処方薬
アルガトロバン注射液10mg「サワイ」
後発
アルガトロバン注射液10mg「サワイ」の基本情報
アルガトロバン注射液10mg「サワイ」の概要
商品名 | アルガトロバン注射液10mg「サワイ」 |
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一般名 | アルガトロバン10mg20mL注射液 |
薬価・規格 | 685.0円 (10mg20mL1管) |
薬の形状 |
注射薬 > 液剤 > 注射液
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製造会社 | 沢井製薬 |
YJコード | 2190408A1089 |
レセプト電算コード | 621406001 |
アルガトロバン注射液10mg「サワイ」の主な効果と作用
- 血を固まりにくくし、血液の流れをよくするお薬です。
- 血管の中に
血栓 ができるのを防ぐ働きがあります。
アルガトロバン注射液10mg「サワイ」の用途
アルガトロバン注射液10mg「サワイ」の副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
出血、凝固時間延長、血尿、貧血、赤血球減少、ヘモグロビン減少、ヘマトクリット値減少、白血球増多、白血球減少、血小板減少、過敏症
起こる可能性のある重大な副作用
出血性脳梗塞、脳出血、消化管出血、ショック、アナフィラキシーショック、蕁麻疹、血圧低下、呼吸困難、劇症肝炎、黄疸、重篤な肝機能障害
上記以外の副作用
皮疹、紅斑性発疹、そう痒、血管痛、血管炎、AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、LDH上昇、総ビリルビン上昇、γ-GTP上昇、BUN上昇、クレアチニン上昇、嘔吐、下痢、食欲不振、腹痛、頭痛、四肢疼痛、四肢のしびれ、ふらつき、不整脈、心悸亢進、熱感、潮紅、悪寒、発熱、発汗、胸痛、過換気症候群、血圧上昇、浮腫、腫脹、倦怠感、血清総蛋白減少
アルガトロバン注射液10mg「サワイ」の用法・用量
- 1.次記疾患に伴う神経症候(運動麻痺)、日常生活動作(歩行、起立、座位保持、食事)の改善[発症後48時間以内の脳血栓症急性期(ラクネを除く)]:はじめの2日間は1日アルガトロバン水和物として60mgを適当量の輸液で希釈し、24時間かけて持続点滴静注する
- その後の5日間は1回アルガトロバン水和物として10mgを適当量の輸液で希釈し1日朝夕2回、1回3時間かけて点滴静注する
- なお、年齢、症状に応じて適宜増減する
- 2.慢性動脈閉塞症(バージャー病・閉塞性動脈硬化症)における四肢潰瘍、安静時疼痛ならびに冷感の改善:1回アルガトロバン水和物として10mgを輸液で希釈し、1日2回、1回2~3時間かけて点滴静注する
- なお、年齢、症状に応じて適宜増減する
- 3.次記患者における血液体外循環時の灌流血液の凝固防止(血液透析)[先天性アンチトロンビン3欠乏患者、アンチトロンビン3低下を伴う患者(アンチトロンビン3が正常の70%以下に低下し、かつ、ヘパリンナトリウム、ヘパリンカルシウムの使用では体外循環路内の凝血(残血)が改善しないと判断されたもの)、ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)2型患者]:体外循環開始時にアルガトロバン水和物として10mgを回路内に投与し、体外循環開始後は毎時アルガトロバン水和物として25mgより投与を開始する
- 凝固時間の延長、回路内凝血(残血)、透析効率及び透析終了時の止血状況等を指標に投与量を増減し、患者毎の投与量を決定するが、毎時アルガトロバン水和物として5~40mgを目安とする
- 4.ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)2型(発症リスクのある場合を含む)における経皮的冠インターベンション施行時の血液の凝固防止:本剤をそのまま又は適当量の輸液で希釈し、アルガトロバン水和物として0.1mg/kgを3~5分かけて静脈内投与し、術後4時間までアルガトロバン水和物として6μg/kg/分を目安に静脈内持続投与する
- その後抗凝固療法の継続が必要な場合は、0.7μg/kg/分に減量し静脈内持続投与する
- なお、持続投与量は目安であり、適切な凝固能のモニタリングにより適宜調節する
- 5.ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)2型における血栓症の発症抑制:本剤をそのまま又は適当量の輸液で希釈し、アルガトロバン水和物として0.7μg/kg/分より点滴静注を開始し、持続投与する
- なお、肝機能障害のある患者や出血のリスクのある患者に対しては、低用量から投与を開始する
- 活性化部分トロンボプラスチン時間(aPTT)を指標に投与量を増減し、患者毎の投与量を決定する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
アルガトロバン注射液10mg「サワイ」の使用上の注意
病気や症状に応じた注意喚起
- 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
患者の属性に応じた注意喚起
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
年齢や性別に応じた注意喚起
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
アルガトロバン注射液10mg「サワイ」の注意が必要な飲み合わせ
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 | 影響 |
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血液凝固阻止剤 | 出血傾向の増強 |
ヘパリン製剤 | 出血傾向の増強 |
ワルファリン | 出血傾向の増強 |
血小板凝集抑制作用を有する薬剤 | 出血傾向の増強 |
アスピリン | 出血傾向の増強 |
オザグレルナトリウム | 出血傾向の増強 |
チクロピジン塩酸塩 | 出血傾向の増強 |
硫酸クロピドグレル | 出血傾向の増強 |
シロスタゾール | 出血傾向の増強 |
ジピリダモール | 出血傾向の増強 |
血栓溶解剤 | 出血傾向の増強 |
アルテプラーゼ | 出血傾向の増強 |
ウロキナーゼ | 出血傾向の増強 |
フィブリノゲン低下作用を有する酵素製剤 | 出血傾向の増強 |
バトロキソビン | 出血傾向の増強 |