処方薬
ケイキサレート散
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ケイキサレート散の基本情報

ケイキサレート散の概要

商品名 ケイキサレート散
一般名 ポリスチレンスルホン酸ナトリウム
薬価・規格 10.0円 (1g)
薬の形状
内用薬 > 散剤 > 末
内用薬 > 散剤 > 末のアイコン
製造会社 鳥居薬品
ブランド ケイキサレート散 他
YJコード 2190009A1048
レセプト電算コード 620004980
識別コード TO-093
添付文書PDFファイル

ケイキサレート散の主な効果と作用

  • 血液中のカリウムを下げるお薬です。
  • カリウムを体の外へ排泄させて、血液中のカリウムの量を減らす働きがあります。

ケイキサレート散の用途

ケイキサレート散の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

下痢、浮腫、低カルシウム血症、悪心、便秘、胃部不快感、食欲不振、眩暈、倦怠感、腹痛、血圧上昇

起こる可能性のある重大な副作用

心不全、小腸穿孔、小腸粘膜壊死、大腸潰瘍、結腸壊死、激しい腹痛、激しい下痢、嘔吐

上記以外の副作用

低カリウム血症

ケイキサレート散の用法・用量

  • 〈内服〉通常、成人1日量30gを2~3回に分け、その1回量を水50~150mLに懸濁し、経口投与する
  • 症状に応じて適宜増減
  • 〈注腸〉通常、成人1回30gを水または2%メチルセルロース溶液100mLに懸濁して注腸する
  • 症状に応じて適宜増減
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ケイキサレート散の使用上の注意

患者の属性に応じた注意喚起

ケイキサレート散の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
ジギタリス剤 中毒の症状の増強、食欲不振、悪心、嘔吐、下痢、不整脈、頻脈、高度の徐脈、視覚異常、眩暈、頭痛、失見当識、錯乱
ジギトキシン 中毒の症状の増強、食欲不振、悪心、嘔吐、下痢、不整脈、頻脈、高度の徐脈、視覚異常、眩暈、頭痛、失見当識、錯乱
ジゴキシン 中毒の症状の増強、食欲不振、悪心、嘔吐、下痢、不整脈、頻脈、高度の徐脈、視覚異常、眩暈、頭痛、失見当識、錯乱
ラナトシドC 中毒の症状の増強、食欲不振、悪心、嘔吐、下痢、不整脈、頻脈、高度の徐脈、視覚異常、眩暈、頭痛、失見当識、錯乱
アルミニウムを含有する制酸剤<経口> 本剤の作用が減弱、全身性アルカローシス
マグネシウム含有制酸剤<経口> 本剤の作用が減弱、全身性アルカローシス
カルシウム含有制酸剤<経口> 本剤の作用が減弱、全身性アルカローシス
アルミニウムを含有する緩下剤<服用> 本剤の作用が減弱、全身性アルカローシス
マグネシウム含有緩下剤<経口> 本剤の作用が減弱、全身性アルカローシス
カルシウム含有緩下剤<経口> 本剤の作用が減弱、全身性アルカローシス
ケイ酸アルミニウム<経口> 本剤の作用が減弱、全身性アルカローシス
水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム<経口> 本剤の作用が減弱、全身性アルカローシス
スクラルファート<経口> 本剤の作用が減弱、全身性アルカローシス
沈降炭酸カルシウム<経口> 本剤の作用が減弱、全身性アルカローシス
甲状腺製剤<経口> 当該薬剤の効果が減弱
レボチロキシン<経口> 当該薬剤の効果が減弱

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ケイキサレート散に関係する解説

陽イオン交換樹脂製剤(血清カリウム抑制剤)

  • ケイキサレート散は、陽イオン交換樹脂製剤(血清カリウム抑制剤)に分類される。
  • 陽イオン交換樹脂製剤(血清カリウム抑制剤)とは、腸管内で薬剤に含まれる陽イオンをカリウムイオンと交換しカリウムイオンを排泄させて血液中のカリウム値を下げる薬。

陽イオン交換樹脂製剤(血清カリウム抑制剤)の代表的な商品名

  • カリメート
  • ポリスチレンスルホン酸Ca経口ゼリー20%分包25g「三和」
  • ケイキサレート
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