処方薬
ビベスピエアロスフィア28吸入
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ビベスピエアロスフィア28吸入の基本情報

ビベスピエアロスフィア28吸入の概要

商品名 ビベスピエアロスフィア28吸入
一般名 グリコピロニウム臭化物・ホルモテロールフマル酸塩水和物吸入剤
薬価・規格 1486.8円 (28吸入1キット)
薬の形状
外用薬 > 経口剤 > 吸入剤
外用薬 > 経口剤 > 吸入剤のアイコン
製造会社 アストラゼネカ
YJコード 2259808G1020
レセプト電算コード 622686801
添付文書PDFファイル

ビベスピエアロスフィア28吸入の主な効果と作用

  • 気管支の緊張やけいれんをおさえ、気管支をひろげて咳や苦しい呼吸をやわらげる働きがあります。
  • 呼吸を楽にするお薬です。

ビベスピエアロスフィア28吸入の用途

ビベスピエアロスフィア28吸入の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

口内乾燥、悪心、頭痛、浮動性めまい、落ち着きのなさ、不眠症、振戦、頻脈、動悸、筋痙縮、尿閉

起こる可能性のある重大な副作用

心房細動、重篤な血清カリウム値低下

上記以外の副作用

胸痛、過敏症、不安、激越、上室性頻脈、期外収縮、高血糖、尿路感染

ビベスピエアロスフィア28吸入の用法・用量

  • 通常、成人には、1回2吸入(グリコピロニウムとして14.4μg、ホルモテロールフマル酸塩として9.6μg)を1日2回吸入投与する
  • (用法及び用量に関連する注意)本剤は1日2回、できるだけ同じ時間帯に吸入すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ビベスピエアロスフィア28吸入の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 前立腺肥大による排尿障害
    • 排尿障害
    • 閉塞隅角緑内障
    • 気管支喘息
    • 虚血性心疾患
    • 高血圧
    • 甲状腺機能亢進症
    • 心血管障害
    • 心不全
    • 低カリウム血症
    • 糖尿病
    • 不整脈
    • QT間隔延長
    • 重度肝機能障害
    • 重度腎機能障害
    • 透析を必要とする末期腎不全
    • eGFR30mL/分/1.73㎡未満
    • 前立腺肥大症<排尿障害がある場合を除く>

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ビベスピエアロスフィア28吸入の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
カテコールアミン製剤 不整脈、心停止
エピネフリン 不整脈、心停止
イソプロテレノール 不整脈、心停止
キサンチン系薬剤 低カリウム血症による不整脈
テオフィリン 低カリウム血症による不整脈
アミノフィリン製剤 低カリウム血症による不整脈
全身性ステロイド剤 低カリウム血症による不整脈
全身性プレドニゾロン 低カリウム血症による不整脈
全身性ベタメタゾン 低カリウム血症による不整脈
利尿剤 低カリウム血症による不整脈
フロセミド 低カリウム血症による不整脈
β-遮断剤 ホルモテロールの作用を減弱
アテノロール ホルモテロールの作用を減弱
QTを延長する薬剤 QT間隔が延長され心室性不整脈等のリスクが増大
抗不整脈剤 QT間隔が延長され心室性不整脈等のリスクが増大
キニジン QT間隔が延長され心室性不整脈等のリスクが増大
プロカインアミド QT間隔が延長され心室性不整脈等のリスクが増大
ジソピラミド QT間隔が延長され心室性不整脈等のリスクが増大
三環系抗うつ剤 QT間隔が延長され心室性不整脈等のリスクが増大
イミプラミン QT間隔が延長され心室性不整脈等のリスクが増大

ビベスピエアロスフィア28吸入と主成分が同じ薬

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ビベスピエアロスフィア28吸入に関係する解説

長時間作用型抗コリン薬・長時間作用型β2刺激薬配合剤(吸入薬)

  • ビベスピエアロスフィア28吸入は、長時間作用型抗コリン薬・長時間作用型β2刺激薬配合剤(吸入薬)に分類される。
  • 長時間作用型抗コリン薬・長時間作用型β2刺激薬配合剤(吸入薬)とは、神経伝達物質アセチルコリンの働きを抑える抗コリン作用と交感神経β2受容体刺激作用により、長時間にわたり気管支を拡張させることで、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などによる呼吸症状を改善する薬。

長時間作用型抗コリン薬・長時間作用型β2刺激薬配合剤(吸入薬)の代表的な商品名

  • ウルティブロ
  • アノーロ
  • スピオルト
  • ビベスピ
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