘモグロビン血症が発現したとの報告がある]。
小児:小児に対する安全性は確立していない。
(その他の注意)
ビスマス塩類(次硝酸ビスマス、次没食子酸ビスマス等)1日3~20gの連続経口投与(1カ月~数年間)により、間代性痙攣、昏迷、錯乱、運動障害等の精神神経系障害(初期症状:不安、不快感、記憶力減退、頭痛、無力感、注意力低下、振戦等)が現れたとの報告がある(これらの報告によれば、症状は投与中止後数週間~数カ月で回復している)。
(取扱い上の注意)
15℃以下で保存することが望ましい。
注意:夏期の高温時には、坐剤がやわらかくなり挿入しにくくなることがあるので、このような場合には冷やしてから使用すると挿入しやすい。また、冷やし過ぎて坐剤が固くなりすぎた場合には、しばらく手で温め表面をやわらかくしてから使用すると良い。