ヒューマログミックス25注ミリオペンの副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
浮腫、発疹、過敏症、アレルギー、そう痒感、蕁麻疹、代謝異常、高血糖、血糖値上昇、治療後神経障害、有痛性神経障害
起こる可能性のある重大な副作用
低血糖、脱力感、倦怠感、高度空腹感、冷汗、顔面蒼白、動悸、振戦、頭痛、めまい、嘔気、視覚異常、不安、興奮、神経過敏、集中力低下、精神障害、痙攣、意識障害、意識混濁、昏睡、低血糖昏睡、重篤な転帰、中枢神経系の不可逆的障害、低血糖症状、アナフィラキシーショック、血管神経性浮腫、呼吸困難、血圧低下、頻脈、発汗、全身発疹
上記以外の副作用
糖尿病網膜症の顕在化、糖尿病網膜症増悪、眼の屈折異常、局所反応、腫脹、疼痛、硬結、発赤、リポジストロフィー、皮下脂肪萎縮、皮下脂肪肥厚、皮膚アミロイドーシス、肝機能異常
ヒューマログミックス25注ミリオペンの用法・用量
- 本剤は、超速効型インスリンアナログであるインスリンリスプロと中間型インスリンリスプロを25:75の割合で含有する混合製剤である
- 通常、成人では1回4~20単位を1日2回、朝食直前と夕食直前に皮下注射する
- 投与量は、患者の症状及び検査所見に応じて増減するが、維持量としては通常1日4~80単位である
- (用法及び用量に関連する注意)本剤は、超速効型のインスリンリスプロの速やかな効果発現と、中間型インスリンリスプロの持続作用が保持されている
- インスリンリスプロの超速効作用のために、速効型インスリンを含む混合製剤(通常食事の30分前に投与)と異なり食直前(15分以内)に投与を行うこと
- [投与時間]1). 本剤:食前15分以内
- 2). 速効型インスリンを含む混合製剤:食前30分前
- また、他のインスリン製剤から本剤に変更する場合にも、その作用特性や薬物動態を考慮し、必要に応じて投与量を増減するなど、慎重に行うこと(用量の調整には、初回の投与から数週間あるいは数ヵ月間必要になることがある)
- 臨床試験において他のインスリン製剤からの切り替え時に一過性低血糖増加が認められたため注意すること
- なお、糖尿病性昏睡、急性感染症、手術等緊急の場合は、本剤のみで処置することは適当でなく、速効型インスリン製剤を使用すること〔16.1.1、16.8.1、17.1.1参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
ヒューマログミックス25注ミリオペンの注意が必要な飲み合わせ
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
糖尿病用薬 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
ビグアナイド系製剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
スルホニルウレア系薬剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
速効型食後血糖降下剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
α-グルコシダーゼ阻害剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
チアゾリジン系薬剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
DPP-4阻害剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
GLP-1アナログ |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
SGLT2阻害剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
モノアミン酸化酵素阻害剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
三環系抗うつ剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
塩酸ノルトリプチリン |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
サリチル酸製剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
アスピリン |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
エテンザミド |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
シクロホスファミド水和物 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
β-遮断剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
プロプラノロール |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
アテノロール |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
ピンドロール |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
クマリン系抗凝血剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
ワルファリンカリウム |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
クロラムフェニコール |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
ベザフィブラート |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
サルファ剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
コハク酸シベンゾリン |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
ジソピラミド |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
塩酸ピルメノール |
血糖降下作用の増強による低血糖症状 |
蛋白同化ステロイド |
血糖降下作用の増強による低血糖症状、血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
メスタノロン |
血糖降下作用の増強による低血糖症状、血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
ソマトスタチンアナログ製剤 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状、血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
オクトレオチド酢酸塩 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状、血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
ランレオチド酢酸塩 |
血糖降下作用の増強による低血糖症状、血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
チアジド系薬剤 |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
トリクロルメチアジド |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
副腎皮質ホルモン剤 |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
プレドニゾロン |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
トリアムシノロン |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
ACTH |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
エピネフリン |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
グルカゴン |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
甲状腺ホルモン剤 |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
レボチロキシン |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
乾燥甲状腺 |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
成長ホルモン |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
ソマトロピン |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
卵胞ホルモン |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
エチニルエストラジオール |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
結合型エストロゲン |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
経口避妊薬 |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
ニコチン酸製剤 |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
濃グリセリン |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
イソニアジド |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
ダナゾール |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
フェニトイン |
血糖降下作用の減弱による高血糖症状 |
ACE阻害剤 |
低血糖 |
ピオグリタゾン |
浮腫、心不全 |