処方薬
ナウゼリン坐剤30
先発

ナウゼリン坐剤30の基本情報

ナウゼリン坐剤30の概要

商品名 ナウゼリン坐剤30
一般名 ドンペリドン坐剤
薬価・規格 58.4円 (30mg1個)
薬の形状
外用薬 > 挿入剤 > 坐剤
外用薬 > 挿入剤 > 坐剤のアイコン
製造会社 協和キリン
ブランド ナウゼリン細粒1% 他
YJコード 2399714J2022
レセプト電算コード 662390002
識別コード KH30930mg
添付文書PDFファイル

ナウゼリン坐剤30の主な効果と作用

  • 弱っている胃腸の運動を調節する働きがあります。
  • 吐き気、嘔吐、腹痛、食欲不振などの症状を改善する坐薬です。
  • 乳幼児下痢症、かぜなどによる吐き気、食欲不振などの症状を改善する坐薬です。

ナウゼリン坐剤30の用途

  • 悪性腫瘍剤投与時の悪心
  • 抗悪性腫瘍剤投与時の嘔吐
  • 抗悪性腫瘍剤投与時の消化器症状
  • 抗悪性腫瘍剤投与時の食欲不振
  • 抗悪性腫瘍剤投与時の腹痛
  • 抗悪性腫瘍剤投与時の腹部膨満
  • 周期性嘔吐症の悪心
  • 周期性嘔吐症の嘔吐
  • 周期性嘔吐症の消化器症状
  • 周期性嘔吐症の食欲不振
  • 周期性嘔吐症の腹痛
  • 周期性嘔吐症の腹部膨満
  • 上気道感染症の悪心
  • 上気道感染症の嘔吐
  • 上気道感染症の消化器症状
  • 上気道感染症の食欲不振
  • 上気道感染症の腹痛
  • 上気道感染症の腹部膨満
  • 乳幼児下痢症の悪心
  • 乳幼児下痢症の嘔吐
  • 乳幼児下痢症の消化器症状
  • 乳幼児下痢症の食欲不振
  • 乳幼児下痢症の腹痛
  • 乳幼児下痢症の腹部膨満

ナウゼリン坐剤30の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

肝機能障害、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、ビリルビン上昇、Al-P上昇、LDH上昇、下痢、腹痛、肛門部不快感、悪心

起こる可能性のある重大な副作用

ショック、アナフィラキシー、発疹、発赤、呼吸困難、顔面浮腫、口唇浮腫、意識障害、痙攣、錐体外路症状、後屈頸、眼球側方発作、上肢伸展、振戦、筋硬直

上記以外の副作用

女性化乳房、プロラクチン上昇、乳汁分泌、乳房膨満感、月経異常、便秘、腹部圧迫感、口渇、胸やけ、嘔吐、腹部膨満感、腸痙攣、QT延長、じん麻疹、皮膚そう痒、発汗、眠気、動揺感、めまい、ふらつき、口内のあれ、腹部不快感、しぶり腹、腹鳴、心悸亢進

ナウゼリン坐剤30の用法・用量

  • 小児:3歳未満の場合、通常ドンペリドンとして1回10mgを1日2~3回直腸内に投与する
  • 3歳以上の場合、通常ドンペリドンとして1回30mgを1日2~3回直腸内に投与する
    • なお、年齢、体重、症状により適宜増減する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ナウゼリン坐剤30の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 消化管出血
    • 消化管穿孔
    • プロラクチノーマ
    • プロラクチン分泌性下垂体腫瘍
    • 機械的イレウス
    • 肝機能障害
    • 腎機能障害
    • 心疾患
    • 高用量を投与中
    • 小児等の脱水状態
    • 小児等の発熱時

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ナウゼリン坐剤30の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
フェノチアジン系トランキライザー 内分泌機能調節異常、錐体外路症状
プロクロルペラジン 内分泌機能調節異常、錐体外路症状
クロルプロマジン 内分泌機能調節異常、錐体外路症状
チエチルペラジン 内分泌機能調節異常、錐体外路症状
ブチロフェノン系製剤 内分泌機能調節異常、錐体外路症状
ハロペリドール 内分泌機能調節異常、錐体外路症状
ラウオルフィア製剤 内分泌機能調節異常、錐体外路症状
レセルピン 内分泌機能調節異常、錐体外路症状
ジギタリス剤 ジギタリス製剤飽和時の指標となる悪心・嘔吐・食欲不振症状を不顕化
ジゴキシン ジギタリス製剤飽和時の指標となる悪心・嘔吐・食欲不振症状を不顕化
抗コリン作用を有する薬剤 本剤の胃排出作用が減弱
ブチルスコポラミン臭化物 本剤の胃排出作用が減弱
臭化チキジウム 本剤の胃排出作用が減弱
チメピジウム臭化物水和物 本剤の胃排出作用が減弱
薬物代謝酵素<CYP3A4>を阻害する薬剤 本剤の血中濃度が上昇
イトラコナゾール 本剤の血中濃度が上昇
エリスロマイシン 本剤の血中濃度が上昇、QT延長

ナウゼリン坐剤30と主成分が同じ薬

主成分が同じ薬をすべて見る

ナウゼリン坐剤30に関係する解説

抗ドパミン薬(消化管運動改善薬)

  • ナウゼリン坐剤30は、抗ドパミン薬(消化管運動改善薬)に分類される。
  • 抗ドパミン薬(消化管運動改善薬)とは、消化管運動を亢進させ、消化管運動の低下などによる吐き気、胸やけ、食欲不振などを改善する薬。

抗ドパミン薬(消化管運動改善薬)の代表的な商品名

  • プリンペラン
  • ガナトン
  • ナウゼリン
抗ドパミン薬(消化管運動改善薬)についての詳しい解説を見る