処方薬
炭酸ランタン顆粒分包250mg「YD」
後発

炭酸ランタン顆粒分包250mg「YD」の基本情報

炭酸ランタン顆粒分包250mg「YD」の概要

商品名 炭酸ランタン顆粒分包250mg「YD」
一般名 炭酸ランタン水和物顆粒
薬価・規格 32.7円 (250mg1包)
薬の形状
内用薬 > 散剤 > 顆粒
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製造会社 陽進堂
YJコード 2190029D1033
レセプト電算コード 622620601
添付文書PDFファイル

炭酸ランタン顆粒分包250mg「YD」の主な効果と作用

  • 食物に含まれるリンと結合し、便とともに体の外へ排出することにより、リンの体内への吸収をおさえる働きがあります。
  • 血液中のリンを下げるお薬です。

炭酸ランタン顆粒分包250mg「YD」の用途

炭酸ランタン顆粒分包250mg「YD」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

嘔吐、悪心、便秘、腹痛、胃不快感、下痢、逆流性食道炎、腹部膨満感、食欲不振、消化不良、腹部不快感

起こる可能性のある重大な副作用

腸管穿孔、イレウス、持続する腹痛、消化管出血、消化管潰瘍、吐血、下血、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、結腸潰瘍

上記以外の副作用

放屁増加、胃炎、過敏症、発疹、そう痒、AST上昇、ALT上昇、貧血、好酸球増多、副甲状腺機能亢進症、Al-P上昇、胸痛、背部痛、倦怠感、めまい、高カルシウム血症、低リン血症、低カルシウム血症

炭酸ランタン顆粒分包250mg「YD」の用法・用量

  • 通常、成人にはランタンとして1日750mgを開始用量とし、1日3回に分割して食直後に経口投与する
  • 以後、症状、血清リン濃度の程度により適宜増減するが、最高用量は1日2250mgとする
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 本剤投与開始時又は用量変更時には、1週間後を目安に血清リン濃度の確認を行うことが望ましい
  • 7.2. 増量を行う場合は増量幅をランタンとして1日あたりの用量で750mgまでとし、1週間以上の間隔をあけて行うこと
  • 7.3. 2週間で効果が認められない場合には、他の適切な治療法に切り替えること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

炭酸ランタン顆粒分包250mg「YD」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

炭酸ランタン顆粒分包250mg「YD」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
テトラサイクリン系抗生物質<経口> 吸収が低下し効果が減弱
テトラサイクリン<経口> 吸収が低下し効果が減弱
ドキシサイクリン<経口> 吸収が低下し効果が減弱
ニューキノロン系抗菌剤<経口> 吸収が低下し効果が減弱
レボフロキサシン<経口> 吸収が低下し効果が減弱
塩酸シプロフロキサシン<服用> 吸収が低下し効果が減弱
甲状腺製剤<経口> 吸収が低下
レボチロキシン<経口> 吸収が低下

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炭酸ランタン顆粒分包250mg「YD」に関係する解説

高リン血症治療薬(血中リン排泄促進薬)

  • 炭酸ランタン顆粒分包250mg「YD」は、高リン血症治療薬(血中リン排泄促進薬)に分類される。
  • 高リン血症治療薬(血中リン排泄促進薬)とは、主に慢性腎臓病(CKD)の病態において、消化管内でリンを吸着し、リン排泄を促すことで高リン血症を改善し、動脈硬化や骨折などを予防する薬。

高リン血症治療薬(血中リン排泄促進薬)の代表的な商品名

  • レナジェル、フォスブロック
  • ホスレノール
  • キックリン
  • リオナ
  • カルタン
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