処方薬
ポリスチレンスルホン酸Ca「NP」原末

ポリスチレンスルホン酸Ca「NP」原末の基本情報

ポリスチレンスルホン酸Ca「NP」原末の概要

商品名 ポリスチレンスルホン酸Ca「NP」原末
一般名 ポリスチレンスルホン酸カルシウム
薬価・規格 10.1円 (1g)
薬の形状
内用薬 > 散剤 > 末
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製造会社 ニプロ
YJコード 2190016X1148
レセプト電算コード 620356905
識別コード HD-0325g
添付文書PDFファイル

ポリスチレンスルホン酸Ca「NP」原末の主な効果と作用

  • 血液中のカリウムを下げるお薬です。
  • カリウムを体の外へ排泄させて、血液中のカリウムの量を減らす働きがあります。

ポリスチレンスルホン酸Ca「NP」原末の用途

ポリスチレンスルホン酸Ca「NP」原末の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

便秘、悪心、嘔気、食欲不振、胃部不快感、過敏症、発疹、低カリウム血症

起こる可能性のある重大な副作用

腸管穿孔、腸閉塞、大腸潰瘍、高度便秘、持続する腹痛、嘔吐、下血

ポリスチレンスルホン酸Ca「NP」原末の用法・用量

  • 〈経口投与〉通常成人1日15~30gを2~3回にわけ、その1回量を水30~50mLに懸濁し、経口投与する
    • なお、症状により適宜増減する
  • 〈注腸投与〉通常成人1回30gを水または2%メチルセルロース溶液100mLに懸濁して注腸する
  • 体温程度に加温した懸濁液を注腸し30分から1時間腸管内に放置する
  • 液がもれてくるようであれば枕で臀部挙上するか、或いはしばらくの間膝胸位をとらせる
  • 水または2%メチルセルロース溶液にかえて5%ブドウ糖溶液を用いてもよい
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ポリスチレンスルホン酸Ca「NP」原末の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

ポリスチレンスルホン酸Ca「NP」原末の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
ジギタリス剤 中毒作用が増強
ジゴキシン 中毒作用が増強
アルミニウム含有制酸剤 本剤の効果が減弱
マグネシウム含有制酸剤 本剤の効果が減弱
カルシウム含有制酸剤 本剤の効果が減弱
アルミニウムを含有する緩下剤 本剤の効果が減弱
マグネシウム含有緩下剤 本剤の効果が減弱
カルシウム含有緩下剤 本剤の効果が減弱
水酸化アルミニウム 本剤の効果が減弱
水酸化マグネシウム 本剤の効果が減弱
沈降炭酸カルシウム 本剤の効果が減弱
アルミニウムを含有する制酸剤<経口> 全身性アルカローシス
マグネシウム含有制酸剤<経口> 全身性アルカローシス
カルシウム含有制酸剤<経口> 全身性アルカローシス
アルミニウムを含有する緩下剤<服用> 全身性アルカローシス
マグネシウム含有緩下剤<経口> 全身性アルカローシス
カルシウム含有緩下剤<経口> 全身性アルカローシス
水酸化アルミニウム<服用> 全身性アルカローシス
水酸化マグネシウム<経口> 全身性アルカローシス
沈降炭酸カルシウム<経口> 全身性アルカローシス
甲状腺製剤<経口> 当該薬剤の効果が減弱
レボチロキシン<経口> 当該薬剤の効果が減弱
アルギン酸ナトリウム 消化管内に不溶性のゲル

ポリスチレンスルホン酸Ca「NP」原末と主成分が同じ薬

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ポリスチレンスルホン酸Ca「NP」原末に関係する解説

陽イオン交換樹脂製剤(血清カリウム抑制剤)

  • ポリスチレンスルホン酸Ca「NP」原末は、陽イオン交換樹脂製剤(血清カリウム抑制剤)に分類される。
  • 陽イオン交換樹脂製剤(血清カリウム抑制剤)とは、腸管内で薬剤に含まれる陽イオンをカリウムイオンと交換しカリウムイオンを排泄させて血液中のカリウム値を下げる薬。

陽イオン交換樹脂製剤(血清カリウム抑制剤)の代表的な商品名

  • カリメート
  • ポリスチレンスルホン酸Ca経口ゼリー20%分包25g「三和」
  • ケイキサレート
陽イオン交換樹脂製剤(血清カリウム抑制剤)についての詳しい解説を見る