処方薬
ケレンディア錠10mg
先発
ケレンディア錠10mgの基本情報
ケレンディア錠10mgの概要
商品名 | ケレンディア錠10mg |
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一般名 | フィネレノン錠 |
薬価・規格 | 143.9円 (10mg1錠) |
薬の形状 |
内用薬 > 錠剤 > 錠
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製造会社 | バイエル薬品 |
YJコード | 2190044F1020 |
レセプト電算コード | 622911101 |
ケレンディア錠10mgの主な効果と作用
- 慢性腎臓病を治療するお薬です。
- 腎臓の機能を低下させる物質(
アルドステロン )の働きをおさえます。
ケレンディア錠10mgの用途
ケレンディア錠10mgの副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
低ナトリウム血症、高尿酸血症、低血圧、糸球体ろ過率減少
起こる可能性のある重大な副作用
高カリウム血症
ケレンディア錠10mgの用法・用量
- 通常、成人にはフィネレノンとして次の用量を1日1回経口投与する
- eGFRが60mL/min/1.73㎡以上:20mg
- eGFRが60mL/min/1.73㎡未満:10mgから投与を開始し、血清カリウム値、eGFRに応じて、投与開始から4週間後を目安に20mgへ増量する
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. 投与開始又は再開、増量から4週間後、その後も定期的に血清カリウム値及びeGFRを測定し、次に従って用量を調節すること〔8.1、8.2参照〕
- 1). 血清カリウム値4.8mEq/L以下の場合:①. 血清カリウム値4.8mEq/L以下の場合:20mg1日1回の場合;維持
- ②. 血清カリウム値4.8mEq/L以下の場合:10mg1日1回の場合;20mg1日1回に増量(ただし、eGFRが前回の測定から30%を超えて低下していない場合に限る)
- 2). 血清カリウム値4.8mEq/L超5.5mEq/L以下の場合:維持
- 3). 血清カリウム値5.5mEq/L超の場合:中止(投与中止後、血清カリウム値が5.0mEq/L以下に下がった場合には、10mgを1日1回から投与を再開することができる)
- 7.2. 10mg錠と20mg錠の生物学的同等性は示されていないため、20mgを投与する際には10mg錠を使用しないこと〔16.1.3参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
ケレンディア錠10mgの使用上の注意
病気や症状に応じた注意喚起
- 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
患者の属性に応じた注意喚起
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
年齢や性別に応じた注意喚起
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
ケレンディア錠10mgの注意が必要な飲み合わせ
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 | 影響 |
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イトラコナゾール | 本剤の血中濃度が著しく上昇 |
ポサコナゾール | 本剤の血中濃度が著しく上昇 |
ボリコナゾール | 本剤の血中濃度が著しく上昇 |
リトナビル | 本剤の血中濃度が著しく上昇 |
アタザナビル | 本剤の血中濃度が著しく上昇 |
ダルナビル | 本剤の血中濃度が著しく上昇 |
ホスアンプレナビル | 本剤の血中濃度が著しく上昇 |
コビシスタットを含有する製剤 | 本剤の血中濃度が著しく上昇 |
クラリスロマイシン | 本剤の血中濃度が著しく上昇 |
エンシトレルビル | 本剤の血中濃度が著しく上昇 |
CYP3Aを阻害する薬剤<中等度> | 本剤の血中濃度が上昇 |
エリスロマイシン | 本剤の血中濃度が上昇 |
ベラパミル | 本剤の血中濃度が上昇 |
フルコナゾール | 本剤の血中濃度が上昇 |
弱いCYP3A阻害剤 | 本剤の血中濃度が上昇 |
アミオダロン | 本剤の血中濃度が上昇 |
フルボキサミン | 本剤の血中濃度が上昇 |
強いCYP3A誘導薬 | 本剤の血中濃度が著しく低下し効果が減弱 |
中程度のCYP3A誘導剤 | 本剤の血中濃度が著しく低下し効果が減弱 |
リファンピシン類 | 本剤の血中濃度が著しく低下し効果が減弱 |
カルバマゼピン | 本剤の血中濃度が著しく低下し効果が減弱 |
フェニトイン | 本剤の血中濃度が著しく低下し効果が減弱 |
フェノバルビタール | 本剤の血中濃度が著しく低下し効果が減弱 |
エファビレンツ | 本剤の血中濃度が著しく低下し効果が減弱 |
ミトタン | 本剤の血中濃度が著しく低下し効果が減弱、作用を阻害 |
スピロノラクトン | 血清カリウム値上昇及び高カリウム血症が発現する危険性が増大 |
トリアムテレン | 血清カリウム値上昇及び高カリウム血症が発現する危険性が増大 |
カンレノ酸カリウム | 血清カリウム値上昇及び高カリウム血症が発現する危険性が増大 |
エプレレノン | 血清カリウム値上昇及び高カリウム血症が発現する危険性が増大 |
エサキセレノン | 血清カリウム値上昇及び高カリウム血症が発現する危険性が増大 |
カリウム製剤 | 血清カリウム値上昇及び高カリウム血症が発現する危険性が増大 |
スルファメトキサゾール・トリメトプリム | 血清カリウム値上昇及び高カリウム血症が発現する危険性が増大 |
リチウム製剤 | 中毒 |
炭酸リチウム | 中毒 |
非ステロイド系抗炎症剤 | 腎機能障害患者では高カリウム血症 |
インドメタシン製剤 | 腎機能障害患者では高カリウム血症 |
飲食物との組み合わせ注意
- セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの
- グレープフルーツ
- カリウムを含むもの