処方薬
ノルディトロピンS注10mg
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ノルディトロピンS注10mgの基本情報

ノルディトロピンS注10mgの概要

商品名 ノルディトロピンS注10mg
一般名 ソマトロピン(遺伝子組換え)注射液
薬価・規格 41380.0円 (10mg1筒)
薬の形状
注射薬 > 液剤 > 注射液
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製造会社 ノボ ノルディスク ファーマ
ブランド ノルディトロピンS注10mg 他
YJコード 2412402A2029
レセプト電算コード 640444069
添付文書PDFファイル

ノルディトロピンS注10mgの主な効果と作用

  • 天然型のヒト成長ホルモン剤です。成長を促す働きがあります。
  • ターナー症候群の低身長を治療するお薬です。
  • 軟骨異栄養症の低身長を治療するお薬です。
  • 成人成長ホルモン分泌不全症を治療するお薬です。
  • 成長ホルモン分泌不全性低身長症を治療するお薬です。
  • SGA性低身長症を治療するお薬です。
  • ヌーナン症候群の低身長を治療するお薬です。

ノルディトロピンS注10mgの用途

  • 骨端線閉鎖を伴わないターナー症候群の低身長
  • 骨端線閉鎖を伴わない軟骨異栄養症の低身長
  • 成人成長ホルモン分泌不全症<重症に限る>
  • 骨端線閉鎖を伴わないSGA性低身長症
  • 骨端線閉鎖を伴わない成長ホルモン分泌不全性低身長症
  • 骨端線閉鎖を伴わないヌーナン症候群の低身長

ノルディトロピンS注10mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

関節痛、四肢痛、過敏症、そう痒、そう痒症、発疹、蕁麻疹、紅斑、T3値増加、T3値減少、T4値増加

起こる可能性のある重大な副作用

浮腫、O脚が悪化、痙攣、甲状腺機能亢進症、ネフローゼ症候群、尿蛋白、低蛋白血症、糖尿病、耐糖能低下

上記以外の副作用

T4値減少、TSH上昇、TSH低下、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、腹痛、下肢痛、成長痛、筋痛、筋骨格硬直、背部痛、筋痙縮、側弯症進行、脊柱変形進行、注射部位熱感、注射部位疼痛、頭痛、倦怠感、感覚障害、しびれ、錯感覚、感覚鈍麻、LDH上昇、白血球数上昇、好酸球増多、遊離脂肪酸上昇、血清P上昇、尿潜血、顕微鏡的血尿、蛋白尿、Al-P上昇、CK上昇、CPK上昇、関節硬直、注射部位発赤、甲状腺機能低下症、甲状腺機能低下症が悪化、嘔気、嘔吐、有痛性外脛骨、外骨腫、大腿骨骨頭すべり症、大腿骨骨頭壊死、踵骨骨端炎、周期性四肢麻痺、注射部位硬結、皮下脂肪消失、手根管症候群、頭蓋内圧亢進、乳頭浮腫、視覚異常、悪心、ミオグロビン上昇

ノルディトロピンS注10mgの用法・用量

  • 1.骨端線閉鎖を伴わない成長ホルモン分泌不全性低身長症:1週間に体重kg当たり、ソマトロピン(遺伝子組換え)として0.175mgを6~7回に分けて、専用の医薬品ペン型注入器を用いて皮下に注射する
  • 2.骨端線閉鎖を伴わないターナー症候群における低身長:1週間に体重kg当たり、ソマトロピン(遺伝子組換え)として0.35mgを6~7回に分けて、専用の医薬品ペン型注入器を用いて皮下に注射する
  • 3.骨端線閉鎖を伴わない軟骨異栄養症における低身長:1週間に体重kg当たり、ソマトロピン(遺伝子組換え)として0.35mgを6~7回に分けて、専用の医薬品ペン型注入器を用いて皮下に注射する
  • 4.成人成長ホルモン分泌不全症(重症に限る):開始用量として、1週間に体重kg当たり、ソマトロピン(遺伝子組換え)として0.021mgを6~7回に分けて、専用の医薬品ペン型注入器を用いて皮下に注射する
  • 患者の臨床症状に応じて1週間に体重kg当たり0.084mgを上限として漸増し、1週間に6~7回に分けて、専用の医薬品ペン型注入器を用いて皮下に注射する
    • なお、投与量は臨床症状及び血清インスリン様成長因子-1(IGF-1)濃度等の検査所見に応じて適宜増減する
    • 但し、1日量として1mgを超えない
  • 5.骨端線閉鎖を伴わないSGA(small-for-gestational age)性低身長症:1週間に体重kg当たり、ソマトロピン(遺伝子組換え)として0.23mgを6~7回に分けて、専用の医薬品ペン型注入器を用いて皮下に注射する
    • なお、効果不十分な場合は1週間に体重kg当たり0.47mgまで増量し、6~7回に分けて、専用の医薬品ペン型注入器を用いて皮下に注射する
  • 6.骨端線閉鎖を伴わないヌーナン症候群における低身長:1週間に体重kg当たり、ソマトロピン(遺伝子組換え)として0.23mgを6~7回に分けて、専用の医薬品ペン型注入器を用いて皮下に注射する
    • なお、効果不十分な場合は1週間に体重kg当たり0.47mgまで増量し、6~7回に分けて、専用の医薬品ペン型注入器を用いて皮下に注射する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ノルディトロピンS注10mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 悪性腫瘍
    • 糖尿病
    • 大孔狭窄のある軟骨異栄養症
    • 心疾患
    • 腎疾患
    • 脳腫瘍
    • 下垂体腺腫
    • 松果体腫
    • 頭蓋咽頭腫
    • 治療開始時の血液像に異常
    • 免疫不全症候群
    • 放射線治療歴
    • 免疫抑制薬投与歴
    • 悪性腫瘍を発生しやすい先天異常
    • 白血病を発生しやすい先天異常
    • 成人成長ホルモン分泌不全症で脳腫瘍
    • 本剤を投与しなくても血清IGF-1濃度が基準範囲内
    • 抗がん薬投与歴
    • 小児がん

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ノルディトロピンS注10mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
糖質副腎皮質ホルモン剤 成長ホルモンの成長促進作用が抑制
インスリン製剤 血糖降下作用が減弱
ホルモン剤 血清IGF-1濃度に影響

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