シグニフォーLAR筋注用キット10mgの副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
下痢、腹痛、悪心、腹部膨満、胆石症、脱毛症、疲労、貧血、副腎機能不全、頭痛、浮動性めまい
起こる可能性のある重大な副作用
高血糖、糖尿病、糖尿病増悪、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡、徐脈、肝機能障害、ALT増加、AST増加、γ-GTP増加、黄疸、顕著な肝機能検査値異常、QT延長
上記以外の副作用
嘔吐、胆嚢炎、胆汁うっ滞、血中CK増加、グリコヘモグロビン増加、リパーゼ増加、血中アミラーゼ増加、血中コルチゾール減少、プロトロンビン時間延長、注射部位疼痛、低血糖、食欲減退
シグニフォーLAR筋注用キット10mgの用法・用量
- 通常、成人にはパシレオチドとして10mgを4週毎に、臀部筋肉内に注射する
- なお、患者の状態に応じて適宜増量できるが、最高用量は40mgとする
- (用法及び用量に関連する注意)7.3. 用量は40mgを上限とし、血中・尿中コルチゾール値、臨床症状等により、10mg~40mgの範囲で適宜増減できる
- なお、40mgまで増量しても改善がみられない場合には、他の治療法への切替えを考慮すること
- 7.4. 中等度<Child-Pugh分類クラスB>の肝機能障害のある患者では、10mgを4週毎に臀部筋肉内に注射する(なお、患者の状態に応じて適宜増量できるが、最高用量は20mgとする)〔8.3、9.3.2、16.6.2参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
シグニフォーLAR筋注用キット10mgの注意が必要な飲み合わせ
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
シクロスポリン<経口> |
血中濃度が低下 |
抗不整脈剤 |
QT延長を起こす又は悪化 |
QTを延長する薬剤 |
QT延長を起こす又は悪化 |
β-遮断剤 |
重度の徐脈、心ブロック |
アテノロール |
重度の徐脈、心ブロック |
カルシウム拮抗剤 |
重度の徐脈、心ブロック |
ベラパミル |
重度の徐脈、心ブロック |
ジルチアゼム |
重度の徐脈、心ブロック |
水分や電解質を補正する薬剤 |
重度の徐脈、心ブロック |
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>の基質となる薬剤 |
血中濃度を上昇 |
キニジン |
血中濃度を上昇 |
ブロモクリプチン |
類薬<オクトレオチド>でブロモクリプチンのAUCが上昇 |
インスリン製剤 |
低血糖 |
血糖降下剤 |
低血糖 |