処方薬
ウプトラビ錠0.2mg
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ウプトラビ錠0.2mgの基本情報

ウプトラビ錠0.2mgの概要

商品名 ウプトラビ錠0.2mg
一般名 セレキシパグ錠
薬価・規格 1460.3円 (0.2mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 日本新薬
ブランド ウプトラビ錠0.2mg 他
YJコード 2190037F1020
レセプト電算コード 622516101
識別コード @261
添付文書PDFファイル

ウプトラビ錠0.2mgの主な効果と作用

  • 肺動脈の血圧を下げ、血管が狭くなるのをおさえる働きがあります。
  • 肺高血圧症を治療するお薬です。

ウプトラビ錠0.2mgの用途

ウプトラビ錠0.2mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

頭痛、浮動性めまい、潮紅、下痢、悪心、嘔吐、腹痛、顎痛、筋肉痛、四肢痛、関節痛

起こる可能性のある重大な副作用

低血圧、過度の血圧低下、起立性低血圧、出血、鼻出血、網膜出血、甲状腺機能異常、甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症

上記以外の副作用

貧血、鉄欠乏性貧血、血小板数減少、代謝異常、食欲減退、体液貯留、低カリウム血症、脱水、失神、体位性めまい、頭部不快感、傾眠、不眠症、灼熱感、感覚鈍麻、嗜眠、錯感覚、味覚消失、片頭痛、眼痛、羞明、霧視、眼瞼浮腫、浮腫、流涙増加、回転性めまい、耳鳴、ほてり、動悸、心房細動、心不全、右室不全、頻脈、心室性期外収縮、紅痛症、四肢熱感、四肢発赤、四肢の痛み、四肢の腫れ、呼吸困難、鼻閉、咳嗽、低酸素症、口腔咽頭不快感、腹部不快感、消化不良、胃食道逆流性疾患、腹部膨満、便秘、排便回数増加、胃炎、口内乾燥、胃拡張、消化性潰瘍、肝酵素上昇、肝機能異常、血中ビリルビン増加、紅斑、発疹、皮膚そう痒症、光線過敏性反応、脱毛症、多汗症、背部痛、筋骨格痛、頚部痛、顎関節症候群、筋痙縮、骨痛、四肢不快感、関節腫脹、筋骨格硬直、筋力低下、開口障害、筋肉疲労、疲労、脊椎痛、腎機能障害、頻尿、倦怠感、末梢性浮腫、顔面浮腫、疼痛、無力症、胸部不快感、体重減少、胸痛、異常感、発熱、胃腸炎、上咽頭炎、副鼻腔炎、インフルエンザ様疾患、転倒、月経過多、ヘモグロビン減少、蕁麻疹、血管浮腫、血中甲状腺刺激ホルモン減少、過敏症

ウプトラビ錠0.2mgの用法・用量

  • 通常、成人にはセレキシパグとして1回0.2mgを1日2回食後経口投与から開始する
  • 忍容性を確認しながら、7日以上の間隔で1回量として0.2mgずつ最大耐用量まで増量して維持用量を決定する
    • なお、最高用量は1回1.6mgとし、いずれの用量においても、1日2回食後に経口投与する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 投与初期に頭痛、下痢等の副作用が多く報告されているため、患者の状態を十分観察しながら慎重に用量の漸増を行うこと
  • 7.2. 忍容性に問題があり減量する場合は、原則として1回0.2mgずつ漸減すること(減量後に再増量する場合は、再増量までに8日以上の間隔をあけ、忍容性を確認しながら漸増すること)
  • 7.3. 3日以上投与を中断した場合、再開時には中断前より低い用量からの投与を考慮すること
  • 7.4. 投与を中止する場合は、症状の増悪に留意しながら投与量を漸減すること
  • 7.5. 中等度肝障害患者には、1日1回に減量して投与を開始し、投与間隔や増量間隔の延長、最高用量の減量を考慮すること〔9.3.2、16.6.2参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ウプトラビ錠0.2mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 重度肝障害
    • 肺静脈閉塞性疾患を有する肺高血圧症
    • 重度肝障害<Child-Pughスコア:10~15>
    • 出血傾向
    • 低血圧
    • 透析中
    • 重度腎障害
    • 出血傾向素因
    • 中等度肝障害
    • 軽度又は中等度肝障害<Child-Pughスコア:5~9>
    • 糸球体濾過率:15~29mL/min/1.73㎡
    • 慢性血栓塞栓性肺高血圧症のWHO機能分類クラス1
    • 慢性血栓塞栓性肺高血圧症のWHO機能分類クラス4

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ウプトラビ錠0.2mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
降圧作用を有する薬剤 過度の血圧低下
カルシウム拮抗剤 過度の血圧低下
ACE阻害剤 過度の血圧低下
アンジオテンシン2受容体拮抗剤 過度の血圧低下
利尿剤 過度の血圧低下
プロスタグランジンE1製剤 過度の血圧低下、出血の危険性が増大
プロスタグランジンE2誘導体製剤 過度の血圧低下、出血の危険性が増大
プロスタグランジンI2誘導体製剤 過度の血圧低下、出血の危険性が増大
血液凝固阻止剤 出血の危険性が増大
ワルファリン 出血の危険性が増大
血栓溶解剤 出血の危険性が増大
ウロキナーゼ 出血の危険性が増大
血小板凝集抑制作用を有する薬剤 出血の危険性が増大
アスピリン 出血の危険性が増大
チクロピジン 出血の危険性が増大
非ステロイド系抗炎症剤 出血の危険性が増大
CYP2C8を阻害する薬剤 本剤の活性代謝物のCmax及びAUCが増加
クロピドグレル 本剤の活性代謝物のCmax及びAUCが増加
デフェラシロクス 本剤の活性代謝物のCmax及びAUCが増加
ロピナビル・リトナビル配合剤 本剤の血中濃度が上昇、本剤の副作用が発現
CYP2C8を誘導する薬剤 本剤の活性代謝物のAUCが低下
リファンピシン類 本剤の活性代謝物のAUCが低下

ウプトラビ錠0.2mgと主成分が同じ薬

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    薬価 2902.8円 (0.4mg1錠)
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    製造会社 日本新薬
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    薬の形状 内用薬 > 錠剤 > 錠
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ウプトラビ錠0.2mgに関係する解説

セレキシパグ(選択的プロスタサイクリン受容体作動薬)(肺高血圧症治療薬)

  • ウプトラビ錠0.2mgは、セレキシパグ(選択的プロスタサイクリン受容体作動薬)(肺高血圧症治療薬)に分類される。
  • セレキシパグ(選択的プロスタサイクリン受容体作動薬)(肺高血圧症治療薬)とは、プロスタサイクリン受容体(IP受容体)への作動作用により、平滑筋弛緩作用や肺動脈平滑筋細胞の増殖抑制作用などを介して肺血管抵抗や肺動脈圧を低下させることで肺動脈性肺高血圧症による症状を改善する薬。

セレキシパグ(選択的プロスタサイクリン受容体作動薬)(肺高血圧症治療薬)の代表的な商品名

  • ウプトラビ
セレキシパグ(選択的プロスタサイクリン受容体作動薬)(肺高血圧症治療薬)についての詳しい解説を見る