処方薬
エナジア吸入用カプセル中用量
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エナジア吸入用カプセル中用量の基本情報

エナジア吸入用カプセル中用量の概要

商品名 エナジア吸入用カプセル中用量
一般名 インダカテロール酢酸塩・グリコピロニウム臭化物・モメタゾンフランカルボン酸エステルカプセル
薬価・規格 290.3円 (1カプセル)
薬の形状
外用薬 > 経口剤 > 吸入剤
外用薬 > 経口剤 > 吸入剤のアイコン
製造会社 ノバルティス ファーマ
YJコード 2290807G1026
レセプト電算コード 622820701
添付文書PDFファイル

エナジア吸入用カプセル中用量の主な効果と作用

  • 狭くなっている気管支の内部をひろげるとともに、炎症アレルギーをおさえる働きがあります。
  • 喘息発作の程度、頻度を軽減するお薬です。

エナジア吸入用カプセル中用量の用途

エナジア吸入用カプセル中用量の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

発声障害、筋痙縮、筋骨格痛、カンジダ症、尿路感染、高血糖、頭痛、頻脈、口腔咽頭痛、咳嗽、胃腸炎

起こる可能性のある重大な副作用

アナフィラキシー、血管浮腫、呼吸困難、舌腫脹、口唇腫脹、顔面腫脹、蕁麻疹、皮疹、重篤な血清カリウム値低下、心房細動

上記以外の副作用

口内乾燥、発疹、皮膚そう痒症、排尿困難、発熱

エナジア吸入用カプセル中用量の用法・用量

  • 通常、成人にはエナジア吸入用カプセル中用量1回1カプセル(インダカテロールとして150μg、グリコピロニウムとして50μg及びモメタゾンフランカルボン酸エステルとして80μg)を1日1回本剤専用の吸入用器具を用いて吸入する
    • なお、症状に応じてエナジア吸入用カプセル高用量1回1カプセル(インダカテロールとして150μg、グリコピロニウムとして50μg及びモメタゾンフランカルボン酸エステルとして160μg)を1日1回本剤専用の吸入用器具を用いて吸入する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 本剤は吸入用カプセルであり、必ず本剤専用の吸入用器具(ブリーズヘラー)を用いて吸入し、内服しないこと〔14.1.2参照〕
  • 7.2. 本剤は1日1回、時間を問わず一定の時間帯に吸入する(吸入できなかった場合は、可能な限り速やかに1回分を吸入するが、1日1回を超えて吸入しない)
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

エナジア吸入用カプセル中用量の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 深在性真菌症
    • 前立腺肥大による排尿障害
    • 排尿障害
    • 閉塞隅角緑内障
    • 有効な抗菌剤の存在しない感染症
    • デスモプレシン酢酸塩水和物投与中<男性における夜間多尿による夜間頻尿>
    • 重度腎機能障害
    • 透析を必要とする末期腎不全
    • eGFR30mL/min/1.73㎡未満
    • 糖尿病
    • 冠動脈疾患
    • 急性心筋梗塞
    • 痙攣性疾患
    • 結核性疾患
    • 高血圧
    • 甲状腺機能亢進症
    • 心血管障害
    • 心不全
    • 低酸素血症
    • てんかん
    • 不整脈
    • QT間隔延長
    • 感染症<有効な抗菌剤の存在しない感染症・深在性真菌症を除く>
    • 前立腺肥大<排尿障害のある場合を除く>

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

エナジア吸入用カプセル中用量の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
デスモプレシン酢酸塩水和物<男性における夜間多尿による夜間頻尿> 低ナトリウム血症
薬物代謝酵素<CYP3A4>を阻害する薬剤 ステロイド剤を全身投与した場合と同様の症状、インダカテロールの血中濃度が上昇
エリスロマイシン ステロイド剤を全身投与した場合と同様の症状、インダカテロールの血中濃度が上昇、インダカテロールのCmax及びAUCが1.2倍及び1.4~1.6倍に上昇
P-糖蛋白質を阻害する薬剤 インダカテロールの血中濃度が上昇
ベラパミル インダカテロールの血中濃度が上昇、インダカテロールのCmax及びAUCが1.5倍及び1.4~2.0倍に上昇
リトナビル インダカテロールのAUCが上昇、インダカテロールのAUCが1.6~1.8倍に上昇
QTを延長する薬剤 QT間隔が延長され心室性不整脈等のリスクが増大
モノアミン酸化酵素阻害剤 QT間隔が延長され心室性不整脈等のリスクが増大
三環系抗うつ剤 QT間隔が延長され心室性不整脈等のリスクが増大
交感神経作動薬 インダカテロールの作用が増強
キサンチン系薬剤 低カリウム血症による心血管事象<不整脈>
副腎皮質ホルモン剤 低カリウム血症による心血管事象<不整脈>
利尿剤 低カリウム血症による心血管事象<不整脈>
チアジド系薬剤 低カリウム血症による心血管事象<不整脈>
チアジド系類似利尿剤 低カリウム血症による心血管事象<不整脈>
ループ利尿剤 低カリウム血症による心血管事象<不整脈>
β-遮断剤 インダカテロールの作用が減弱

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エナジア吸入用カプセル中用量に関係する解説

ステロイド薬・抗コリン薬・β2刺激薬配合剤(吸入薬)

  • エナジア吸入用カプセル中用量は、ステロイド薬・抗コリン薬・β2刺激薬配合剤(吸入薬)に分類される。
  • ステロイド薬・抗コリン薬・β2刺激薬配合剤(吸入薬)とは、抗炎症作用などをあらわすステロイド薬、気管支拡張作用をあらわす抗コリン薬及びβ2刺激薬の3種類の成分を配合した製剤(吸入薬)で、慢性閉塞性肺疾患(COPD)や気管支喘息などに用いる薬。

ステロイド薬・抗コリン薬・β2刺激薬配合剤(吸入薬)の代表的な商品名

  • テリルジー
  • ビレーズトリ
  • エナジア
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