グリセリン浣腸「ヤマゼン」 - 添付文書 | MEDLEY(メドレー)
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グリセリン浣腸「ヤマゼン」

グリセリン浣腸「ヤマゼン」の添付文書

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効果・効能

便秘。

用法・用量

1回30~60mL、1日1~3回直腸内に注入する。なお、年齢・症状により適宜増減する。

(注入方法)

  1. 本品をそのまま温湯(約40℃)に入れ、体温近くまで加温する。

  2. 注入管を精製水等で洗浄する。

  3. 注入管先端のキャップを外し、中の液を少し出して先端部の周囲を潤すか、あるいはオリブ油、ワセリン等を塗布して挿入しやすくする。

  4. 容器内の空気を追い出した後、注入管を肛門内に徐々に挿入(挿入の目安 成人:6~10cm、小児:3~6cm、乳児:3~4cm)する。

  5. 片手で注入管を固定しながら、容器胴部を圧迫して浣腸液を直腸内にゆっくりと注入する。

  6. 浣腸液注入後、注入管を静かに抜き取り、肛門部を脱脂綿等で圧迫する。

  7. 約2~5分経過して、便意が強まってくるのを待って排便する。

    注入管を無理に挿入すると直腸粘膜を傷つける恐れがあるので注意する。

    容器内の残液は、必ず廃棄する。

    容器を強く圧迫すると爪が容器に当たって破裂さす恐れがあるので、注意する(注入管挿入時、先端に糞便が詰まって薬液を注入することが出来なくなることがある)。

副作用

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

  1. 過敏症:(頻度不明)発疹等[このような場合には投与を中止する]。

  2. 消化器:(頻度不明)腹痛、腹鳴、腹部膨満感、直腸不快感、肛門部違和感・肛門部熱感、残便感等。

  3. 循環器:(頻度不明)血圧変動。

使用上の注意

(禁忌)

  1. 腸管内出血、腹腔内炎症のある患者、腸管穿孔又はその恐れのある患者[腸管外漏出による腹膜炎の誘発、蠕動運動亢進作用による症状の増悪、グリセリンの吸収による溶血、腎不全を起こす恐れがある]。

  2. 全身衰弱の強い患者[強制排便により衰弱症状を悪化させ、ショックを起こす恐れがある]。

  3. 下部消化管術直後の患者[蠕動運動亢進作用により腸管縫合部の離解をまねく恐れがある]。

  4. 吐気、嘔吐、又は激しい腹痛等、急性腹症が疑われる患者[症状を悪化させる恐れがある]。

(慎重投与)

  1. 局所に炎症・創傷(腸管炎症・腸管創傷、肛門炎症・肛門創傷)のある患者[出血を促しグリセリンが吸収され溶血を、また、腎不全を起こす恐れがある]。

  2. 腸管麻痺のある患者[蠕動運動亢進作用により腹痛等の症状を増悪させる恐れがある]。

  3. 重症硬結便のある患者[浣腸剤では十分な効果が得られず、腹痛等の症状を増悪させる恐れがある]。

  4. 重篤な心疾患のある患者[症状を増悪させる恐れがある]。

  5. 乳児[患者側の反応を十分に把握できない場合、過量投与に陥りやすい]。

  6. 高齢者、妊婦。

(重要な基本的注意)

連用による耐性増大等のため効果が減弱し薬剤に頼りがちになることがあるので長期連用を避ける。

(高齢者への投与)

高齢者では過度の瀉下作用により体液量減少等を来し、脱水等を起こすことがあるので、少量から開始するなど慎重に投与する。

(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)

  1. 妊婦:妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断された場合にのみ投与する。

  2. 流早産:子宮収縮を誘発して流早産を起こす危険性があるので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい。

(適用上の注意)

  1. 投与時

    1. 浣腸用にのみ使用する。
    2. 注入に際し、直腸粘膜を損傷することがあるので、慎重に挿入する(挿入時、損傷を起こし、出血がみられた場合、グリセリンが血管内に入り、溶血を起こす恐れがある)。
    3. 患者の状態を観察しながら投与し、異常が認められた場合には直ちに投与を中止する。
  2. 投与後:連続の使用を避け、1個を1回で使用し、使用残液は容器ごと廃棄する。

(取扱い上の注意)

安定性試験:最終製品を用いた長期保存試験(室温、3年間)の結果、通常の市場流通下において3年間安定であることが確認された。

(保管上の注意)

気密容器。