処方薬
サクシゾン注射用100mg
後発

サクシゾン注射用100mgの基本情報

サクシゾン注射用100mgの概要

商品名 サクシゾン注射用100mg
一般名 ヒドロコルチゾンコハク酸エステルナトリウム注射用
薬価・規格 291.0円 (100mg1瓶(溶解液付))
薬の形状
注射薬 > 散剤 > 注射用
注射薬 > 散剤 > 注射用のアイコン
製造会社 武田テバ薬品
ブランド サクシゾン注射用100mg 他
YJコード 2452400D1092
レセプト電算コード 620008818
添付文書PDFファイル

サクシゾン注射用100mgの主な効果と作用

  • 炎症アレルギー、過剰な免疫力をおさえる働きのほか様々な働きがあります。
  • あなたの病気や症状に合わせて処方されたお薬です。

サクシゾン注射用100mgの用途

サクシゾン注射用100mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

浮腫、月経異常、クッシング様症状、膵炎、下痢、悪心、嘔吐、胃痛、胸やけ、腹部膨満感、口渇

起こる可能性のある重大な副作用

ショック、呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹、アナフィラキシー、感染症、感染症の徴候隠蔽、感染症悪化、B型肝炎ウイルス増殖による肝炎、続発性副腎皮質機能不全、骨粗鬆症、骨頭無菌性壊死、脊椎圧迫骨折、病的骨折、大腿骨頭無菌性壊死、上腕骨頭無菌性壊死、疼痛、胃腸穿孔、消化管出血、消化性潰瘍、ミオパシー、四肢麻痺、筋力低下、CK上昇、CPK上昇、血栓症、頭蓋内圧亢進、痙攣、精神変調、うつ状態、糖尿病、緑内障、後嚢白内障、眼圧亢進、心破裂、うっ血性心不全、食道炎、カポジ肉腫、腱断裂、アキレス腱断裂

上記以外の副作用

食欲不振、食欲亢進、徐脈、血圧降下、血圧上昇、多幸症、不眠、頭痛、眩暈、筋肉痛、関節痛、関節の不安定化、疼痛悪化、腫脹悪化、圧痛悪化、組織萎縮、陥没、満月様顔貌、野牛肩、窒素負平衡、低カリウム性アルカローシス、カリウム低下、ナトリウム貯留、AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、脂肪肝、中心性漿液性網脈絡膜症、網膜障害、眼球突出、白血球増多、創傷治癒障害、紫斑、皮下溢血、ざ瘡、多毛、脱毛、皮膚色素沈着、皮膚色素脱失、皮膚線条、発汗異常、皮膚菲薄化、皮膚脆弱化、脂肪織炎、過敏症、発疹、紅斑、そう痒、発熱、疲労感、ステロイド腎症、体重増加、精子数増減、精子運動性増減、無菌膿瘍、仮性脳腫瘍

サクシゾン注射用100mgの用法・用量

  • 1.用法・用量(ヒドロコルチゾンとして)は次のとおりである
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • 1).静脈内注射(気管支喘息以外の場合)、点滴静脈内注射(気管支喘息以外の場合)、筋肉内注射:ヒドロコルチゾンとして1回50~100mg、1日1~4回
  • 緊急時1回100~200mg
  • 2).関節腔内注射:ヒドロコルチゾンとして1回5~25mg、原則として投与間隔を2週間以上とする
  • 3).軟組織内注射:ヒドロコルチゾンとして1回12.5~25mg、原則として投与間隔を2週間以上とする
  • 4).硬膜外注射:ヒドロコルチゾンとして1回12.5~50mg、原則として投与間隔を2週間以上とする
  • 5).脊髄腔内注入:ヒドロコルチゾンとして1回10~25mg
  • 6).注腸:ヒドロコルチゾンとして1回50~100mg
  • 7).ネブライザー、鼻腔内注入、喉頭・気管注入:ヒドロコルチゾンとして1回10~15mg、1日1~3回
  • 8).食道注入:ヒドロコルチゾンとして1回25mg
  • 2.気管支喘息における静脈内注射又は点滴静脈内注射の用法・用量(ヒドロコルチゾンとして)は次のとおりである
  • 1).ヒドロコルチゾンとして初回投与量100~500mgを緩徐に静脈内注射又は点滴静脈内注射する
  • 症状が改善しない場合には、1回50~200mgを4~6時間毎に緩徐に追加投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • 2).2歳以上の小児には、ヒドロコルチゾンとして初回投与量5~7mg/kgを緩徐に静脈内注射又は点滴静脈内注射する
  • 症状が改善しない場合には、1回5~7mg/kgを6時間毎に緩徐に追加投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • 3).2歳未満の小児には、ヒドロコルチゾンとして初回投与量5mg/kgを緩徐に静脈内注射又は点滴静脈内注射する
  • 症状が改善しない場合には、1回5mg/kgを6~8時間毎に緩徐に追加投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

サクシゾン注射用100mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 感染症のある関節腔内
    • 動揺関節の関節腔内
    • 感染症のある腱周囲
    • デスモプレシン酢酸塩水和物投与中<男性における夜間多尿による夜間頻尿>
    • 急性心筋梗塞
    • 憩室炎
    • 結核性疾患
    • 血栓症
    • 高血圧症
    • 後嚢白内障
    • 最近行った内臓の手術創
    • 消化性潰瘍
    • 精神病
    • 全身の真菌症
    • 単純疱疹性角膜炎
    • 電解質異常
    • 有効な抗菌剤の存在しない感染症
    • 緑内障
    • 肝硬変
    • 感染症
    • 甲状腺機能低下
    • 骨粗鬆症
    • 脂肪肝
    • 脂肪塞栓症
    • 腎不全
    • 糖尿病
    • 潰瘍性大腸炎<切迫穿孔・膿瘍・他の化膿性感染症の疑いがある場合>
    • うっ血性心不全
    • アスピリン喘息
    • 薬物に過敏な喘息
    • 食物に過敏な喘息
    • 添加物に過敏な喘息
    • B型肝炎ウイルスキャリア
    • 投与開始前にHBs抗原陰性

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

サクシゾン注射用100mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
デスモプレシン酢酸塩水和物<男性における夜間多尿による夜間頻尿> 低ナトリウム血症
生ワクチン ワクチン株の異常増殖又は毒性の復帰
BCGワクチン ワクチン株の異常増殖又は毒性の復帰
エリスロマイシン 本剤の作用が増強
卵胞ホルモン 本剤の作用が増強
血液凝固阻止剤 作用を増強又は減弱
パルナパリンナトリウム 作用を増強又は減弱
ワルファリンカリウム 作用を増強又は減弱
非脱分極性筋弛緩剤 作用を増強又は減弱、ミオパシー、四肢麻痺
ベクロニウム臭化物 作用を増強又は減弱、ミオパシー、四肢麻痺
パンクロニウム臭化物 作用を増強又は減弱、ミオパシー、四肢麻痺
非ステロイド系抗炎症剤 消化器系の副作用<消化性潰瘍・消化管出血等>
サザピリン 消化器系の副作用<消化性潰瘍・消化管出血等>、サリチル酸中毒<眩暈・耳鳴・悪心・嘔吐・過呼吸・高熱・意識障害等の症状>
ジクロフェナク 消化器系の副作用<消化性潰瘍・消化管出血等>
カリウム排泄型利尿剤 低カリウム血症
トリクロルメチアジド 低カリウム血症
ヒドロクロロチアジド 低カリウム血症
フロセミド 低カリウム血症
β2-刺激剤 低カリウム血症
ジゴキシン 中毒
サリチル酸製剤 サリチル酸中毒<眩暈・耳鳴・悪心・嘔吐・過呼吸・高熱・意識障害等の症状>
アスピリン サリチル酸中毒<眩暈・耳鳴・悪心・嘔吐・過呼吸・高熱・意識障害等の症状>
バルビツール酸誘導体 本剤の作用が減弱
フェノバルビタール 本剤の作用が減弱
フェニトイン 本剤の作用が減弱
リファンピシン類 本剤の作用が減弱
経口糖尿病剤 当該薬剤の効果が減弱
アカルボース 当該薬剤の効果が減弱
トラザミド 当該薬剤の効果が減弱
トルブタミド 当該薬剤の効果が減弱
インスリン製剤 当該薬剤の効果が減弱
シクロスポリン 双方の血中濃度が上昇、痙攣
不活化ワクチン 効果を減弱

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