処方薬
レコベル皮下注36μgペン
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レコベル皮下注36μgペンの基本情報

レコベル皮下注36μgペンの概要

商品名 レコベル皮下注36μgペン
一般名 ホリトロピンデルタ(遺伝子組換え)キット
薬価・規格 26014.0円 (36μg1.08mL1キット)
薬の形状
注射薬 > キット類 > キット類
注射薬 > キット類 > キット類のアイコン
製造会社 フェリング・ファーマ
YJコード 2413407G2021
レセプト電算コード 629913901
添付文書PDFファイル

レコベル皮下注36μgペンの主な効果と作用

  • 卵巣を刺激する働きがあります。
  • 排卵を誘発するお薬です。

レコベル皮下注36μgペンの用途

  • 生殖補助医療の調節卵巣刺激

レコベル皮下注36μgペンの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

頭痛、傾眠、下痢、便秘、骨盤液貯留、骨盤痛、疲労、気分動揺、浮動性めまい、悪心、嘔吐

起こる可能性のある重大な副作用

卵巣過剰刺激症候群、卵巣腫大、下腹部痛、下腹部緊迫感、腹水、胸水、呼吸困難、卵巣破裂、卵巣茎捻転、脳梗塞、肺塞栓、血栓塞栓症、肺水腫、腎不全、重度卵巣過剰刺激症候群

上記以外の副作用

腹部不快感、子宮付属器痛、骨盤不快感、腟出血、乳房痛、乳房圧痛

レコベル皮下注36μgペンの用法・用量

  • 通常、ホリトロピン デルタ(遺伝子組換え)として、投与開始前の血清抗ミュラー管ホルモン(AMH)値及び体重に基づき、次に従い算出した投与量を、月経周期2日目又は3日目から1日1回皮下投与し、卵胞が十分に発育するまで継続する
    • なお、次に従い算出した投与量が6μgを下回る場合は6μgを、12μgを上回る場合は12μgを、1日あたりの投与量とする
  • 1). 血清AMH値<15pmol/L:1日あたりの投与量12μg
  • 2). 血清AMH値15~16pmol/L:1日あたりの投与量0.19μg/kg(体重)
  • 3). 血清AMH値17pmol/L:1日あたりの投与量0.18μg/kg(体重)
  • 4). 血清AMH値18pmol/L:1日あたりの投与量0.17μg/kg(体重)
  • 5). 血清AMH値19~20pmol/L:1日あたりの投与量0.16μg/kg(体重)
  • 6). 血清AMH値21~22pmol/L:1日あたりの投与量0.15μg/kg(体重)
  • 7). 血清AMH値23~24pmol/L:1日あたりの投与量0.14μg/kg(体重)
  • 8). 血清AMH値25~27pmol/L:1日あたりの投与量0.13μg/kg(体重)
  • 9). 血清AMH値28~32pmol/L:1日あたりの投与量0.12μg/kg(体重)
  • 10). 血清AMH値33~39pmol/L:1日あたりの投与量0.11μg/kg(体重)
  • 11). 血清AMH値≧40pmol/L:1日あたりの投与量0.10μg/kg(体重)
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 血清AMH値のng/mLからpmol/Lへの換算式は次のとおりである
  • ng/mL×7.14=pmol/L
  • [参考:血清AMH値(ng/mL)に基づく1日あたりの投与量]1). 血清AMH値~2.03ng/mL:1日あたりの投与量12μg
  • 2). 血清AMH値2.04~2.31ng/mL:1日あたりの投与量0.19μg/kg(体重)
  • 3). 血清AMH値2.32~2.45ng/mL:1日あたりの投与量0.18μg/kg(体重)
  • 4). 血清AMH値2.46~2.59ng/mL:1日あたりの投与量0.17μg/kg(体重)
  • 5). 血清AMH値2.60~2.87ng/mL:1日あたりの投与量0.16μg/kg(体重)
  • 6). 血清AMH値2.88~3.15ng/mL:1日あたりの投与量0.15μg/kg(体重)
  • 7). 血清AMH値3.16~3.43ng/mL:1日あたりの投与量0.14μg/kg(体重)
  • 8). 血清AMH値3.44~3.85ng/mL:1日あたりの投与量0.13μg/kg(体重)
  • 9). 血清AMH値3.86~4.55ng/mL:1日あたりの投与量0.12μg/kg(体重)
  • 10). 血清AMH値4.56~5.53ng/mL:1日あたりの投与量0.11μg/kg(体重)
  • 11). 血清AMH値5.54ng/mL~:1日あたりの投与量0.10μg/kg(体重)
  • 7.2. 超音波検査及び血清エストラジオール濃度の測定によって十分な卵胞の発育が確認されるまで本剤の投与を継続する
  • 本剤の最終投与後、卵胞成熟を誘起した後、採卵する
  • 7.3. 本剤投与時に卵巣反応不良又は卵巣反応過剰(卵巣過剰刺激症候群又は卵巣過剰刺激症候群の徴候が認められた場合を含む)が認められた患者における調節卵巣刺激には、他剤の使用を考慮すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

レコベル皮下注36μgペンの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 下垂体腫瘍
    • 過敏症
    • 子宮内膜癌
    • 乳癌
    • 原発性卵巣不全
    • 視床下部腫瘍
    • 診断の確定していない不正出血
    • 妊娠に不適切な子宮筋腫
    • 妊娠不能な性器奇形
    • 十分にコントロールされていない甲状腺機能不全
    • 十分にコントロールされていない副腎機能不全
    • 頭蓋内器官活動性腫瘍
    • 原因が特定されない卵巣腫大
    • 原因が特定されない卵巣嚢胞
    • 妊娠に不適当
    • エストロゲン依存性悪性腫瘍
    • 活動性血栓塞栓性疾患
    • 卵巣過剰刺激症候群
    • 多嚢胞性卵巣症候群
    • 卵巣過剰刺激症候群のリスク因子を有する
    • AMH高値
    • やせ
    • 血清エストラジオール高値
    • 発育卵胞数高値
    • 甲状腺機能低下
    • 高プロラクチン血症
    • 子宮内膜症
    • 子宮筋腫
    • 乳房レントゲン像に異常
    • 乳房結節
    • 乳腺症
    • 乳癌家族素因が強い
    • 副腎機能低下
    • 卵管疾患
    • 未治療の子宮内膜増殖症
    • 血栓塞栓症発現リスクが高い

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

レコベル皮下注36μgペンの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
卵胞の最終成熟に使用する薬剤 卵巣過剰刺激症候群
胎盤性性腺刺激ホルモン 卵巣過剰刺激症候群

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