処方薬
バイエッタ皮下注10μgペン300
先発

バイエッタ皮下注10μgペン300の基本情報

バイエッタ皮下注10μgペン300の概要

商品名 バイエッタ皮下注10μgペン300
一般名 エキセナチドキット(1)
薬価・規格 8237.0円 (300μg1キット(10μg))
薬の形状
注射薬 > キット類 > キット類
注射薬 > キット類 > キット類のアイコン
製造会社 アストラゼネカ
ブランド バイエッタ皮下注5μgペン300 他
YJコード 2499411G2022
レセプト電算コード 622038401
添付文書PDFファイル

バイエッタ皮下注10μgペン300の主な効果と作用

  • 糖尿病を治療するお薬です。
  • 血糖に応じてインスリンの分泌を促し、血糖値を改善する働きがあります。

バイエッタ皮下注10μgペン300の用途

バイエッタ皮下注10μgペン300の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

悪心、嘔吐、下痢、便秘、腹部膨満、食欲減退、腹部不快感、血糖値低下、浮動性めまい、味覚異常、消化不良

起こる可能性のある重大な副作用

低血糖、低血糖症状、脱力感、高度空腹感、冷汗、顔面蒼白、動悸、振戦、頭痛、めまい、嘔気、知覚異常、急性膵炎、嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛、重篤な低血糖症状、意識消失、腎不全、急性腎障害、慢性腎不全悪化、クレアチニン上昇、腎機能障害、透析を必要、膵炎、壊死性膵炎、出血性膵炎、致命的経過、アナフィラキシー反応、血管浮腫、腸閉塞、高度便秘、持続する腹痛、胆嚢炎、胆管炎、胆汁うっ滞性黄疸

上記以外の副作用

上腹部痛、胃炎、十二指腸炎、逆流性食道炎、鼓腸、おくび、下腹部痛、肝機能異常、血中クレアチニン増加、体重減少、発疹、じん麻疹、注射部位紅斑、注射部位そう痒感、注射部位不快感、注射部位疼痛、注射部位発疹、注射部位湿疹、倦怠感、冷感、胸部不快感、CK上昇、脱水、傾眠、胃排出遅延、胆石症、代謝異常、多汗症、全身性そう痒症、斑状皮疹、丘疹、脱毛症、注射部位出血、注射部位腫脹、神経過敏、神経緊張

バイエッタ皮下注10μgペン300の用法・用量

  • 通常、成人には、エキセナチドとして、1回5μgを1日2回朝夕食前に皮下注射する
  • 投与開始から1ヵ月以上の経過観察後、患者の状態に応じて1回10μg、1日2回投与に増量できる
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 本剤の投与は原則として朝夕食前60分以内に行い、食後の投与は行わないこと
  • 7.2. 本剤の投与は1回5μg、1日2回より開始すること
  • 1回5μgから10μgに増量した後に、低血糖や胃腸障害が増加する傾向が認められているため、少なくとも投与開始から1ヵ月以上経過観察を行い、また、有効性と安全性を考慮して、1回10μg、1日2回への増量の可否を慎重に判断すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

バイエッタ皮下注10μgペン300の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 重症感染症
    • 手術
    • 糖尿病性前昏睡
    • 糖尿病性ケトアシドーシス
    • 糖尿病性昏睡
    • 透析
    • 1型糖尿病
    • 重度腎機能障害
    • 緊急
    • クレアチニンクリアランス[CLCR]が30mL/min未満
    • 栄養不良状態
    • 過度のアルコール摂取
    • 肝機能障害
    • 肝障害
    • 飢餓状態
    • 膵炎
    • 腸閉塞
    • 低血糖
    • 脳下垂体機能不全
    • 激しい筋肉運動
    • 不規則な食事摂取
    • 副腎機能不全
    • 軽度腎機能障害
    • 重度肝機能障害
    • 食事摂取量不足
    • 中等度腎機能障害
    • 腹部手術
    • 糖尿病胃不全麻痺
    • インスリン依存状態
    • 重度胃腸障害
    • ALTが基準値上限の2.5倍以上
    • ASTが基準値上限の2.5倍以上
    • CLCR=30~50mL/min
    • CLCR=50~80mL/min

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

バイエッタ皮下注10μgペン300の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
腎障害を有する薬剤 腎不全、急性腎障害、慢性腎不全悪化、クレアチニン上昇、腎機能障害、透析を必要
糖尿病用薬 低血糖
ビグアナイド系製剤 低血糖
スルホニルウレア系薬剤 低血糖、低血糖のリスクが増加
速効型食後血糖降下剤 低血糖
α-グルコシダーゼ阻害剤 低血糖
チアゾリジン系薬剤 低血糖
DPP-4阻害剤 低血糖
インスリン製剤 低血糖
SGLT2阻害剤 低血糖
糖尿病用薬及び糖尿病用薬の血糖降下作用を増強する薬剤 低血糖
β-遮断剤 低血糖
サリチル酸製剤 低血糖
モノアミン酸化酵素阻害剤 低血糖
糖尿病用薬及び糖尿病用薬の血糖降下作用を減弱する薬剤 血糖値が上昇してコントロール不良
エピネフリン 血糖値が上昇してコントロール不良
副腎皮質ホルモン剤 血糖値が上昇してコントロール不良
甲状腺ホルモン剤 血糖値が上昇してコントロール不良
吸収遅延により効果が減弱される薬剤<経口> 作用の発現を遅らせる
抗生物質<経口> 作用の発現を遅らせる
経口避妊薬 作用の発現を遅らせる
クマリン系薬剤<経口> tmaxが約2時間遅延、出血をともなうINR増加
ワルファリンカリウム<経口> tmaxが約2時間遅延、出血をともなうINR増加
HMG-CoA還元酵素阻害剤<経口> AUCが40%・Cmaxが28%低下、tmaxが4時間遅延

バイエッタ皮下注10μgペン300と主成分が同じ薬

  • 注射薬 > キット類 > キット類のアイコン
    薬価 8237.0円 (300μg1キット(10μg))
    薬の形状 注射薬 > キット類 > キット類
    製造会社 アストラゼネカ
    先発
  • 注射薬 > キット類 > キット類のアイコン
    薬価 8237.0円 (300μg1キット(5μg))
    薬の形状 注射薬 > キット類 > キット類
    製造会社 アストラゼネカ
    先発
主成分が同じ薬をすべて見る

バイエッタ皮下注10μgペン300に関係する解説

GLP-1受容体作動薬

  • バイエッタ皮下注10μgペン300は、GLP-1受容体作動薬に分類される。
  • GLP-1受容体作動薬とは、膵臓からのインスリン分泌を促し、分泌されたインスリンによって血糖値を下げる薬。

GLP-1受容体作動薬の代表的な商品名

  • ビクトーザ
  • バイエッタ
  • リキスミア
  • トルリシティ
  • オゼンピック
  • リベルサス
GLP-1受容体作動薬についての詳しい解説を見る