処方薬
リュープリン注射用キット3.75mg
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リュープリン注射用キット3.75mgの基本情報

リュープリン注射用キット3.75mgの概要

商品名 リュープリン注射用キット3.75mg
一般名 リュープロレリン酢酸塩キット
薬価・規格 24716.0円 (3.75mg1筒)
薬の形状
注射薬 > キット類 > キット類
注射薬 > キット類 > キット類のアイコン
製造会社 武田薬品
ブランド リュープリン注射用3.75mg 他
YJコード 2499407G2050
レセプト電算コード 620555401
添付文書PDFファイル

リュープリン注射用キット3.75mgの主な効果と作用

  • 腫瘍を治療するお薬です。
  • 子宮筋腫を縮小し、子宮筋腫に伴う諸症状を改善するお薬です。
  • 子宮内膜症を治療するお薬です。
  • 思春期の体の発育が早すぎたときに用いるお薬です。
  • 精巣からの男性ホルモンの分泌をおさえる働きがあります。
  • 卵巣からの女性(卵胞)ホルモンの分泌をおさえる働きがあります。
  • あなたの病気や症状に合わせて処方されたお薬です。

リュープリン注射用キット3.75mgの用途

リュープリン注射用キット3.75mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

頭痛、骨疼痛、疼痛、低エストロゲン症状、ほてり、熱感、のぼせ、肩こり、不眠、めまい、発汗

起こる可能性のある重大な副作用

骨疼痛の一過性増悪、尿路閉塞、脊髄圧迫、更年期障害様のうつ状態、心不全、肝機能障害、黄疸、AST上昇、ALT上昇、糖尿病、糖尿病増悪、下垂体卒中、視力障害、視野障害、心筋梗塞、脳梗塞、静脈血栓症、肺塞栓症、血栓塞栓症、間質性肺炎、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、アナフィラキシー、うつ状態

上記以外の副作用

関節痛、LDH上昇、発熱、性欲減退、冷感、視覚障害、情緒不安定、不正出血、腟乾燥、性交痛、腟炎、帯下増加、卵巣過剰刺激症状、乳房疼痛、乳房緊満感、乳房萎縮、手指のこわばり、こわばり、腰痛、筋肉痛、筋痙攣、骨塩量低下、血清リン上昇、高カルシウム血症、ざ瘡、皮膚乾燥、脱毛、多毛、爪異常、眠気、いらいら感、記憶力低下、注意力低下、知覚異常、過敏症、発疹、AL-P上昇、γ-GTP上昇、ビリルビン上昇、悪心、嘔吐、食欲不振、腹痛、腹部膨満感、下痢、便秘、口内炎、口渇、心悸亢進、血圧上昇、赤血球増多、貧血、白血球減少、血小板減少、部分トロンボプラスチン時間延長、頻尿、排尿困難、BUN上昇、硬結、発赤、疲労、倦怠感、脱力感、口唇のしびれ、四肢のしびれ、手根管症候群、耳鳴、難聴、胸部不快感、浮腫、体重増加、下肢痛、息苦しさ、総コレステロール上昇、LDLコレステロール上昇、トリグリセライド上昇、高カリウム血症、顔面潮紅、勃起障害、女性化乳房、睾丸萎縮、会陰部不快感、肩疼痛、腰疼痛、四肢疼痛、歩行困難、皮膚炎、頭部発毛、血尿、心電図異常、心胸比増大、胸部圧迫感、悪寒、尿酸上昇、血糖値上昇、痙攣、そう痒、膿瘍、腫脹、潰瘍、肉芽腫、腫瘤、壊死、注射部位反応、体重減少、味覚異常、甲状腺機能異常

リュープリン注射用キット3.75mgの用法・用量

  • 〈子宮内膜症〉通常、成人には4週に1回リュープロレリン酢酸塩として3.75mgを皮下に投与する
  • ただし、体重が50kg未満の患者では1.88mgを投与することができる
    • なお、初回投与は月経周期1~5日目に行う
  • 〈子宮筋腫〉通常、成人には4週に1回リュープロレリン酢酸塩として1.88mgを皮下に投与する
  • ただし、体重の重い患者、子宮腫大が高度の患者では3.75mgを投与する
    • なお、初回投与は月経周期1~5日目に行う
  • 〈中枢性思春期早発症〉通常、4週に1回リュープロレリン酢酸塩として30μg/kgを皮下に投与する
    • なお、症状に応じて180μg/kgまで増量できる
  • 〈閉経前乳癌、前立腺癌〉通常、成人には4週に1回リュープロレリン酢酸塩として3.75mgを皮下に投与する
  • 投与に際しては、注射針を上にしてプランジャーロッドを押して、懸濁用液全量を粉末部に移動させ、泡立てないように注意しながら、十分に懸濁して用いる
  • 投与量の調節が不可能なため、1回当たり全量投与が必要な患者にのみ使用すること
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈効能共通〉本剤は4週間持続の徐放性製剤であり、4週を超える間隔で投与すると下垂体-性腺系刺激作用により性腺ホルモン濃度が再度上昇し、臨床所見が一過性に悪化するおそれがあるので、4週に1回の用法を遵守すること
  • 7.2. 〈子宮内膜症、子宮筋腫〉一般的に投与量の増加に伴って副作用の発現率が高くなる傾向がみられるので、投与量の決定にあたっては、用法・用量に示された体重、子宮腫大の程度に留意すること〔17.1.2参照〕
  • 7.3. 〈子宮内膜症、子宮筋腫〉子宮内膜症、子宮筋腫の場合、治療に際しては妊娠していないことを確認し、必ず月経周期1~5日目より投与を開始すること
    • また、子宮内膜症、子宮筋腫の場合、治療期間中は非ホルモン性の避妊をさせること〔9.4生殖能を有する者の項参照〕
  • 7.4. 〈子宮内膜症、子宮筋腫〉エストロゲン低下作用に基づく骨塩量低下がみられることがあるので、6ヵ月を超える投与は原則として行わないこと(6ヵ月を超える投与の安全性は確立していない)〔8.5参照〕
  • 7.5. 〈中枢性思春期早発症〉適用にあたっては、患者の体重や症状等から適切と考えられた用量を超えないように注意して使用すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

リュープリン注射用キット3.75mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

リュープリン注射用キット3.75mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
性ホルモン製剤 本剤の効果を減弱
エストラジオール誘導体 本剤の効果を減弱
エストリオール誘導体 本剤の効果を減弱
結合型エストロゲン 本剤の効果を減弱
黄体・卵胞ホルモン混合製剤 本剤の効果を減弱
両性混合ホルモン剤 本剤の効果を減弱

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