処方薬
ラニチジン注50mgシリンジ「NP」
後発

ラニチジン注50mgシリンジ「NP」の基本情報

ラニチジン注50mgシリンジ「NP」の概要

商品名 ラニチジン注50mgシリンジ「NP」
一般名 ラニチジン塩酸塩キット
薬価・規格 199.0円 (50mg2mL1筒)
薬の形状
注射薬 > キット類 > キット類
注射薬 > キット類 > キット類のアイコン
製造会社 ニプロ
ブランド ラニチジン注50mgシリンジ「NP」 他
YJコード 2325402G1036
レセプト電算コード 620005877
添付文書PDFファイル

ラニチジン注50mgシリンジ「NP」の主な効果と作用

  • 胃酸や胃液に含まれる消化酵素の分泌をおさえる働きや、出血をおさえる働きがあります。
  • 潰瘍や胃炎などによる消化管の出血を治療するお薬です。
  • 胃酸をおさえて麻酔時の誤嚥性肺炎などを防ぐ働きがあります。
  • 麻酔前に用いるお薬です。

ラニチジン注50mgシリンジ「NP」の用途

  • 麻酔前投薬
  • 急性胃粘膜病変の上部消化管出血
  • 急性ストレス潰瘍の上部消化管出血
  • 侵襲ストレスの上部消化管出血の抑制
  • 多臓器不全の上部消化管出血の抑制
  • 大手術の上部消化管出血の抑制
  • 広範囲熱傷の上部消化管出血の抑制
  • 消化性潰瘍の上部消化管出血
  • 頭部外傷の上部消化管出血の抑制
  • 脳血管障害の上部消化管出血の抑制

ラニチジン注50mgシリンジ「NP」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

過敏症、発疹、そう痒、血管浮腫、顔面浮腫、眼瞼浮腫、口唇浮腫、血管炎、好酸球増多、Al-P上昇、下痢

起こる可能性のある重大な副作用

ショック、アナフィラキシー、再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少、全身倦怠感、脱力、皮下出血、粘膜下出血、発熱、肝機能障害、黄疸、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、横紋筋融解症、筋肉痛、脱力感、CK上昇、CPK上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、意識障害、痙攣、ミオクローヌス、強直性痙攣、間質性腎炎、皮疹、腎機能検査値異常、BUN上昇、クレアチニン上昇、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、不全収縮、房室ブロック、心ブロック

上記以外の副作用

悪心、嘔吐、便秘、腹部膨満感、食欲不振、可逆性の錯乱状態、幻覚、うつ状態、頭痛、頭重感、眩暈、不眠、眠気、不随意運動、振戦、眼振、パーキンソニズム、徐脈、多形紅斑、脱毛、舌炎、関節痛、急性膵炎、乳房腫脹、乳汁漏出、乳房痛、勃起障害

ラニチジン注50mgシリンジ「NP」の用法・用量

  • 1.上部消化管出血(消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、急性胃粘膜病変による):ラニチジン塩酸塩をラニチジンとして1回50mgを1日3~4回静脈内又は筋肉内注射する
  • 静脈内注射では、1回50mgを日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液にて20mLに希釈し、緩徐に注射する
  • 又は輸液に混合して点滴静注する
    • なお、症状により適宜増減する
  • 上部消化管出血では1週間以内に効果の発現をみるが、内服可能となった後は経口投与に切り替える
  • 2.侵襲ストレス(手術後に集中管理を必要とする大手術、集中治療を必要とする脳血管障害・頭部外傷・多臓器不全・広範囲熱傷)による上部消化管出血の抑制:ラニチジン塩酸塩をラニチジンとして1回100mgを1日2回輸液に混合して点滴静注する
    • なお、症状により適宜増減する
  • 術後集中管理又は集中治療を必要とする期間(手術侵襲ストレスは3日間程度、その他の侵襲ストレスは7日間程度)の投与とする
  • 3.麻酔前投薬:ラニチジン塩酸塩をラニチジンとして1回50mgを麻酔導入1時間前に静脈内又は筋肉内注射する
  • 静脈内注射では、1回50mgを日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液にて20mLに希釈し、緩徐に注射する
  • 又は輸液に混合して点滴静注する
    • なお、手術が長時間に及ぶ場合は6時間間隔で50mgを追加投与する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ラニチジン注50mgシリンジ「NP」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ラニチジン注50mgシリンジ「NP」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
クマリン系抗凝血剤 プロトロンビン時間に変動
ワルファリン プロトロンビン時間に変動
トリアゾラム<経口> 吸収が増大
アタザナビル<経口> 吸収が低下
ゲフィチニブ<経口> 吸収が低下

ラニチジン注50mgシリンジ「NP」と主成分が同じ薬

主成分が同じ薬をすべて見る