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ミニリンメルトOD錠240μg
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ミニリンメルトOD錠240μgの基本情報

ミニリンメルトOD錠240μgの概要

商品名 ミニリンメルトOD錠240μg
一般名 デスモプレシン酢酸塩水和物口腔内崩壊錠
薬価・規格 218.8円 (240μg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 フェリング・ファーマ
ブランド ミニリンメルトOD錠120μg 他
YJコード 2419001F2020
レセプト電算コード 622134901
識別コード @
添付文書PDFファイル

ミニリンメルトOD錠240μgの主な効果と作用

  • 尿の量を調整するホルモンが不足しているために大量の尿が出るのを防ぐ働きがあります。
  • うすい大量の尿ができるのをおさえるお薬です。
  • 夜間のおねしょを改善するお薬です。

ミニリンメルトOD錠240μgの用途

  • 中枢性尿崩症
  • 尿浸透圧の低下に伴う夜尿症
  • 尿比重の低下に伴う夜尿症

ミニリンメルトOD錠240μgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

低ナトリウム血症、頭痛、腹痛、全身倦怠感、口渇、肝機能異常、浮腫、強直性痙攣、眠気、めまい、不眠

起こる可能性のある重大な副作用

脳浮腫、昏睡、痙攣、重篤な水中毒

上記以外の副作用

情動障害、攻撃性、悪夢、異常行動、過敏症、全身そう痒感、発疹、顔面浮腫、じん麻疹、悪心、嘔吐、食欲不振、顔面蒼白、のぼせ、発汗、発熱

ミニリンメルトOD錠240μgの用法・用量

  • 〈尿浸透圧あるいは尿比重の低下に伴う夜尿症〉通常、1日1回就寝前にデスモプレシンとして120μgから経口投与し、効果不十分な場合は、1日1回就寝前にデスモプレシンとして240μgに増量することができる
  • 〈中枢性尿崩症〉通常、デスモプレシンとして1回60~120μgを1日1~3回経口投与する
  • 投与量は患者の飲水量、尿量、尿比重、尿浸透圧により適宜増減するが、1回投与量は240μgまでとし、1日投与量は720μgを超えないこと
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈効能共通〉低ナトリウム血症の発現を防止するため、低用量から本剤の投与を開始し、また、投与量の増量は慎重に行うこと〔11.1.1参照〕
  • 7.2. 〈効能共通〉本剤を食後投与から食前投与に変更した場合、投与後に血漿中デスモプレシン濃度が高くなり有害事象の発現リスクが上昇する可能性があることに留意して、患者ごとに本剤の投与と食事のタイミングを検討すること〔16.2.1参照〕
  • 7.3. 〈効能共通〉食直後投与では目的とする有効性が得られない可能性があるため、食直後の投与は避けることが望ましい〔16.2.1参照〕
  • 7.4. 〈効能共通〉夜尿症及び中枢性尿崩症の治療における水分摂取管理の重要性を考慮し、本剤は水なしで飲む(なお、本剤は口の中(舌下)に入れると速やかに溶ける)
  • 7.5. 〈夜尿症〉本疾患は年齢とともに自然に軽快、治癒する傾向がみられるので、定期的(3ヵ月前後)に治療を1~2週間中止して患者の夜尿状況を観察するなど、漫然と本剤の投与を継続しないこと
  • 7.6. 〈中枢性尿崩症〉小児の中枢性尿崩症の治療において本剤60μg投与で過量投与が懸念される場合は、デスモプレシン経鼻製剤の使用を考慮すること〔9.7小児等の項参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ミニリンメルトOD錠240μgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群
    • 心不全
    • 低ナトリウム血症
    • 中等度以上の腎機能障害
    • クレアチニンクリアランスが50mL/分未満
    • 習慣性多飲症
    • 心因性多飲症
    • 尿生成量が40mL/kg/24時間を超える
    • 利尿薬による治療を要する
    • 胃腸炎
    • 下垂体前葉不全
    • 冠動脈血栓症
    • 狭心症
    • 高血圧を伴う循環器疾患
    • 高度動脈硬化症
    • 喘息
    • 発熱
    • 軽度腎機能障害
    • 飲水が増加する疾患
    • 水分補給が必要となる急性疾患
    • 全身性感染症
    • クレアチニンクリアランスが50~80mL/分
    • 口渇中枢異常を伴う症候性尿崩症

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ミニリンメルトOD錠240μgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
三環系抗うつ剤 低ナトリウム血症性の痙攣発作
イミプラミン塩酸塩 低ナトリウム血症性の痙攣発作
選択的セロトニン再取り込み阻害剤 低ナトリウム血症性の痙攣発作
フルボキサミンマレイン酸塩 低ナトリウム血症性の痙攣発作
抗利尿ホルモン不適合分泌症候群を惹起する薬剤 低ナトリウム血症性の痙攣発作
クロルプロマジン 低ナトリウム血症性の痙攣発作
カルバマゼピン 低ナトリウム血症性の痙攣発作
クロルプロパミド 低ナトリウム血症性の痙攣発作
非ステロイド系抗炎症剤 水中毒、浮腫
インドメタシン製剤 水中毒、浮腫
塩酸ロペラミド 本剤の血中濃度が増加し薬効が延長
低ナトリウム血症を誘発する薬剤投与中 低ナトリウム血症
チアジド系薬剤 低ナトリウム血症
トリクロルメチアジド 低ナトリウム血症
ヒドロクロロチアジド 低ナトリウム血症
チアジド系類似剤 低ナトリウム血症
インダパミド 低ナトリウム血症
ループ利尿剤 低ナトリウム血症
フロセミド 低ナトリウム血症
スピロノラクトン 低ナトリウム血症
オメプラゾール 低ナトリウム血症

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ミニリンメルトOD錠240μgに関係する解説

デスモプレシン製剤(注射剤を除く)

  • ミニリンメルトOD錠240μgは、デスモプレシン製剤(注射剤を除く)に分類される。
  • デスモプレシン製剤(注射剤を除く)とは、腎臓(腎集合管)におけるバソプレシン(抗利尿ホルモン)の受容体に作用し、血管内への水分の再吸収を亢進させ尿崩症や夜尿症などの症状を改善する薬。

デスモプレシン製剤(注射剤を除く)の代表的な商品名

  • デスモプレシン
  • ミニリンメルト
デスモプレシン製剤(注射剤を除く)についての詳しい解説を見る