処方薬
ケナコルト-A筋注用関節腔内用水懸注40mg/1mL

ケナコルト-A筋注用関節腔内用水懸注40mg/1mLの基本情報

ケナコルト-A筋注用関節腔内用水懸注40mg/1mLの概要

商品名 ケナコルト-A筋注用関節腔内用水懸注40mg/1mL
一般名 トリアムシノロンアセトニド注射液
薬価・規格 785.0円 (40mg1瓶)
薬の形状
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製造会社 BMS
ブランド ケナコルト-A皮内用関節腔内用水懸注50mg/5mL 他
YJコード 2454402A3033
レセプト電算コード 620004660
添付文書PDFファイル

ケナコルト-A筋注用関節腔内用水懸注40mg/1mLの主な効果と作用

  • 炎症アレルギー、過剰な免疫力をおさえる働きのほか様々な働きがあります。
  • あなたの病気や症状に合わせて処方されたお薬です。

ケナコルト-A筋注用関節腔内用水懸注40mg/1mLの用途

ケナコルト-A筋注用関節腔内用水懸注40mg/1mLの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

浮腫、月経異常、下痢、悪心、嘔吐、胃痛、胸やけ、腹部膨満感、口渇、食欲不振、食欲亢進

起こる可能性のある重大な副作用

誘発感染症、感染症増悪、続発性副腎皮質機能不全、糖尿病、消化性潰瘍、膵炎、精神変調、うつ状態、痙攣、骨粗鬆症、大腿骨頭無菌性壊死、骨頭無菌性壊死、上腕骨頭無菌性壊死、ミオパシー、緑内障、後嚢白内障、血栓症、ショック、アナフィラキシー、呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹、失明、視力障害、網膜動脈閉塞、腱断裂

上記以外の副作用

多幸症、不眠、頭痛、めまい、筋肉痛、関節痛、関節の不安定化、疼痛、疼痛増悪、腫脹、腫脹増悪、圧痛増悪、結晶誘発性滑膜炎、組織萎縮による陥没、満月様顔貌、野牛肩、窒素負平衡、脂肪肝、血圧上昇、低カリウム性アルカローシス、中心性漿液性網脈絡膜症、網膜障害、眼球突出、白血球増多、ざ瘡、多毛、脱毛、皮膚色素沈着、皮下溢血、紫斑、皮膚線条、皮膚そう痒、発汗異常、顔面紅斑、創傷治癒障害、皮膚菲薄化、皮膚脆弱化、皮膚色素脱失、脂肪織炎、発熱、疲労感、ステロイド腎症、体重増加、精子数増減、精子運動性増減

ケナコルト-A筋注用関節腔内用水懸注40mg/1mLの用法・用量

  • 〈筋肉内注射〉通常、成人にはトリアムシノロンアセトニドとして1回20~80mgを1~2週おきに筋肉内注射する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • 〈関節腔内注射、軟組織内注射、腱鞘内注射、滑液嚢内注入〉通常、成人にはトリアムシノロンアセトニドとして1回2~40mgを関節腔内注射、軟組織内注射、腱鞘内注射又は滑液嚢内注入する
  • 原則として投与間隔を2週間以上とすること
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • 〈ネブライザー〉通常、成人にはトリアムシノロンアセトニドとして1回2~10mgを1日1~3回ネブライザーで投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • 〈鼻腔内注入、副鼻腔内注入、喉頭・気管注入、中耳腔内注入、耳管内注入〉通常、成人にはトリアムシノロンアセトニドとして1回2~10mgを1日1~3回鼻腔内注入、副鼻腔内注入、喉頭あるいは気管注入、中耳腔内注入又は耳管内注入する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • 〈鼻甲介内注射、鼻茸内注射〉通常、成人にはトリアムシノロンアセトニドとして1回2~40mgを鼻甲介内注射又は鼻茸内注射する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • 〈食道注入〉通常、成人にはトリアムシノロンアセトニドとして1回2mgを食道注入する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ケナコルト-A筋注用関節腔内用水懸注40mg/1mLの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 感染症のある関節腔内
    • 動揺関節の関節腔内
    • 感染症のある滑液嚢内
    • 感染症のある腱周囲
    • 感染症のある腱鞘内
    • デスモプレシン酢酸塩水和物投与中<男性における夜間多尿による夜間頻尿>
    • 急性心筋梗塞
    • 結核性疾患
    • 血栓症
    • 高血圧症
    • 後嚢白内障
    • 最近行った内臓の手術創
    • 消化性潰瘍
    • 精神病
    • 全身の真菌症
    • 単純疱疹性角膜炎
    • 電解質異常
    • 有効な抗菌剤の存在しない感染症
    • 緑内障
    • 甲状腺機能低下
    • 骨粗鬆症
    • 脂肪肝
    • 脂肪塞栓症
    • 重症筋無力症
    • 腎不全
    • 糖尿病
    • 慢性肝疾患
    • 薬物に過敏な喘息
    • 食物に過敏な喘息
    • 添加物に過敏な喘息
    • B型肝炎ウイルスキャリア
    • 投与開始前にHBs抗原陰性
    • 感染症<有効な抗菌剤の存在しない感染症・全身の真菌症を除く>

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ケナコルト-A筋注用関節腔内用水懸注40mg/1mLの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
デスモプレシン酢酸塩水和物<男性における夜間多尿による夜間頻尿> 低ナトリウム血症
バルビツール酸誘導体 本剤の作用が減弱
フェノバルビタール 本剤の作用が減弱
フェニトイン 本剤の作用が減弱
リファンピシン類 本剤の作用が減弱
サリチル酸製剤 血清中のサリチル酸誘導体の濃度が増加しサリチル酸中毒
アスピリン 血清中のサリチル酸誘導体の濃度が増加しサリチル酸中毒
アスピリンダイアルミネート 血清中のサリチル酸誘導体の濃度が増加しサリチル酸中毒
サザピリン 血清中のサリチル酸誘導体の濃度が増加しサリチル酸中毒
血液凝固阻止剤 作用を減弱
ワルファリンカリウム 作用を減弱
糖尿病用薬 効果を減弱
ビグアナイド系製剤 効果を減弱
スルホニルウレア系薬剤 効果を減弱
速効型食後血糖降下剤 効果を減弱
α-グルコシダーゼ阻害剤 効果を減弱
チアゾリジン系薬剤 効果を減弱
DPP-4阻害剤 効果を減弱
GLP-1アナログ 効果を減弱
SGLT2阻害剤 効果を減弱
インスリン製剤 効果を減弱
利尿剤<カリウム保持性利尿剤を除く> 低カリウム血症
トリクロルメチアジド 低カリウム血症
アセタゾラミド 低カリウム血症
フロセミド 低カリウム血症
注射用アムホテリシンB 低カリウム血症
シクロスポリン 血中濃度が上昇
エリスロマイシン 本剤の作用が増強
卵胞ホルモン 本剤の作用が増強
非脱分極性筋弛緩剤 筋弛緩作用が減弱
パンクロニウム臭化物 筋弛緩作用が減弱
ベクロニウム臭化物 筋弛緩作用が減弱
強心配糖体製剤 ジギタリス中毒
ジゴキシン ジギタリス中毒
ジギトキシン ジギタリス中毒
成長ホルモン 成長促進作用が抑制
ソマトロピン 成長促進作用が抑制
ワクチン 神経障害、抗体反応の欠如
種痘 神経障害、抗体反応の欠如

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ケナコルト-A筋注用関節腔内用水懸注40mg/1mLに関係する解説

副腎皮質ホルモン(ステロイド内服薬・注射剤)

  • ケナコルト-A筋注用関節腔内用水懸注40mg/1mLは、副腎皮質ホルモン(ステロイド内服薬・注射剤)に分類される。
  • 副腎皮質ホルモン(ステロイド内服薬・注射剤)とは、抗炎症作用、免疫抑制作用などにより、アレルギー性疾患、自己免疫疾患、血液疾患など多くの疾患・病態の治療に用いられる薬。

副腎皮質ホルモン(ステロイド内服薬・注射剤)の代表的な商品名

  • プレドニン、プレドニゾロン
  • メドロール
  • デカドロン
  • ゼンタコート
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