処方薬
レナデックス錠4mg
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レナデックス錠4mgの基本情報

レナデックス錠4mgの概要

商品名 レナデックス錠4mg
一般名 デキサメタゾン錠(2)
薬価・規格 164.8円 (4mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 BMS
YJコード 2454002F2023
レセプト電算コード 621997701
識別コード EM28
添付文書PDFファイル

レナデックス錠4mgの主な効果と作用

  • 腫瘍細胞の増殖をおさえる働きがあります。
  • 多発性骨髄腫を治療するお薬です。
  • あなたの病気や症状に合わせて処方されたお薬です。

レナデックス錠4mgの用途

レナデックス錠4mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

好中球減少症、血小板減少症、貧血、血管浮腫、浮腫、高血糖、末梢性浮腫、体重増加、体重減少、食欲不振、不眠症

起こる可能性のある重大な副作用

誘発感染症、感染症増悪、B型肝炎ウイルス増殖による肝炎、うつ状態、血栓塞栓症、続発性副腎皮質機能不全、糖尿病、消化性潰瘍、骨粗鬆症、大腿骨頭無菌性壊死、骨頭無菌性壊死、上腕骨頭無菌性壊死、ミオパチー、後嚢白内障、消化管穿孔、膵炎、精神変調、痙攣、脊椎圧迫骨折、長骨病的骨折、緑内障、眼圧亢進、腫瘍崩壊症候群

上記以外の副作用

錯感覚、味覚異常、末梢性ニューロパチー、頭痛、浮動性めまい、うつ病、振戦、気分動揺、錯乱状態、傾眠、不安、霧視、気管支炎、便秘、腹痛、消化不良、下痢、紅斑、筋痙攣、筋脱力、筋痛、無力症、疲労、発熱、粘膜炎症、白血球増多、月経異常、代謝異常、低カリウム性アルカローシス、満月様顔貌、野牛肩、窒素負平衡、脂肪肝、食欲亢進、めまい、多幸症、網膜障害、眼球突出、悪心、嘔吐、胃痛、胸やけ、腹部膨満感、口渇、発疹、ざ瘡、多毛、脱毛、皮膚色素沈着、皮下いっ血、紫斑、皮膚線条、皮膚そう痒、発汗異常、顔面紅斑、創傷治癒障害、皮膚脆弱化、脂肪織炎、関節痛、ステロイド腎症、血圧上昇、精子数異常、精子運動性異常、しゃっくり

レナデックス錠4mgの用法・用量

  • 通常、成人にはデキサメタゾンとして40mgを1日1回、4日間経口投与する
    • なお、投与量及び投与日数は、患者の状態及び併用する他の抗悪性腫瘍剤により適宜減ずる
  • (用法及び用量に関連する注意)本剤を単独又は他の抗悪性腫瘍剤との併用で使用する場合の投与量、投与スケジュール等については、学会のガイドライン等、最新の情報を参考に投与すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

レナデックス錠4mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • リルピビリン使用中
    • RPV・TAF・FTC使用中
    • デスモプレシン酢酸塩水和物使用中<男性における夜間多尿による夜間頻尿>
    • リルピビリン塩酸塩・ドルテグラビルナトリウム使用中
    • 急性心筋梗塞
    • 結核性疾患
    • 血栓症
    • 高血圧症
    • 後嚢白内障
    • 最近行った内臓の手術創
    • 消化性潰瘍
    • 精神病
    • 全身の真菌症
    • 単純疱疹性角膜炎
    • 電解質異常
    • 有効な抗菌剤の存在しない感染症
    • 緑内障
    • コントロール不良の糖尿病
    • 褐色細胞腫
    • 肝硬変
    • 甲状腺機能低下
    • 骨粗鬆症
    • 脂肪肝
    • 脂肪塞栓症
    • 重症筋無力症
    • 腎不全
    • 慢性肝疾患
    • B型肝炎ウイルスキャリア
    • 投与開始前にHBs抗原陰性
    • 感染症<有効な抗菌剤の存在しない感染症・全身の真菌症を除く>
    • 糖尿病<コントロール不良の糖尿病を除く>
    • パラガングリオーマ

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

レナデックス錠4mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
生ワクチン ワクチン由来の感染を増強又は持続
デスモプレシン酢酸塩水和物<男性における夜間多尿による夜間頻尿> 低ナトリウム血症
リルピビリン 血中濃度を低下させ作用を減弱
リルピビリン・テノホビル アラフェナミド・エムトリシタビン 血中濃度を低下させ作用を減弱
ドルテグラビルナトリウム・リルピビリン塩酸塩 血中濃度を低下させ作用を減弱
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>の基質となる薬剤 血中濃度を低下させ作用を減弱
メシル酸イマチニブ 血中濃度を低下させ作用を減弱
エプレレノン 血中濃度を低下させ作用を減弱
臭化水素酸エレトリプタン 血中濃度を低下させ作用を減弱
塩酸ドネペジル 血中濃度を低下させ作用を減弱
カスポファンギン酢酸塩 血中濃度が低下
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>を誘導する薬剤 本剤の作用が減弱
バルビツール酸誘導体 本剤の作用が減弱
フェノバルビタール 本剤の作用が減弱
リファンピシン類 本剤の作用が減弱
カルバマゼピン 本剤の作用が減弱
フェニトイン 本剤の作用が減弱、血中濃度が上昇又は低下
HIVプロテアーゼ阻害剤 本剤のAUCが上昇、AUCが低下
リトナビル 本剤のAUCが上昇、AUCが低下
ホスアンプレナビルカルシウム水和物 本剤のAUCが上昇、AUCが低下
ダルナビルエタノール付加物 本剤のAUCが上昇、AUCが低下
アプレピタント 本剤の作用が増強
エンシトレルビルフマル酸 本剤の作用が増強
マクロライド系抗生物質 副腎皮質ホルモン剤の作用が増強
エリスロマイシン 副腎皮質ホルモン剤の作用が増強
アゾール系抗真菌剤 副腎皮質ホルモン剤の作用が増強
イトラコナゾール 副腎皮質ホルモン剤の作用が増強
メフロキン塩酸塩 本剤又はメフロキンの血中濃度が変動
シクロスポリン 血中濃度が上昇
サリチル酸製剤 血清中のサリチル酸誘導体の濃度が増加しサリチル酸中毒
アスピリン 血清中のサリチル酸誘導体の濃度が増加しサリチル酸中毒
血液凝固阻止剤 作用を減弱
ワルファリンカリウム 作用を減弱
経口糖尿病剤 作用を減弱
アセトヘキサミド 作用を減弱
インスリン製剤 作用を減弱
血圧降下剤 作用を減弱
利尿剤 作用を減弱
利尿剤<カリウム保持性利尿剤を除く> 低カリウム血症
トリクロルメチアジド 低カリウム血症
フロセミド 低カリウム血症
カルシウム受容体作動薬 血清カルシウム濃度が低下
エボカルセト 血清カルシウム濃度が低下
エテルカルセチド塩酸塩 血清カルシウム濃度が低下
シナカルセト塩酸塩 血清カルシウム濃度が低下
エフェドリン塩酸塩 副腎皮質ホルモン剤の代謝が促進され血中濃度が低下
サリドマイド 血栓症と血栓塞栓症のリスクを高める、中毒性表皮壊死症、Toxic Epidermal Necrolysis:TEN
インドメタシン製剤 デキサメタゾン抑制試験を実施すると試験結果が偽陰性
ワクチン 神経障害、抗体反応の欠如

レナデックス錠4mgと主成分が同じ薬

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    薬価 164.8円 (4mg1錠)
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レナデックス錠4mgに関係する解説

副腎皮質ホルモン(ステロイド内服薬・注射剤)

  • レナデックス錠4mgは、副腎皮質ホルモン(ステロイド内服薬・注射剤)に分類される。
  • 副腎皮質ホルモン(ステロイド内服薬・注射剤)とは、抗炎症作用、免疫抑制作用などにより、アレルギー性疾患、自己免疫疾患、血液疾患など多くの疾患・病態の治療に用いられる薬。

副腎皮質ホルモン(ステロイド内服薬・注射剤)の代表的な商品名

  • プレドニン、プレドニゾロン
  • メドロール
  • デカドロン
  • ゼンタコート
副腎皮質ホルモン(ステロイド内服薬・注射剤)についての詳しい解説を見る