処方薬
ボスミン外用液0.1%

ボスミン外用液0.1%の基本情報

ボスミン外用液0.1%の概要

商品名 ボスミン外用液0.1%
一般名 アドレナリン液
薬価・規格 12.0円 (0.1%1mL)
薬の形状
外用薬 > 皮膚塗布剤 > 液
外用薬 > 皮膚塗布剤 > 液のアイコン
製造会社 第一三共
ブランド ボスミン注1mg 他
YJコード 2451700Q1032
レセプト電算コード 620518102
添付文書PDFファイル

ボスミン外用液0.1%の主な効果と作用

  • 気管支のけいれんをおさえる働きがあります。
  • 血管を収縮し、局所の出血や粘膜の充血・はれをおさえる働きがあります。
  • 出血や粘膜の充血・はれをおさえるお薬です。また、呼吸を楽にするお薬です。

ボスミン外用液0.1%の用途

  • 局所麻酔薬<粘膜面の表面麻酔に限る>の作用延長
  • 外創の局所出血
  • 気管支喘息気管支痙攣の緩解
  • 百日咳の気管支痙攣の緩解
  • 耳鼻咽喉科領域の局所出血
  • 耳鼻咽喉科領域の粘膜腫脹
  • 耳鼻咽喉科領域の粘膜充血
  • 手術時の局所出血の治療
  • 手術時の局所出血の予防

ボスミン外用液0.1%の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

心悸亢進、血圧変動、顔面潮紅、顔面蒼白、頭痛、振戦、発汗、神経過敏、悪心、過敏症、発疹

起こる可能性のある重大な副作用

全身性の症状、肺水腫、重篤な血清カリウム値低下、血清カリウム値低下作用が増強

上記以外の副作用

気道刺激症状、結膜過敏症状、眼瞼過敏症状、目のまわりの過敏症状、眼過敏症状、結膜充血、眼痛

ボスミン外用液0.1%の用法・用量

  • 〈気管支喘息および百日咳に基づく気管支痙攣の緩解〉通常5~10倍に希釈して吸入する
  • この場合、1回の投与量はアドレナリンとして0.3mg以内とすること
  • 2~5分間たって効果が不十分な場合でも、前記の投与をもう一度行うのを限度とする
  • 続けて用いる必要がある場合でも、少なくとも4~6時間の間隔をおくこと
  • 〈局所麻酔薬の作用延長〉血管収縮薬未添加の局所麻酔薬10mLに1~2滴(アドレナリン濃度1:10~20万)の割合に添加して用いる
  • 〈手術時の局所出血の予防と治療、耳鼻咽喉科領域における局所出血、耳鼻咽喉科領域における粘膜の充血・腫脹、外創における局所出血〉通常本剤(アドレナリン0.1%溶液)をそのままか、あるいは5~10倍希釈液を、直接塗布、点鼻もしくは噴霧するか、またはタンポンとして用いる
  • (用法及び用量に関連する注意)〈吸入時〉本剤の過度の吸入により不整脈、心停止等の重篤な副作用が発現するおそれがあるため、アドレナリンとして1回0.3mg以内投与の用法及び用量を守ること〔8.3参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ボスミン外用液0.1%の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 前房が浅い
    • 狭隅角
    • カテコールアミン製剤投与中
    • アドレナリン作動薬投与中
    • 抗精神病薬投与中
    • α遮断薬投与中
    • 眼圧上昇素因
    • 過敏症
    • 過敏反応
    • 高血圧
    • 甲状腺機能亢進症
    • 心疾患
    • 低酸素血症
    • 糖尿病
    • 動脈硬化症
    • 肺気腫
    • キサンチン誘導体併用
    • ステロイド剤併用
    • 利尿薬併用

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ボスミン外用液0.1%の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
キサンチン系薬剤 血清カリウム値低下作用が増強
副腎皮質ホルモン剤 血清カリウム値低下作用が増強
利尿剤 血清カリウム値低下作用が増強
ブチロフェノン系製剤 本剤の昇圧作用の反転により低血圧
フェノチアジン系薬剤 本剤の昇圧作用の反転により低血圧
イミノジベンジル系薬剤 本剤の昇圧作用の反転により低血圧
ゾテピン 本剤の昇圧作用の反転により低血圧
セロトニン・ドパミン拮抗薬 本剤の昇圧作用の反転により低血圧
多元受容体標的化抗精神病薬 本剤の昇圧作用の反転により低血圧
ドパミン受容体部分作動薬 本剤の昇圧作用の反転により低血圧
α遮断薬 本剤の昇圧作用の反転により低血圧
カテコールアミン製剤 不整脈、心停止
塩酸イソプロテレノール 不整脈、心停止
ノルエピネフリン 不整脈、心停止
アドレナリン作動薬<メチルフェニデート以外> 不整脈、心停止
β-刺激剤 不整脈、心停止
エフェドリン含有製剤 不整脈、心停止
メチルエフェドリン 不整脈、心停止
ハロゲン含有吸入麻酔剤 頻脈・心室細動発現の危険性が増大
ハロタン 頻脈・心室細動発現の危険性が増大、心室性期外収縮
イソフルラン 頻脈・心室細動発現の危険性が増大、心室性期外収縮
セボフルラン 頻脈・心室細動発現の危険性が増大、3回以上持続する心室性期外収縮
デスフルラン 頻脈・心室細動発現の危険性が増大、3回以上持続する心室性期外収縮
モノアミン酸化酵素阻害剤 本剤の作用が増強され血圧の異常上昇
三環系抗うつ剤 本剤の作用が増強され血圧の異常上昇
イミプラミン 本剤の作用が増強され血圧の異常上昇
アミトリプチリン 本剤の作用が増強され血圧の異常上昇
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤 本剤の作用が増強され血圧の異常上昇
ミルナシプラン 本剤の作用が増強され血圧の異常上昇
抗うつ剤 本剤の作用が増強され血圧の異常上昇
マプロチリン 本剤の作用が増強され血圧の異常上昇
メチルフェニデート 本剤の作用が増強され血圧の異常上昇
分娩促進剤 本剤の作用が増強され血圧の異常上昇
オキシトシン製剤 本剤の作用が増強され血圧の異常上昇
麦角アルカロイド 本剤の作用が増強され血圧の異常上昇
エルゴタミンを含有する製剤 本剤の作用が増強され血圧の異常上昇
ジギタリス剤 異所性不整脈
キニジン 心室細動
甲状腺ホルモン剤 冠不全発作
チロキシン製剤 冠不全発作
非選択的β遮断薬 相互の薬剤の効果が減弱、血圧上昇、徐脈
プロプラノロール 相互の薬剤の効果が減弱、血圧上昇、徐脈
カルベジロール 相互の薬剤の効果が減弱、血圧上昇、徐脈
ブロモクリプチン 血圧上昇、頭痛、痙攣
血糖降下剤 作用を減弱
インスリン製剤 作用を減弱
チアジド系薬剤 本剤の作用が減弱、低カリウム血症による不整脈
トリクロルメチアジド 本剤の作用が減弱、低カリウム血症による不整脈
ヒドロクロロチアジド 本剤の作用が減弱、低カリウム血症による不整脈
チアジド系類似剤 本剤の作用が減弱、低カリウム血症による不整脈
インダパミド 本剤の作用が減弱、低カリウム血症による不整脈
ループ利尿剤 本剤の作用が減弱、低カリウム血症による不整脈
フロセミド 本剤の作用が減弱、低カリウム血症による不整脈
カリウム保持性利尿剤 本剤の作用が減弱、低カリウム血症による不整脈
スピロノラクトン 本剤の作用が減弱、低カリウム血症による不整脈

ボスミン外用液0.1%と主成分が同じ薬

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    薬の形状 外用薬 > 皮膚塗布剤 > 液
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