エナジア吸入用カプセル中用量の副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
発声障害、筋痙縮、筋骨格痛、カンジダ症、尿路感染、高血糖、頭痛、頻脈、口腔咽頭痛、咳嗽、胃腸炎
起こる可能性のある重大な副作用
アナフィラキシー、血管浮腫、呼吸困難、舌腫脹、口唇腫脹、顔面腫脹、蕁麻疹、皮疹、重篤な血清カリウム値低下、心房細動
上記以外の副作用
口内乾燥、発疹、皮膚そう痒症、排尿困難、発熱
エナジア吸入用カプセル中用量の用法・用量
- 通常、成人にはエナジア吸入用カプセル中用量1回1カプセル(インダカテロールとして150μg、グリコピロニウムとして50μg及びモメタゾンフランカルボン酸エステルとして80μg)を1日1回本剤専用の吸入用器具を用いて吸入する
- なお、症状に応じてエナジア吸入用カプセル高用量1回1カプセル(インダカテロールとして150μg、グリコピロニウムとして50μg及びモメタゾンフランカルボン酸エステルとして160μg)を1日1回本剤専用の吸入用器具を用いて吸入する
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. 本剤は吸入用カプセルであり、必ず本剤専用の吸入用器具(ブリーズヘラー)を用いて吸入し、内服しないこと〔14.1.2参照〕
- 7.2. 本剤は1日1回、時間を問わず一定の時間帯に吸入する(吸入できなかった場合は、可能な限り速やかに1回分を吸入するが、1日1回を超えて吸入しない)
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
エナジア吸入用カプセル中用量の注意が必要な飲み合わせ
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
デスモプレシン酢酸塩水和物<男性における夜間多尿による夜間頻尿> |
低ナトリウム血症 |
薬物代謝酵素<CYP3A4>を阻害する薬剤 |
ステロイド剤を全身投与した場合と同様の症状、インダカテロールの血中濃度が上昇 |
エリスロマイシン |
ステロイド剤を全身投与した場合と同様の症状、インダカテロールの血中濃度が上昇、インダカテロールのCmax及びAUCが1.2倍及び1.4~1.6倍に上昇 |
P-糖蛋白質を阻害する薬剤 |
インダカテロールの血中濃度が上昇 |
ベラパミル |
インダカテロールの血中濃度が上昇、インダカテロールのCmax及びAUCが1.5倍及び1.4~2.0倍に上昇 |
リトナビル |
インダカテロールのAUCが上昇、インダカテロールのAUCが1.6~1.8倍に上昇 |
QTを延長する薬剤 |
QT間隔が延長され心室性不整脈等のリスクが増大 |
モノアミン酸化酵素阻害剤 |
QT間隔が延長され心室性不整脈等のリスクが増大 |
三環系抗うつ剤 |
QT間隔が延長され心室性不整脈等のリスクが増大 |
交感神経作動薬 |
インダカテロールの作用が増強 |
キサンチン系薬剤 |
低カリウム血症による心血管事象<不整脈> |
副腎皮質ホルモン剤 |
低カリウム血症による心血管事象<不整脈> |
利尿剤 |
低カリウム血症による心血管事象<不整脈> |
チアジド系薬剤 |
低カリウム血症による心血管事象<不整脈> |
チアジド系類似利尿剤 |
低カリウム血症による心血管事象<不整脈> |
ループ利尿剤 |
低カリウム血症による心血管事象<不整脈> |
β-遮断剤 |
インダカテロールの作用が減弱 |