処方薬
ブセレリン点鼻液0.15%「F」
後発

ブセレリン点鼻液0.15%「F」の基本情報

ブセレリン点鼻液0.15%「F」の概要

商品名 ブセレリン点鼻液0.15%「F」
一般名 ブセレリン酢酸塩15.75mg10mL点鼻液
薬価・規格 4757.6円 (15.75mg10mL1瓶)
薬の形状
外用薬 > 目・耳鼻用剤 > 噴霧剤
外用薬 > 目・耳鼻用剤 > 噴霧剤のアイコン
製造会社 富士製薬
YJコード 2499701R1095
レセプト電算コード 621287301
添付文書PDFファイル

ブセレリン点鼻液0.15%「F」の主な効果と作用

  • 女性(黄体・卵胞)ホルモンの働きをおさえ、子宮内膜細胞の増殖をおさえる働きがあります。
  • 子宮筋腫を縮小し、子宮筋腫に伴う諸症状を改善するお薬です。
  • 子宮内膜症を治療するお薬です。
  • 思春期の体の発育が早すぎたときに用いるお薬です。
  • 不妊症を治療するお薬です。
  • 卵胞の成熟を促す働きがあります。
  • 女性(黄体・卵胞)ホルモンの働きをおさえ、早発排卵を防ぐ働きがあります。

ブセレリン点鼻液0.15%「F」の用途

ブセレリン点鼻液0.15%「F」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

ほてり、疲労、帯下、乳房緊満、ざ瘡、過敏症、発疹、蕁麻疹、食欲亢進、嘔気、嘔吐

起こる可能性のある重大な副作用

ショック、アナフィラキシー、呼吸困難、熱感、全身紅潮、血圧低下、更年期障害様のうつ症状、脱毛、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、血小板減少、白血球減少、大量の不正出血、卵巣のう胞破裂、膨満感、下腹部痛、下腹部圧痛、肝機能障害、黄疸、AST上昇、ALT上昇、糖尿病、糖尿病増悪

上記以外の副作用

腹痛、腹部膨満感、食欲減退、便秘、下痢、口渇、LDH上昇、ビリルビン上昇、肩こり、関節痛、腰痛、頸部痛、背部痛、頭痛、めまい、多汗、神経過敏、傾眠、不眠、しびれ感、動悸、浮腫、鼻炎、体重増加、倦怠、トリグリセライド上昇、耳鳴、低エストロゲン症状、腟炎、性交痛、視力異常、眼精疲労、卵巣機能不全、卵巣過剰刺激症候群、乳汁分泌、多毛、皮膚乾燥、骨疼痛、疼痛、四肢疼痛、昏迷、片頭痛、咽頭痛、喘息様症状、甲状腺腫大、下垂体腺腫、難聴、卵巣のう胞、リビドー減退、外陰部そう痒感、そう痒、腟乾燥、子宮萎縮、卵巣過剰刺激症状、乳房萎縮、乳房痛、爪のわれ、湿疹、口内炎、Al-P上昇、γ-GTP上昇、痙攣、筋肉痛、胸痛、嗄声、不安、健忘、四肢冷感、血圧上昇、鼻出血、貧血、咳、耐糖能悪化、体重減少、悪寒、発熱、コレステロール上昇、脱力感、味覚異常、嗅覚異常

ブセレリン点鼻液0.15%「F」の用法・用量

  • 〈子宮内膜症、子宮筋腫〉通常、成人には1回あたり左右の鼻腔に各々1噴霧(1回あたりブセレリンとして計300μg)を1日3回、月経周期1~2日目より投与する
    • なお、症状により適宜増減する
  • 〈中枢性思春期早発症〉左右の鼻腔に各々1噴霧投与を1回投与(1回あたりブセレリンとして計300μg)とし、通常1日3~6回投与する
  • 効果不十分のときは皮下注射法に切り替える
  • 本剤の効果は、本剤投与前と比較した投与2週以降におけるGnRHテストの血中LH、FSHの反応性の低下及び血中性ステロイドの低下で判断する
  • 〈生殖補助医療における卵胞成熟〉左右の鼻腔に各々1噴霧投与を1回投与(1回あたりブセレリンとして計300μg)とし、通常、採卵の34~36時間前に2回投与するが、患者の反応に応じて、投与回数は1回~4回の範囲で適宜調節する
  • 〈生殖補助医療における早発排卵の防止〉通常、1回あたり左右の鼻腔に各々1噴霧(1回あたりブセレリンとして計300μg)を1日2~3回投与し、十分な効果が得られない場合は、1日4回投与することができる
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈子宮内膜症、子宮筋腫〉GnRH誘導体製剤の6ヶ月を超える継続投与は原則として行わないこと〔8.2参照〕
  • 7.2. 〈子宮内膜症、子宮筋腫〉子宮内膜症、子宮筋腫の場合、治療に際しては妊娠していないことを確認し、必ず月経周期1~2日目より投与を開始すること
    • また、子宮内膜症、子宮筋腫の治療期間中は避妊させること〔2.2、9.5妊婦の項参照〕
  • 7.3. 〈生殖補助医療における卵胞成熟〉生殖補助医療における卵胞成熟の場合、超音波検査や血清エストラジオール濃度により十分な卵胞の発育を確認した上で投与すること
  • 7.4. 〈生殖補助医療における早発排卵の防止〉次のいずれかの方法で投与する
  • ・ 〈生殖補助医療における早発排卵の防止〉通常、調節卵巣刺激を行う前の月経周期の黄体期中期又は2日目から本剤の投与を開始し、下垂体脱感作を確認した後に調節卵巣刺激を開始し、調節卵巣刺激に引き続く最終的な卵胞成熟の誘発まで本剤の投与を継続する
  • ・ 〈生殖補助医療における早発排卵の防止〉通常、調節卵巣刺激を行う月経周期の1又は2日目から本剤の投与を開始し、調節卵巣刺激に引き続く最終的な卵胞成熟の誘発まで本剤の投与を継続する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ブセレリン点鼻液0.15%「F」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 診断のつかない異常性器出血
    • 下垂体腫瘍
    • 肝機能障害
    • 冠動脈疾患
    • 高血圧症
    • 甲状腺機能低下
    • 高プロラクチン血症
    • 粘膜下筋腫
    • 糖尿病
    • 脳血管障害
    • 副腎機能低下
    • 視床下部腫瘍
    • うつ状態
    • うつ病

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ブセレリン点鼻液0.15%「F」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
性ホルモン製剤 本剤の効果を減弱
エストラジオール誘導体 本剤の効果を減弱
エストリオール誘導体 本剤の効果を減弱
結合型エストロゲン 本剤の効果を減弱
黄体・卵胞ホルモン混合製剤 本剤の効果を減弱
両性混合ホルモン剤 本剤の効果を減弱
糖尿病用薬 作用を減弱
インスリン製剤 作用を減弱
グリベンクラミド 作用を減弱

ブセレリン点鼻液0.15%「F」と主成分が同じ薬

主成分が同じ薬をすべて見る