処方薬
塩酸ピレンゼピン注射用10mg「イセイ」
後発

塩酸ピレンゼピン注射用10mg「イセイ」の基本情報

塩酸ピレンゼピン注射用10mg「イセイ」の概要

商品名 塩酸ピレンゼピン注射用10mg「イセイ」
一般名 ピレンゼピン塩酸塩水和物注射用
薬価・規格 62.0円 (10mg1管(溶解液付))
薬の形状
注射薬 > 散剤 > 注射用
注射薬 > 散剤 > 注射用のアイコン
製造会社 コーアイセイ
YJコード 2329402D1047
レセプト電算コード 620000208
添付文書PDFファイル

塩酸ピレンゼピン注射用10mg「イセイ」の主な効果と作用

  • 胃液の分泌をおさえ、胃壁を守る粘液を分泌させる働きがあります。
  • 潰瘍や胃炎などによる消化管の出血を治療するお薬です。
  • 胃酸をおさえて麻酔時の誤嚥性肺炎などを防ぐ働きがあります。
  • 麻酔前に用いるお薬です。

塩酸ピレンゼピン注射用10mg「イセイ」の用途

  • 麻酔前投薬
  • 急性胃粘膜病変の上部消化管出血
  • 急性ストレス潰瘍の上部消化管出血
  • 手術侵襲ストレスの胃液分泌亢進の抑制
  • 消化性潰瘍の上部消化管出血

塩酸ピレンゼピン注射用10mg「イセイ」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

頻脈、口渇、悪心、嘔吐、下痢、過敏症、そう痒、排尿困難、AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇

起こる可能性のある重大な副作用

無顆粒球症、アナフィラキシー、発疹、蕁麻疹

上記以外の副作用

LDH上昇、ビリルビン値上昇、去痰困難、霧視、複視、眼調節異常、倦怠感

塩酸ピレンゼピン注射用10mg「イセイ」の用法・用量

  • 1.上部消化管出血:ピレンゼピン塩酸塩無水物として1回20mgを添付溶解液(4mL)にて溶解し、1日3回緩徐に静脈内に注射するか輸液に混合し点滴静脈内注射する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • 2.手術侵襲ストレスによる胃液分泌亢進の抑制:ピレンゼピン塩酸塩無水物として1回20mgを添付溶解液(4mL)にて溶解し、1日2回緩徐に静脈内に注射するか輸液に混合し点滴静脈内注射する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • 3.麻酔前投薬:ピレンゼピン塩酸塩無水物として10mgを添付溶解液(2mL)にて溶解し、1回緩徐に静脈内に注射する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

塩酸ピレンゼピン注射用10mg「イセイ」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

塩酸ピレンゼピン注射用10mg「イセイ」と主成分が同じ薬

主成分が同じ薬をすべて見る

塩酸ピレンゼピン注射用10mg「イセイ」に関係する解説

抗コリン薬

  • 塩酸ピレンゼピン注射用10mg「イセイ」は、抗コリン薬に分類される。
  • 抗コリン薬とは、副交感神経を亢進させるアセチルコリンの作用を抑えることで、消化管の運動亢進に伴う痛みや痙攣、下痢などを抑える薬。

抗コリン薬の代表的な商品名

  • ブスコパン
  • チアトン
  • ロートエキス
  • ガストロゼピン
  • ダクチル
抗コリン薬についての詳しい解説を見る