アテキュラ吸入用カプセル高用量に関係する解説
ステロイド薬・β2刺激薬配合剤(吸入薬)
- アテキュラ吸入用カプセル高用量は、ステロイド薬・β2刺激薬配合剤(吸入薬)に分類される。
- ステロイド薬・β2刺激薬配合剤(吸入薬)とは、気管支や肺の炎症により気道が狭くなっている喘息やCOPDに対して、気道の炎症を抑え気管支を拡張することで、咳や息苦しさなどを改善する薬。
ステロイド薬・β2刺激薬配合剤(吸入薬)の代表的な商品名
- アドエア
- シムビコート
- フルティフォーム
- レルベア
- アテキュラ
商品名 | アテキュラ吸入用カプセル高用量 |
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一般名 | インダカテロール酢酸塩・モメタゾンフランカルボン酸エステルカプセル |
薬価・規格 | 171.6円 (1カプセル) |
薬の形状 |
外用薬 > 経口剤 > 吸入剤
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製造会社 | ノバルティス ファーマ |
YJコード | 2290806G3024 |
レセプト電算コード | 622820601 |
カンジダ症、発声障害、口腔咽頭痛、筋痙縮、高血糖、頭痛、頻脈、発疹、皮膚そう痒症、筋骨格痛
アナフィラキシー、血管浮腫、呼吸困難、舌腫脹、口唇腫脹、顔面腫脹、蕁麻疹、皮疹、重篤な血清カリウム値低下、心房細動
薬剤名 | 影響 |
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デスモプレシン酢酸塩水和物<男性における夜間多尿による夜間頻尿> | 低ナトリウム血症 |
薬物代謝酵素<CYP3A4>を阻害する薬剤 | ステロイド剤を全身投与した場合と同様の症状、インダカテロールの血中濃度が上昇 |
エリスロマイシン | ステロイド剤を全身投与した場合と同様の症状、インダカテロールの血中濃度が上昇、インダカテロールのCmax及びAUCが1.2倍及び1.4~1.6倍に上昇 |
P-糖蛋白質を阻害する薬剤 | インダカテロールの血中濃度が上昇 |
ベラパミル | インダカテロールの血中濃度が上昇、インダカテロールのCmax及びAUCが1.5倍及び1.4~2.0倍に上昇 |
リトナビル | インダカテロールのAUCが上昇、インダカテロールのAUCが1.6~1.8倍に上昇 |
QTを延長する薬剤 | QT間隔が延長され心室性不整脈等のリスクが増大 |
モノアミン酸化酵素阻害剤 | QT間隔が延長され心室性不整脈等のリスクが増大 |
三環系抗うつ剤 | QT間隔が延長され心室性不整脈等のリスクが増大 |
交感神経作動薬 | インダカテロールの作用が増強 |
キサンチン系薬剤 | 低カリウム血症による心血管事象<不整脈> |
副腎皮質ホルモン剤 | 低カリウム血症による心血管事象<不整脈> |
利尿剤 | 低カリウム血症による心血管事象<不整脈> |
チアジド系薬剤 | 低カリウム血症による心血管事象<不整脈> |
チアジド系類似利尿剤 | 低カリウム血症による心血管事象<不整脈> |
ループ利尿剤 | 低カリウム血症による心血管事象<不整脈> |
β-遮断剤 | インダカテロールの作用が減弱 |