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スルピリド錠50mg「TCK」
後発

スルピリド錠50mg「TCK」の基本情報

スルピリド錠50mg「TCK」の概要

商品名 スルピリド錠50mg「TCK」
一般名 スルピリド50mg錠
薬価・規格 6.4円 (50mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 辰巳化学
ブランド スルピリド錠50mg「TCK」 他
YJコード 2329009F1225
レセプト電算コード 620444206
識別コード Tu-MG050
添付文書PDFファイル

スルピリド錠50mg「TCK」の主な効果と作用

  • 胃潰瘍十二指腸潰瘍などを治療するお薬です。
  • 胃腸の血液の流れを増やし、粘膜を修復するとともに胃腸の運動をよくする働きがあります。
  • 強い不安や緊張感をやわらげ、心の病気で起きる幻覚、妄想などをおさえるお薬です。
  • 不安や緊張などの精神の不安定な状態をおさえる働きがあります。

スルピリド錠50mg「TCK」の用途

スルピリド錠50mg「TCK」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

筋強剛、ジスキネジー、月経異常、乳汁分泌、女性化乳房、乳房腫脹、勃起不全、錐体外路症状、パーキンソン症候群、振戦、流涎

起こる可能性のある重大な副作用

悪性症候群、Syndrome malin、無動緘黙、強度筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧変動、発汗、発熱、白血球増加、血清CK上昇、血清CPK上昇、ミオグロビン尿、腎機能低下、高熱が持続、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎不全、痙攣、QT延長、心室頻拍、Torsades de Pointes、無顆粒球症、白血球減少、肝機能障害、黄疸、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、Al-P上昇、遅発性ジスキネジー、口周部不随意運動、不随意運動、肺塞栓症、深部静脈血栓症、静脈血栓症、血栓塞栓症、息切れ、胸痛、四肢疼痛、浮腫

上記以外の副作用

舌のもつれ、焦燥感、不眠、眠気、眩暈、ふらつき、口渇、胸やけ、悪心、嘔吐、便秘、熱感、倦怠感、発疹、性欲減退、血圧下降、心電図異常、血圧上昇、胸内苦悶、心電図変化、言語障害、頚筋捻転、眼球回転、注視痙攣、アカシジア、静座不能、射精不能、睡眠障害、不穏、頭痛、頭重、浮遊感、興奮、躁転、躁状態、しびれ、運動失調、物忘れ、ぼんやり、徘徊、多動、抑制欠如、無欲状態、食欲不振、腹部不快感、下痢、腹痛、食欲亢進、皮膚そう痒感、視力障害、眼球冷感、眼球重感、眼のちらつき、体重増加、脱力感、排尿困難、頻尿、腰痛、肩こり、鼻閉

スルピリド錠50mg「TCK」の用法・用量

  • 1.胃・十二指腸潰瘍:スルピリドとして、1日150mgを3回に分割経口投与する
    • なお、症状により適宜増減する
  • 2.統合失調症:スルピリドとして、1日300~600mgを分割経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日1200mgまで増量することができる
  • 3.うつ病・うつ状態:スルピリドとして、1日150~300mgを分割経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日600mgまで増量することができる
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

スルピリド錠50mg「TCK」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 褐色細胞腫
    • 過敏症
    • プロラクチノーマ
    • プロラクチン分泌性下垂体腫瘍
    • QT延長
    • 腎障害
    • 低カリウム血症
    • 低血圧
    • パーキンソン病
    • 栄養不良状態を伴う身体的疲弊
    • 脱水を伴う身体的疲弊
    • 心・血管疾患
    • 著明な徐脈
    • レビー小体型認知症
    • 脱水状態
    • 肥満
    • 長期臥床
    • 不動状態

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

スルピリド錠50mg「TCK」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
QTを延長する薬剤 QT延長・心室性不整脈等の重篤な副作用
イミプラミン QT延長・心室性不整脈等の重篤な副作用
ピモジド QT延長・心室性不整脈等の重篤な副作用
ジギタリス剤 ジギタリス剤飽和時の指標となる悪心・嘔吐・食欲不振症状を不顕性化
ジゴキシン ジギタリス剤飽和時の指標となる悪心・嘔吐・食欲不振症状を不顕性化
ジギトキシン ジギタリス剤飽和時の指標となる悪心・嘔吐・食欲不振症状を不顕性化
ベンザミド系薬剤 内分泌機能異常、錐体外路症状
メトクロプラミド 内分泌機能異常、錐体外路症状
チアプリド 内分泌機能異常、錐体外路症状
フェノチアジン系薬剤 内分泌機能異常、錐体外路症状
クロルプロマジン 内分泌機能異常、錐体外路症状
ブチロフェノン系製剤 内分泌機能異常、錐体外路症状
ハロペリドール 内分泌機能異常、錐体外路症状
中枢抑制剤 相互に中枢神経抑制作用を増強
バルビツール酸誘導体 相互に中枢神経抑制作用を増強
麻酔剤 相互に中枢神経抑制作用を増強
エタノール摂取 相互に中枢神経抑制作用を増強
ドパミン作動薬 相互に作用を減弱
レボドパ 相互に作用を減弱

飲食物との組み合わせ注意

  • アルコールを含むもの<ジン、ウオッカ、ラム、ウイスキー、ブランデー など>

スルピリド錠50mg「TCK」と主成分が同じ薬

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スルピリド錠50mg「TCK」に関係する解説

定型抗精神病薬

  • スルピリド錠50mg「TCK」は、定型抗精神病薬に分類される。
  • 定型抗精神病薬とは、主に脳内のドパミンに対して抑制作用をあらわし、幻覚、妄想、不安、緊張、興奮などの症状を改善する薬。

定型抗精神病薬の代表的な商品名

  • コントミン
  • フルメジン
  • ノバミン
  • セレネース
  • ドグマチール
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