処方薬
ピトレシン注射液20

ピトレシン注射液20の基本情報

ピトレシン注射液20の概要

商品名 ピトレシン注射液20
一般名 バソプレシン注射液
薬価・規格 551.0円 (20単位1管)
薬の形状
注射薬 > 液剤 > 注射液
注射薬 > 液剤 > 注射液のアイコン
製造会社 ファイザー
YJコード 2414402A1035
レセプト電算コード 620009273
添付文書PDFファイル

ピトレシン注射液20の主な効果と作用

  • 尿の量を調整するホルモンが不足しているために大量の尿が出るのを防ぐ働きがあります。
  • 尿崩症の診断に用いたり、症状を改善するお薬です。
  • 腸内ガスを除去するためのお薬です。
  • 食道静脈瘤からの出血を一時的におさえるお薬です。

ピトレシン注射液20の用途

  • 食道静脈瘤出血の緊急処置
  • 下垂体尿崩症
  • 下垂体性尿崩症鑑別診断
  • 鼓腸の腸内ガスの除去
  • 腎盂撮影の前処置の腸内ガスの除去
  • 腎性尿崩症の鑑別診断
  • 胆のう撮影の前処置の腸内ガスの除去

ピトレシン注射液20の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

過敏症、発疹、蕁麻疹、潮紅、心筋虚血、心室性期外収縮、冠動脈攣縮、血管攣縮、胸痛、徐脈、不整脈

起こる可能性のある重大な副作用

ショック、横紋筋融解症、筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、急激な腎機能悪化、心不全、心拍動停止、精神錯乱、昏睡、水中毒、重篤な低ナトリウム血症、中心性橋脱髄症、不可逆性の中枢性神経障害、無尿、心室頻拍、torsades de pointes

上記以外の副作用

動悸、体温下降、血圧上昇、気管支攣縮、呼吸困難、喘鳴、頭痛、めまい、失神、不安、嗜眠、振戦、悪心、嘔吐、下痢、腹痛、排便切迫、おくび、鼓腸、腹鳴、腸管痙攣、子宮収縮、月経過多、乏尿、衰弱、体重増加、皮膚蒼白、皮膚壊死、悪寒、発熱、発汗

ピトレシン注射液20の用法・用量

  • 〈下垂体性尿崩症〉通常、成人にはバソプレシンとして1回2~10単位を必要に応じて1日2~3回皮下又は筋肉内注射する
    • なお、年齢、症状に応じ適宜増減する
  • 〈下垂体性又は腎性尿崩症の鑑別診断〉通常、成人にはバソプレシンとして5~10単位を皮下又は筋肉内注射するか、0.1単位を静脈内注射し、その後尿量の減少が著しく、かつ尿比重が1.010以上にまで上昇すれば、バソプレシン反応性尿崩症が考えられる
    • なお、年齢、症状に応じ適宜増減する
  • 〈腸内ガスの除去(鼓腸、胆のう撮影の前処置、腎盂撮影の前処置)〉通常、成人にはバソプレシンとして5~10単位を皮下又は筋肉内注射する
    • なお、年齢、症状に応じ適宜増減する
  • 〈食道静脈瘤出血の緊急処置〉通常、成人にはバソプレシンとして20単位を5%ブドウ糖液など100~200mLに混和し、0.1~0.4単位/分の注入速度で持続的に静脈内注射する
    • なお、年齢、症状に応じ適宜増減する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ピトレシン注射液20の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • アナフィラキシー
    • 過敏症
    • 冠動脈硬化症
    • 急速な細胞外水分の増加が危険となるような病態
    • 狭心症
    • 血中窒素貯留のある慢性腎炎
    • 心筋梗塞症
    • 心不全
    • 喘息
    • てんかん
    • 片頭痛
    • 妊娠高血圧症候群
    • 高血圧を伴う循環器疾患
    • 動脈硬化に起因しない虚血性心疾患
    • 冠動脈硬化症以外の動脈硬化性疾患

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ピトレシン注射液20と主成分が同じ薬

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