処方薬
ソグルーヤ皮下注5mg
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ソグルーヤ皮下注5mgの基本情報

ソグルーヤ皮下注5mgの概要

商品名 ソグルーヤ皮下注5mg
一般名 ソマプシタン(遺伝子組換え)キット
薬価・規格 26238.0円 (5mg1.5mL1キット)
薬の形状
注射薬 > キット類 > キット類
注射薬 > キット類 > キット類のアイコン
製造会社 ノボ ノルディスク ファーマ
YJコード 2412403G1020
レセプト電算コード 629917801
添付文書PDFファイル

ソグルーヤ皮下注5mgの主な効果と作用

ソグルーヤ皮下注5mgの用途

ソグルーヤ皮下注5mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

高リン酸塩血症、頭痛、浮動性めまい、感覚鈍麻、錯感覚、下痢、脂肪肥大症、関節痛、疲労、無力症、注射部位反応

起こる可能性のある重大な副作用

甲状腺機能亢進症、糖尿病、耐糖能低下、痙攣、ネフローゼ症候群

上記以外の副作用

体重増加、血中クレアチンホスホキナーゼ増加、グリコヘモグロビン増加、甲状腺機能低下症、嘔吐、四肢痛、注射部位内出血、注射部位疼痛、注射部位血腫、副腎皮質機能不全、高血糖、手根管症候群、末梢性浮腫、注射部位腫脹

ソグルーヤ皮下注5mgの用法・用量

  • 〈成人成長ホルモン分泌不全症〉通常、ソマプシタン(遺伝子組換え)として1.5mgを開始用量とし、週1回、皮下注射する
    • なお、開始用量は患者の状態に応じて適宜増減する
  • その後は、患者の臨床症状及び血清インスリン様成長因子-1(IGF-1)濃度等の検査所見に応じて適宜増減するが、最高用量は8.0mgとする
  • 〈成長ホルモン分泌不全性低身長症〉通常、ソマプシタン(遺伝子組換え)として0.16mg/kgを、週1回、皮下注射する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈効能共通〉本剤は週1回投与する薬剤であり、同一曜日に投与させること
  • 7.2. 〈効能共通〉投与を忘れた場合は、あらかじめ定めた投与日から3日以内であれば、気づいた時点で直ちに投与し、その後はあらかじめ定めた曜日に投与し、投与日から3日を超えていれば投与せず、次のあらかじめ定めた曜日に投与すること
    • なお、週1回投与の定めた曜日を変更する必要がある場合は、前回投与から少なくとも4日間以上間隔を空けること
  • 7.3. 〈成人成長ホルモン分泌不全症〉開始用量は、患者の年齢、性別、合併症等の患者の状態に応じて適宜増減すること
  • 通常は1.5mgから投与を開始するが、成人成長ホルモン分泌不全症で60歳超の患者では1.0mgを目安に投与を開始、成人成長ホルモン分泌不全症で経口エストロゲン服用中の女性患者では2.0mgを目安に投与を開始すること
  • 成人成長ホルモン分泌不全症で中等度肝機能障害患者では、低用量から投与を開始する等、慎重に投与すること〔9.3.2、9.8高齢者の項、10.2参照〕
  • 7.4. 〈成人成長ホルモン分泌不全症〉投与量は、臨床症状及び血清IGF-1濃度により調整し、投与開始後、2~4週間に1回を目安に投与量の調整を行い、増量する場合は1回あたり0.5mg~1.5mgを目安とし、その後も定期的に血清IGF-1濃度を測定し、血清IGF-1濃度が基準範囲上限を超えないようにする(副作用の発現や血清IGF-1濃度が基準範囲上限を超えた場合は、投与量の減量、一時的な投与中止等、適切な処置を行うこと)〔8.5、8.7、17.1.1、17.1.2参照〕
  • 7.5. 〈成人成長ホルモン分泌不全症〉加齢に伴い生理的な成長ホルモンの分泌量や血清IGF-1濃度が低下することが知られているので、本剤投与による症状の改善が認められなくなる、かつ本剤を投与しなくても血清IGF-1濃度が基準範囲内にある場合は、投与中止を考慮すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ソグルーヤ皮下注5mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 悪性腫瘍
    • 過敏症
    • 重度<Child-Pugh 分類クラスC>の肝機能障害
    • 成人成長ホルモン分泌不全症でChild-Pugh分類クラスBの肝機能障害
    • 成人成長ホルモン分泌不全症で中等度肝機能障害
    • 心疾患
    • 耐糖能異常
    • 糖尿病
    • 脳腫瘍
    • 肥満
    • 成人成長ホルモン分泌不全症で腎機能障害
    • 治療開始時の血液像に異常
    • 免疫不全症候群
    • 放射線治療歴
    • 免疫抑制薬投与歴
    • 悪性腫瘍を発生しやすい先天異常
    • 白血病を発生しやすい先天異常
    • 重度腎機能障害
    • 本剤を投与しなくても血清IGF-1濃度が基準範囲内
    • 抗がん薬投与歴
    • 小児がん
    • eGFRが30mL/min/1.73㎡未満
    • 糖尿病の危険因子を持つ

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ソグルーヤ皮下注5mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
ホルモン剤 血清IGF-1濃度に影響
CYP3A酵素で代謝を受ける薬剤 血中濃度が低下し作用が減弱
性ホルモン製剤 血中濃度が低下し作用が減弱
抗てんかん剤 血中濃度が低下し作用が減弱
シクロスポリン 血中濃度が低下し作用が減弱
糖質副腎皮質ホルモン剤 血清コルチゾール濃度が低下、成長ホルモンの成長促進作用が抑制
経口エストロゲン 成長ホルモンの作用が抑制
糖尿病用薬 血糖値が上昇
インスリン製剤 血糖値が上昇
ビグアナイド系製剤 血糖値が上昇
スルホニルウレア系薬剤 血糖値が上昇
速効型食後血糖降下剤 血糖値が上昇
α-グルコシダーゼ阻害剤 血糖値が上昇
チアゾリジン系薬剤 血糖値が上昇
DPP-4阻害剤 血糖値が上昇
GLP-1アナログ 血糖値が上昇
SGLT2阻害剤 血糖値が上昇
甲状腺ホルモン剤 甲状腺機能低下が顕在化又は悪化

ソグルーヤ皮下注5mgと主成分が同じ薬

  • 注射薬 > キット類 > キット類のアイコン
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    薬価 52476.0円 (10mg1.5mL1キット)
    薬の形状 注射薬 > キット類 > キット類
    製造会社 ノボ ノルディスク ファーマ
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    薬価 26238.0円 (5mg1.5mL1キット)
    薬の形状 注射薬 > キット類 > キット類
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ソグルーヤ皮下注5mgに関係する解説

下垂体ホルモン製剤(成長ホルモン製剤)

  • ソグルーヤ皮下注5mgは、下垂体ホルモン製剤(成長ホルモン製剤)に分類される。
  • 下垂体ホルモン製剤(成長ホルモン製剤)とは、成長ホルモンを体内に補うことで、低身長、骨の異常、筋力低下などの症状を改善する薬。

下垂体ホルモン製剤(成長ホルモン製剤)の代表的な商品名

  • ノルディトロピン
  • ヒューマトロープ
  • ソグルーヤ
下垂体ホルモン製剤(成長ホルモン製剤)についての詳しい解説を見る