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スピオルトレスピマット28吸入
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スピオルトレスピマット28吸入の基本情報

スピオルトレスピマット28吸入の概要

商品名 スピオルトレスピマット28吸入
一般名 チオトロピウム臭化物水和物・オロダテロール塩酸塩吸入剤
薬価・規格 3233.3円 (28吸入1キット)
薬の形状
外用薬 > 経口剤 > 吸入剤
外用薬 > 経口剤 > 吸入剤のアイコン
製造会社 日本ベーリンガーインゲルハイム
ブランド スピオルトレスピマット28吸入 他
YJコード 2259807G1026
レセプト電算コード 622450101
添付文書PDFファイル

スピオルトレスピマット28吸入の主な効果と作用

  • 気管支の緊張やけいれんをおさえ、気管支をひろげて咳や苦しい呼吸をやわらげる働きがあります。
  • 呼吸を楽にするお薬です。

スピオルトレスピマット28吸入の用途

スピオルトレスピマット28吸入の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

霧視、皮膚そう痒、脱毛、浮動性めまい、不眠、味覚倒錯、口渇、便秘、高尿酸血症、動悸、頻脈

起こる可能性のある重大な副作用

心房細動、期外収縮、心不全、イレウス、閉塞隅角緑内障、視力低下、眼痛、頭痛、眼充血、アナフィラキシー、じん麻疹、血管浮腫、呼吸困難

上記以外の副作用

上室性頻脈、高血圧、発声障害、咳嗽、鼻出血、咽頭炎、鼻咽頭炎、喉頭炎、中咽頭カンジダ症、咽喉刺激感、排尿障害、尿閉、関節痛、背部痛、過敏症、眼圧上昇、発疹、皮膚感染、皮膚潰瘍、皮膚乾燥、嗅覚錯誤、消化不良、口内炎、舌炎、嚥下障害、胃食道逆流性疾患、歯肉炎、脱水、好酸球増多、白血球減少、喘鳴、副鼻腔炎、気管支痙攣、血尿、夜間頻尿、クレアチニン上昇、腎機能異常、尿路感染、関節腫脹

スピオルトレスピマット28吸入の用法・用量

  • 通常、成人には1回2吸入(チオトロピウムとして5μg及びオロダテロールとして5μg)を1日1回吸入投与する
  • (用法及び用量に関連する注意)本剤を他の長時間作用性抗コリン薬、長時間作用性β2刺激薬又は長時間作用性抗コリン薬を含む配合剤、長時間作用性β2刺激薬を含む配合剤と同時に使用しないこと〔15.1参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

スピオルトレスピマット28吸入の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 前立腺肥大による排尿障害
    • 排尿障害
    • 閉塞隅角緑内障
    • 冠不全
    • 期外収縮
    • 気管支喘息
    • 痙攣性疾患
    • 高血圧
    • 甲状腺機能亢進症
    • 心血管障害
    • 心不全
    • 心房細動
    • 糖尿病
    • 肥大型閉塞性心筋症
    • 不整脈
    • 腎機能高度低下
    • 腎機能中等度低下
    • 前立腺肥大<排尿障害がある場合を除く>
    • クレアチニンクリアランス値が50mL/min以下

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

スピオルトレスピマット28吸入の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
QTを延長する薬剤 QT間隔が延長され心室性不整脈等のリスクが増大
モノアミン酸化酵素阻害剤 QT間隔が延長され心室性不整脈等のリスクが増大
三環系抗うつ剤 QT間隔が延長され心室性不整脈等のリスクが増大
交感神経作動薬 オロダテロールの交感神経刺激作用が増強、心拍数増加、血圧上昇
キサンチン系薬剤 低カリウム血症による心血管事象
副腎皮質ホルモン剤 低カリウム血症による心血管事象
利尿剤<カリウム保持性利尿剤を除く> 低カリウム血症による心血管事象
β-遮断剤 オロダテロールの作用が減弱

スピオルトレスピマット28吸入と主成分が同じ薬

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スピオルトレスピマット28吸入に関係する解説

長時間作用型抗コリン薬・長時間作用型β2刺激薬配合剤(吸入薬)

  • スピオルトレスピマット28吸入は、長時間作用型抗コリン薬・長時間作用型β2刺激薬配合剤(吸入薬)に分類される。
  • 長時間作用型抗コリン薬・長時間作用型β2刺激薬配合剤(吸入薬)とは、神経伝達物質アセチルコリンの働きを抑える抗コリン作用と交感神経β2受容体刺激作用により、長時間にわたり気管支を拡張させることで、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などによる呼吸症状を改善する薬。

長時間作用型抗コリン薬・長時間作用型β2刺激薬配合剤(吸入薬)の代表的な商品名

  • ウルティブロ
  • アノーロ
  • スピオルト
  • ビベスピ
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