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リバゼブ配合錠LD
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リバゼブ配合錠LDの基本情報

リバゼブ配合錠LDの概要

商品名 リバゼブ配合錠LD
一般名 ピタバスタチンカルシウム水和物・エゼチミブ配合剤(1)錠
薬価・規格 55.9円 (1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 興和
YJコード 2189103F1029
レセプト電算コード 622927801
添付文書PDFファイル

リバゼブ配合錠LDの主な効果と作用

  • コレステロール血症を治療するお薬です。
  • 小腸からのコレステロールの吸収をおさえるとともに、コレステロールの生合成に関与する酵素の働きをおさえ、血液中のコレステロールの量を減らす働きがあります。

リバゼブ配合錠LDの用途

リバゼブ配合錠LDの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

ALT上昇、γ-GTP上昇、蛋白尿、白血球増多、浮腫、ミオグロビン上昇、AST上昇、無力症、皮膚そう痒、じん麻疹、紅斑

起こる可能性のある重大な副作用

アナフィラキシー、血管神経性浮腫、発疹、過敏症状、横紋筋融解症、筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、急性腎障害、重篤な腎障害、ミオパチー、広範な筋肉痛、筋肉圧痛、著明なCK上昇、免疫介在性壊死性ミオパチー、近位筋脱力、CK高値、炎症を伴わない筋線維壊死、抗HMG-CoA還元酵素抗体陽性、抗HMGCR抗体陽性、肝機能障害、黄疸、著しいAST上昇、著しいALT上昇、血小板減少、間質性肺炎、発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、重症筋無力症、眼筋型重症筋無力症、全身型重症筋無力症、重症筋無力症悪化、眼筋型重症筋無力症悪化、全身型重症筋無力症悪化

上記以外の副作用

多形紅斑、血管性浮腫、脱毛、皮膚疼痛、疼痛、口渇、口内乾燥、口内炎、舌炎、嘔気、悪心、嘔吐、逆流性食道炎、胃炎、胃不快感、消化不良、腹痛、腹部膨満感、アミラーゼ上昇、膵炎、胆石症、胆のう炎、鼓腸放屁、便秘、下痢、食欲不振、LDH上昇、ビリルビン上昇、コリンエステラーゼ上昇、AL-P上昇、肝炎、頻尿、BUN上昇、血清クレアチニン上昇、期外収縮、動悸、血圧上昇、胸痛、ほてり、背部痛、四肢痛、筋痙縮、筋力低下、頭痛、頭重感、しびれ、めまい、こわばり感、眠気、不眠、坐骨神経痛、抑うつ、錯感覚、貧血、顆粒球減少、白血球減少、好酸球増多、グロブリン上昇、テストステロン低下、アルドステロン低下、アルドステロン上昇、ACTH上昇、コルチゾール上昇、TSH上昇、倦怠感、疲労感、関節痛、霧視、眼のちらつき、耳閉感、味覚異常、帯状疱疹、単純疱疹、結膜炎、抗核抗体陽性化、尿潜血、着色尿、尿酸値上昇、血清K上昇、血清P上昇

リバゼブ配合錠LDの用法・用量

  • 通常、成人には1日1回1錠(ピタバスタチンカルシウム/エゼチミブとして2mg/10mg)を食後に経口投与する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 次のピタバスタチンカルシウム水和物とエゼチミブの成人に対する用法及び用量を踏まえ、患者毎に本剤の適用を考慮すること
  • ピタバスタチンカルシウム水和物通常、成人にはピタバスタチンカルシウムとして1~2mgを1日1回経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減し、LDL-コレステロール値の低下が不十分な場合には増量できるが、最大投与量は1日4mgまでとする
  • エゼチミブ通常、成人にはエゼチミブとして1回10mgを1日1回食後経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜減量する
  • 7.2. 原則として、ピタバスタチンカルシウムとして2mg及びエゼチミブ10mgを併用している場合、あるいはピタバスタチンカルシウムとして2mgを使用し効果不十分な場合に、本剤LD(ピタバスタチンカルシウム/エゼチミブとして2mg/10mg)の適用を検討すること
  • 7.4. 肝障害のある患者に投与する場合には、最大投与量をピタバスタチンカルシウムとして1日2mgまでとする〔9.3.3、16.6.2参照〕
  • 7.5. ピタバスタチンは投与量(全身曝露量)の増加に伴い、横紋筋融解症関連有害事象が発現するので、ピタバスタチンカルシウムとして4mgに増量する場合には、CK上昇、ミオグロビン尿、筋肉痛及び脱力感等の横紋筋融解症前駆症状に注意すること(ピタバスタチンの成人海外臨床試験においてピタバスタチンカルシウムとして8mg以上の投与は横紋筋融解症及び関連有害事象の発現により中止されている)〔11.1.2参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

リバゼブ配合錠LDの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 胆道閉塞
    • 過敏症
    • 重篤な肝機能障害
    • シクロスポリン投与中
    • 腎機能に関する臨床検査値に異常
    • 中等度肝機能障害
    • アルコール中毒
    • 肝障害
    • 筋ジストロフィー
    • 甲状腺機能低下症
    • 重症筋無力症
    • 腎障害
    • 糖尿病
    • 横紋筋融解症
    • 肝障害<重篤な肝機能障害・胆道閉塞・中等度肝機能障害を除く>
    • 遺伝性筋疾患
    • 薬剤性筋障害
    • ホモ接合体性家族性高コレステロール血症
    • 複合型高脂血症
    • フィブラート系薬剤併用

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

リバゼブ配合錠LDの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
フィブラート系薬剤 胆石症、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症、自覚症状<筋肉痛・脱力感>、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇、血清クレアチニン上昇、腎機能の悪化
シクロスポリン 急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症、副作用の発現頻度が増加
ベザフィブラート 急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症、自覚症状<筋肉痛・脱力感>、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇、血清クレアチニン上昇、腎機能の悪化
ニコチン酸製剤 急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症、自覚症状<筋肉痛・脱力感>、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇、血清クレアチニン上昇、腎機能の悪化
エリスロマイシン 急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症、自覚症状<筋肉痛・脱力感>、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇、血清クレアチニン上昇、腎機能の悪化
陰イオン交換樹脂剤<経口> ピタバスタチンの血中濃度が低下、エゼチミブの血中濃度の低下
コレスチミド<経口> ピタバスタチンの血中濃度が低下、エゼチミブの血中濃度の低下
コレスチラミン<経口> ピタバスタチンの血中濃度が低下、エゼチミブの血中濃度の低下
リファンピシン類 ピタバスタチンのCmaxが2.0倍・AUCが1.3倍に上昇
クマリン系抗凝血剤 プロトロンビン時間国際標準比<INR>の上昇
ワルファリン プロトロンビン時間国際標準比<INR>の上昇

飲食物との組み合わせ注意

  • ニコチン酸(ナイアシン)を含むもの<まいたけ、たらこ、インスタントコーヒー、かつお節、まぐろ など>

リバゼブ配合錠LDと主成分が同じ薬

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    薬価 55.9円 (1錠)
    薬の形状 内用薬 > 錠剤 > 錠
    製造会社 興和
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リバゼブ配合錠LDに関係する解説

小腸コレステロールトランスポーター阻害薬・HMG-CoA還元酵素阻害薬配合剤

  • リバゼブ配合錠LDは、小腸コレステロールトランスポーター阻害薬・HMG-CoA還元酵素阻害薬配合剤に分類される。
  • 小腸コレステロールトランスポーター阻害薬・HMG-CoA還元酵素阻害薬配合剤とは、小腸におけるコレステロール吸収阻害作用をあらわす薬と肝臓でのコレステロール合成阻害作用をあらわす薬を配合した製剤で、主に血液中のコレステロールを低下させることで脂質異常症を改善し動脈硬化などを予防する薬。

小腸コレステロールトランスポーター阻害薬・HMG-CoA還元酵素阻害薬配合剤の代表的な商品名

  • アトーゼット配合錠
  • ロスーゼット配合錠
  • リバゼブ配合錠
小腸コレステロールトランスポーター阻害薬・HMG-CoA還元酵素阻害薬配合剤についての詳しい解説を見る