リノロサール注射液2mg(0.4%)の副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
浮腫、関節の不安定化、疼痛増悪、腫脹増悪、圧痛増悪、組織萎縮による陥没、月経異常、クッシング症候群様症状、下痢、悪心、嘔吐
起こる可能性のある重大な副作用
誘発感染症、感染症増悪、B型肝炎ウイルス増殖による肝炎、続発性副腎皮質機能不全、糖尿病、消化管潰瘍、消化管穿孔、膵炎、精神変調、うつ状態、痙攣、骨粗鬆症、大腿骨頭無菌性壊死、骨頭無菌性壊死、上腕骨頭無菌性壊死、ミオパチー、緑内障、後嚢白内障、眼圧亢進、血栓症、ショック、アナフィラキシー、呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹
上記以外の副作用
胃痛、胸やけ、腹部膨満感、口渇、食欲不振、食欲亢進、多幸症、不眠、頭痛、めまい、筋肉痛、関節痛、満月様顔貌、野牛肩、窒素負平衡、脂肪肝、血圧上昇、低カリウム性アルカローシス、中心性漿液性網脈絡膜症、網膜障害、眼球突出、白血球増多、発疹、ざ瘡、多毛、脱毛、皮膚色素沈着、皮下溢血、紫斑、皮膚線条、皮膚そう痒、発汗異常、顔面紅斑、脂肪織炎、発熱、疲労感、ステロイド腎症、体重増加、精子数増減、精子運動性増減、創傷治癒障害、皮膚菲薄化、皮膚脆弱化、結合組織菲薄化、結合組織脆弱化、しゃっくり
リノロサール注射液2mg(0.4%)の用法・用量
- 次記用量は年齢、症状により適宜増減する
- 〈静脈内注射〉ベタメタゾンとして、通常成人1回2~8mgを3~6時間毎に静脈内注射する
- 〈点滴静脈内注射〉ベタメタゾンとして、通常成人1回2~10mgを1日1~2回点滴静脈内注射する
- 〈筋肉内注射〉ベタメタゾンとして、通常成人1回2~8mgを3~6時間毎に筋肉内注射する
- 〈関節腔内注射〉ベタメタゾンとして、通常成人1回1~5mgを関節腔内注射する
- 原則として投与間隔を2週間以上とすること
- 〈軟組織内注射〉ベタメタゾンとして、通常成人1回1~5mgを軟組織内注射する
- 原則として投与間隔を2週間以上とすること
- 〈腱鞘内注射〉ベタメタゾンとして、通常成人1回1~5mgを腱鞘内注射する
- 原則として投与間隔を2週間以上とすること
- 〈滑液嚢内注入〉ベタメタゾンとして、通常成人1回1~5mgを滑液嚢内注入する
- 原則として投与間隔を2週間以上とすること
- 〈硬膜外注射〉ベタメタゾンとして、通常成人1回2~10mgを硬膜外注射する
- 原則として投与間隔を2週間以上とすること
- 〈脊髄腔内注入〉ベタメタゾンとして、通常成人1回1~5mgを週1~3回脊髄腔内注入する
- 〈胸腔内注入〉ベタメタゾンとして、通常成人1回1~5mgを週1~3回胸腔内注入する
- 〈卵管腔内注入〉ベタメタゾンとして、通常成人1回0.4~1mgを卵管腔内注入する
- 〈注腸〉ベタメタゾンとして、通常成人1回0.4~6mgを直腸内注入する
- 〈結膜下注射〉ベタメタゾンとして、通常成人1回0.4~2mgを結膜下注射する
- その際の液量は0.2~0.5mLとする
- 〈球後注射〉ベタメタゾンとして、通常成人1回0.8~4mgを球後注射する
- その際の液量は0.5~1.0mLとする
- 〈点眼〉ベタメタゾンとして、通常成人1回0.25~1mg/mL溶液1~2滴を1日3~8回点眼する
- 〈ネブライザー〉ベタメタゾンとして、通常成人1回0.1~2mgを1日1~3回ネブライザーで投与する
- 〈鼻腔内注入〉ベタメタゾンとして、通常成人1回0.1~2mgを1日1~3回鼻腔内注入する
- 〈副鼻腔内注入〉ベタメタゾンとして、通常成人1回0.1~2mgを1日1~3回副鼻腔内注入する
- 〈鼻甲介内注射〉ベタメタゾンとして、通常成人1回1~5mgを鼻甲介内注射する
- 〈鼻茸内注射〉ベタメタゾンとして、通常成人1回1~5mgを鼻茸内注射する
- 〈喉頭・気管注入〉ベタメタゾンとして、通常成人1回0.1~2mgを1日1~3回喉頭あるいは気管注入する
- 〈中耳腔内注入〉ベタメタゾンとして、通常成人1回0.1~2mgを1日1~3回中耳腔内注入する
- 〈耳管内注入〉ベタメタゾンとして、通常成人1回0.1~2mgを1日1~3回耳管内注入する
- 〈食道注入〉ベタメタゾンとして、通常成人1回1~2mgを食道注入する
- 〈唾液腺管内注入〉ベタメタゾンとして、通常成人1回0.5~1mgを唾液腺管内注入する
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈眼科領域〉本剤の投与により、重篤な副作用があらわれることがあるので、原則として、眼科領域で2週間以上の長期投与は避けること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
リノロサール注射液2mg(0.4%)の注意が必要な飲み合わせ
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
生ワクチン |
ワクチン由来の感染を増強又は持続 |
デスモプレシン酢酸塩水和物<男性における夜間多尿による夜間頻尿> |
低ナトリウム血症 |
バルビツール酸誘導体 |
本剤の作用が減弱 |
フェノバルビタール |
本剤の作用が減弱 |
フェニトイン |
本剤の作用が減弱 |
リファンピシン類 |
本剤の作用が減弱 |
サリチル酸製剤 |
サリチル酸中毒 |
アスピリン |
サリチル酸中毒 |
アスピリンダイアルミネート |
サリチル酸中毒 |
サザピリン |
サリチル酸中毒 |
血液凝固阻止剤 |
作用を減弱 |
ワルファリンカリウム |
作用を減弱 |
糖尿病用薬 |
効果を減弱 |
ビグアナイド系製剤 |
効果を減弱 |
スルホニルウレア系薬剤 |
効果を減弱 |
速効型食後血糖降下剤 |
効果を減弱 |
α-グルコシダーゼ阻害剤 |
効果を減弱 |
チアゾリジン系薬剤 |
効果を減弱 |
DPP-4阻害剤 |
効果を減弱 |
GLP-1アナログ |
効果を減弱 |
SGLT2阻害剤 |
効果を減弱 |
インスリン製剤 |
効果を減弱 |
利尿剤<カリウム保持性利尿剤を除く> |
低カリウム血症 |
フロセミド |
低カリウム血症 |
アセタゾラミド |
低カリウム血症 |
トリクロルメチアジド |
低カリウム血症 |
シクロスポリン |
血中濃度が上昇 |
エリスロマイシン |
本剤の作用が増強 |
非脱分極性筋弛緩剤 |
筋弛緩作用が減弱又は増強 |
パンクロニウム臭化物 |
筋弛緩作用が減弱又は増強 |
ベクロニウム臭化物 |
筋弛緩作用が減弱又は増強 |
塩酸リトドリン |
肺水腫 |
キノロン系抗菌剤 |
腱障害のリスクを増加 |
レボフロキサシン |
腱障害のリスクを増加 |
メシル酸ガレノキサシン |
腱障害のリスクを増加 |
ワクチン |
神経障害、抗体反応の欠如 |
種痘 |
神経障害、抗体反応の欠如 |