処方薬
アトニン-O注5単位

アトニン-O注5単位の基本情報

アトニン-O注5単位の概要

商品名 アトニン-O注5単位
一般名 オキシトシン注射液
薬価・規格 151.0円 (5単位1管)
薬の形状
注射薬 > 液剤 > 注射液
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製造会社 あすか製薬
ブランド アトニン-O注1単位 他
YJコード 2414400A2075
レセプト電算コード 620003123
添付文書PDFファイル

アトニン-O注5単位の主な効果と作用

  • 子宮の筋肉を収縮させて、出血をおさえる働きがあります。
  • 出産などの後、子宮を元の大きさに戻すのを助け、出血を予防したりおさえたりするお薬です。

アトニン-O注5単位の用途

  • 帝王切開術<胎児の娩出後>の子宮収縮の誘発・促進
  • 帝王切開術<胎児の娩出後>の子宮出血治療
  • 弛緩出血の子宮収縮の誘発・促進
  • 弛緩出血の子宮出血治療
  • 子宮復古不全の子宮収縮の誘発・促進
  • 子宮復古不全の子宮出血治療
  • 人工妊娠中絶の子宮収縮の誘発・促進
  • 人工妊娠中絶の子宮出血治療
  • 胎盤娩出前後の子宮収縮の誘発・促進
  • 胎盤娩出前後の子宮出血治療
  • 微弱陣痛の子宮収縮の誘発・促進
  • 微弱陣痛の子宮出血治療
  • 分娩誘発の子宮収縮の誘発・促進
  • 分娩誘発の子宮出血治療
  • 流産の子宮収縮の誘発・促進
  • 流産の子宮出血治療

アトニン-O注5単位の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

過敏症状、新生児黄疸、不整脈、ST低下、一過性血圧下降、血圧上昇、悪心、嘔吐、疼痛、硬結、水中毒症状

起こる可能性のある重大な副作用

ショック、アナフィラキシー、血圧低下、発疹、発赤、そう痒感、血管性浮腫、呼吸困難、チアノーゼ、過強陣痛、子宮破裂、頸管裂傷、羊水塞栓症、微弱陣痛、弛緩出血、胎児機能不全

アトニン-O注5単位の用法・用量

  • 原則として点滴静注法によること
  • 〈分娩誘発、微弱陣痛〉・ 点滴静注法オキシトシンとして、通常5~10単位を5%ブドウ糖注射液(500mL)等に混和し、点滴速度を1~2ミリ単位/分から開始し、陣痛発来状況及び胎児心拍等を観察しながら適宜増減する
    • なお、点滴速度は20ミリ単位/分を超えないようにすること
  • 〈弛緩出血、胎盤娩出前後、子宮復古不全、流産、人工妊娠中絶〉・ 点滴静注法オキシトシンとして、通常5~10単位を5%ブドウ糖注射液(500mL)等に混和し、子宮収縮状況等を観察しながら適宜増減する
  • ・ 静注法(弛緩出血及び胎盤娩出前後の場合)5~10単位を静脈内に緩徐に注射する
  • ・ 筋注法5~10単位を筋肉内に緩徐に注射する
  • 〈帝王切開術(胎児の娩出後)〉・ 点滴静注法オキシトシンとして、通常5~10単位を5%ブドウ糖注射液(500mL)等に混和し、子宮収縮状況等を観察しながら適宜増減する
  • ・ 筋注法5~10単位を筋肉内に緩徐に注射する
  • ・ 子宮筋注法5~10単位を子宮筋層内へ直接投与する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈弛緩出血、胎盤娩出前後、子宮復古不全、流産、人工妊娠中絶、帝王切開術(胎児の娩出後)〉筋注法、静注法は調節性に欠けるので、弛緩出血に用いる場合か、又はやむを得ない場合にのみ使用を考慮すること
  • 7.2. 〈分娩誘発、微弱陣痛〉本剤に対する子宮筋の感受性は個人差が大きく、少量でも過強陣痛になる症例があることなどを考慮し、できる限り少量(2ミリ単位/分以下)から投与を開始し、陣痛発来状況及び胎児心音を観察しながら適宜増減すること
  • 分娩誘発、微弱陣痛の場合、過強陣痛等は、点滴開始初期に起こることが多いので、特に注意が必要である〔1.1.4、11.1.2参照〕
  • 7.3. 〈分娩誘発、微弱陣痛〉点滴速度をあげる場合は、一度に1~2ミリ単位/分の範囲で、30分以上経過を観察しつつ徐々に行うこと
  • 分娩誘発、微弱陣痛の場合、点滴速度を20ミリ単位/分にあげても有効陣痛に至らないときは、それ以上あげても効果は期待できないので増量しないこと〔1.1.4参照〕
  • 7.4. 〈分娩誘発、微弱陣痛〉本剤を投与する際は、精密持続点滴装置を用いて投与すること〔1.1.4参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

アトニン-O注5単位の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過強陣痛
    • 過敏症
    • 骨盤狭窄
    • 児頭骨盤不均衡
    • 前置胎盤
    • プロスタグランジン製剤投与中
    • 横位
    • 重度胎児機能不全
    • プラステロン硫酸投与中
    • プラステロン硫酸投与後で十分な時間が経過していない
    • メトロイリンテル挿入後1時間以上経過していない
    • ジノプロストン製剤投与終了後1時間以上経過していない
    • PGE2製剤投与終了後1時間以上経過していない
    • 常位胎盤早期剥離<胎児生存時>
    • 切迫子宮破裂
    • 吸湿性頸管拡張材挿入中
    • 血管障害
    • 高年初産婦
    • 子宮切開
    • 腎機能障害
    • 心障害
    • 胎位胎勢異常による難産
    • 多胎妊娠
    • 帝王切開
    • 軟産道強靭症
    • 多産婦
    • 妊娠高血圧症候群
    • 常位胎盤早期剥離<胎児死亡時>
    • 胎児機能不全<重度胎児機能不全を除く>

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

アトニン-O注5単位の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
プロスタグランジン製剤 過強陣痛
プロスタグランジンF2α製剤 過強陣痛
PGE2<経口剤> 過強陣痛
プラステロン硫酸投与中 過強陣痛
PGE2 過強陣痛
ジノプロスト 過強陣痛
ジノプロストン 過強陣痛
ジノプロストン<膣用剤> 過強陣痛
ジノプロストン<経口剤> 過強陣痛
シクロホスファミド水和物 本剤の作用が増強

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