処方薬
カルタン細粒83%
先発

カルタン細粒83%の基本情報

カルタン細粒83%の概要

商品名 カルタン細粒83%
一般名 沈降炭酸カルシウム細粒
薬価・規格 7.5円 (83%1g)
薬の形状
内用薬 > 散剤 > 細粒
内用薬 > 散剤 > 細粒のアイコン
製造会社 マイラン製薬
ブランド カルタン細粒83% 他
YJコード 2190024C1027
レセプト電算コード 610462046
識別コード M5600.6g500mg/0.6g
添付文書PDFファイル

カルタン細粒83%の主な効果と作用

  • 食物に含まれるリンと結合し、便とともに体の外へ排出することにより、リンの体内への吸収をおさえる働きがあります。
  • 血液中のリンを下げるお薬です。

カルタン細粒83%の用途

  • 透析中の慢性腎不全の高リン血症の改善
  • 保存期慢性腎不全の高リン血症の改善

カルタン細粒83%の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

便秘、Al-P上昇、γ-GTP上昇、LDH上昇、トリグリセライド上昇、AST上昇、代謝異常、アルカローシス、電解質失調、高カルシウム血症、血中カルシウム濃度として11mg/dL以上

上記以外の副作用

腎結石、尿路結石、下痢、悪心、胃酸反動性分泌、過敏症、そう痒感

カルタン細粒83%の用法・用量

  • 通常、成人には、沈降炭酸カルシウムとして1日3.0gを3回に分割して、食直後、経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • (用法及び用量に関連する注意)2週間で効果が認められない場合には、本剤の投与を中止し、リン摂取の制限等、他の適切な治療法に切り替えること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

カルタン細粒83%の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

カルタン細粒83%の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
テトラサイクリン系抗生物質<経口> 相互に吸収が低下し効果が減弱
塩酸テトラサイクリン<服用> 相互に吸収が低下し効果が減弱
塩酸ミノサイクリン<服用> 相互に吸収が低下し効果が減弱
ニューキノロン系抗菌剤<経口> 相互に吸収が低下し効果が減弱
ノルフロキサシン<経口> 相互に吸収が低下し効果が減弱
オフロキサシン<服用> 相互に吸収が低下し効果が減弱
レボフロキサシン<経口> 相互に吸収が低下し効果が減弱
ポリスチレンスルホン酸ナトリウム 当該薬剤の吸収・排泄に影響
ポリスチレンスルホン酸カルシウム 当該薬剤の吸収・排泄に影響
キニジン硫酸塩水和物 当該薬剤の吸収・排泄に影響
活性型ビタミンD製剤 高カルシウム血症
アルファカルシドール 高カルシウム血症
カルシトリオール 高カルシウム血症
ロキサデュスタット 作用が減弱

飲食物との組み合わせ注意

  • 大量の牛乳

カルタン細粒83%と主成分が同じ薬

  • 内用薬 > 散剤 > 細粒のアイコン
    薬価 7.5円 (83%1g)
    薬の形状 内用薬 > 散剤 > 細粒
    製造会社 マイラン製薬
    先発
主成分が同じ薬をすべて見る

カルタン細粒83%に関係する解説

高リン血症治療薬(血中リン排泄促進薬)

  • カルタン細粒83%は、高リン血症治療薬(血中リン排泄促進薬)に分類される。
  • 高リン血症治療薬(血中リン排泄促進薬)とは、主に慢性腎臓病(CKD)の病態において、消化管内でリンを吸着し、リン排泄を促すことで高リン血症を改善し、動脈硬化や骨折などを予防する薬。

高リン血症治療薬(血中リン排泄促進薬)の代表的な商品名

  • レナジェル、フォスブロック
  • ホスレノール
  • キックリン
  • リオナ
  • カルタン
高リン血症治療薬(血中リン排泄促進薬)についての詳しい解説を見る

カルシウム製剤

  • カルタン細粒83%は、カルシウム製剤に分類される。
  • カルシウム製剤とは、体内にカルシウムを補充し、骨粗しょう症、高リン血症、消化器症状などを改善する薬。

カルシウム製剤の代表的な商品名

  • アスパラ-CA
  • カルチコール
  • 乳酸カルシウム
  • 沈降炭酸カルシウム、カルタン、炭カル錠
  • デノタス
カルシウム製剤についての詳しい解説を見る