処方薬
ジャクスタピッドカプセル10mg
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ジャクスタピッドカプセル10mgの基本情報

ジャクスタピッドカプセル10mgの概要

商品名 ジャクスタピッドカプセル10mg
一般名 ロミタピドメシル酸塩カプセル
薬価・規格 92815.6円 (10mg1カプセル)
薬の形状
内用薬 > カプセル剤 > カプセル
内用薬 > カプセル剤 > カプセルのアイコン
製造会社 レコルダティ・レア・ディジーズ
ブランド ジャクスタピッドカプセル5mg 他
YJコード 2189020M2020
レセプト電算コード 622516801
識別コード A73310mg
添付文書PDFファイル

ジャクスタピッドカプセル10mgの主な効果と作用

  • 脂質異常症を治療するお薬です。
  • 血液中のコレステロールの量を減らす働きがあります。

ジャクスタピッドカプセル10mgの用途

ジャクスタピッドカプセル10mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

下痢、腹部不快感、腹部膨満、腹痛、上腹部痛、消化不良、放屁、悪心、嘔吐、便秘、便意切迫

起こる可能性のある重大な副作用

肝機能障害、胃腸障害、重度下痢、肝炎、AST上昇、ALT上昇

上記以外の副作用

胃炎、胃腸音異常、胃食道逆流性疾患、直腸しぶり、脂肪肝、胃腸炎、体重減少、ALT増加、AST増加、肝機能検査異常、食欲減退、頭痛、下腹部痛、空気嚥下、おくび、軟便、胃拡張、胃障害、痔出血、疲労、倦怠感、ALP増加、カリウム減少、INR異常、トランスアミナーゼ上昇、めまい、片頭痛、薬疹、斑状出血、湿疹、丘疹、アレルギー性皮膚そう痒症、発疹、紅斑性皮疹、鉄欠乏性貧血、筋肉痛、腹部圧痛、便通不規則、口乾燥、嚥下障害、便失禁、変色糞、胃腸痛、血便、過敏性腸症候群、直腸出血、無力症、胸痛、悪寒、異常感、歩行困難、空腹、インフルエンザ、インフルエンザ様疾患、疼痛、末梢腫脹、発熱、肝腫大、感染、気管支炎、ウイルス性胃腸炎、鼻咽頭炎、肺炎、副鼻腔炎、上気道感染症、尿路感染、ウイルス性感染、血中ビリルビン上昇、血中コレステロール増加、血中CK上昇、血中ブドウ糖減少、血中ブドウ糖上昇、血圧上昇、血中トリグリセライド上昇、血中尿素増加、ヘモグロビン減少、心拍数増加、肝酵素上昇、高比重リポ蛋白減少、体重増加、脱水、体重変動、平衡障害、脳血管障害、味覚障害、嗜眠、意識消失、錯感覚、痙攣発作、傾眠、皮膚そう痒症、紅斑、脱毛症、毛髪異常成長、多汗症、蕁麻疹、貧血、血液疾患、内出血発生増加傾向、リンパ節症、関節痛、背部痛、関節硬直、筋萎縮、筋攣縮、筋力低下、筋骨格系胸痛、筋骨格系不快感、筋骨格痛、筋骨格硬直、四肢痛、狭心症、冠動脈狭窄、心筋梗塞、心筋虚血、動悸、耳鳴、過敏症、異常な夢、怒り、不安、うつ病、初期不眠症、不眠症、頻尿、咳嗽、呼吸困難、鼻出血、口腔咽頭痛、鼻漏、咽喉刺激感、潮紅、ほてり、高血圧、低血圧、血栓症

ジャクスタピッドカプセル10mgの用法・用量

  • 通常、成人には、1日1回夕食後2時間以上あけて、ロミタピドとして5mgの経口投与から開始する
  • 忍容性に問題がなく、効果不十分な場合には2週間以上の間隔をあけて10mgに増量する
  • さらに増量が必要な場合には、4週間以上の間隔で忍容性を確認しながら段階的に20mg、40mgに増量することができる
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 本剤を投与中に血清トランスアミナーゼ高値を認めた場合の用量調節及び肝機能検査の実施時期は次を参考に行うこと〔1.警告の項、8.1、8.4、11.1.1参照〕
  • 1). AST値が基準値上限の3倍以上かつ5倍未満又はALT値が基準値上限の3倍以上かつ5倍未満:①1週間以内に再検査を実施する、②高値が確認された場合は減量を行い、高値が確認された場合は他の肝機能検査(アルカリホスファターゼ、総ビリルビン、プロトロンビン時間国際標準比[PT-INR]等の測定)を行う、③毎週肝機能検査を実施し、肝機能異常(ビリルビン上昇又はPT-INR延長)を認めた場合、血清トランスアミナーゼ値が基準値上限の5倍を超えた場合、又は血清トランスアミナーゼ値が4週間程度経過後基準値上限の3倍を下回らない場合には休薬する、④血清トランスアミナーゼ値が基準値上限の3倍未満まで回復した後、本剤の投与を再開する場合、減量を検討するとともに肝機能検査をより頻回に実施すること
  • 2). AST値が基準値上限の5倍以上又はALT値が基準値上限の5倍以上:①投与を中止し、他の肝機能検査(アルカリホスファターゼ、総ビリルビン、PT-INR等の測定)を行う、②血清トランスアミナーゼ値が基準値上限の3倍を下回った場合は、投与の再開を考慮し、再開する場合は、投与中止時の用量よりも低い用量で投与を開始するとともに肝機能検査をより頻回に実施すること
  • 7.2. 血清トランスアミナーゼ値上昇が肝機能障害の臨床症状(悪心、嘔吐、腹痛、発熱、黄疸、嗜眠、インフルエンザ様症状等)を伴う場合、もしくは基準値上限の2倍以上のビリルビン高値又は活動性肝疾患を伴う場合には、本剤の投与を中止すること〔1.警告の項、8.1、11.1.1参照〕
  • 7.3. 胃腸障害の発現を抑えるために服用時期(夕食後2時間以上の間隔をあけて服用)を遵守するよう指導すること(臨床試験において食直後に服用したときに胃腸障害の発現割合が高くなる傾向が認められている)〔8.5、11.1.2、16.2.2参照〕
  • 7.4. 軽度肝機能障害のある患者では、1日20mgを超えて投与しないこと〔9.3.2、11.1.1、16.6.1参照〕
  • 7.5. 腎機能障害患者では増量間隔の延長や最大用量の減量を考慮し、末期腎不全患者では1日20mgを超えて投与しないこと〔9.2腎機能障害患者の項、16.6.2参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ジャクスタピッドカプセル10mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 重度肝機能障害
    • 中等度肝機能障害
    • 強いCYP3A阻害作用を有する薬剤投与中
    • 血清中トランスアミナーゼ高値が持続
    • 中程度CYP3A阻害作用を有する薬剤投与中
    • 肝機能障害を生じるおそれのある薬剤と併用
    • 出血傾向
    • 腎機能障害
    • 吸収不良をきたしやすい慢性腸疾患
    • 吸収不良をきたしやすい慢性膵疾患
    • 出血傾向素因
    • 軽度肝機能障害
    • 末期腎不全

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ジャクスタピッドカプセル10mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
強力なCYP3A阻害剤 本剤の血中濃度が著しく上昇
クラリスロマイシン 本剤の血中濃度が著しく上昇
インジナビル 本剤の血中濃度が著しく上昇
イトラコナゾール 本剤の血中濃度が著しく上昇
ネルフィナビル 本剤の血中濃度が著しく上昇
サキナビル 本剤の血中濃度が著しく上昇
テラプレビル 本剤の血中濃度が著しく上昇
ボリコナゾール 本剤の血中濃度が著しく上昇
リトナビル 本剤の血中濃度が著しく上昇
コビシスタットを含有する製剤 本剤の血中濃度が著しく上昇
CYP3Aを阻害する薬剤<中等度> 本剤の血中濃度が著しく上昇
アプレピタント 本剤の血中濃度が著しく上昇
アタザナビル 本剤の血中濃度が著しく上昇
シプロフロキサシン 本剤の血中濃度が著しく上昇
クリゾチニブ 本剤の血中濃度が著しく上昇
ジルチアゼム 本剤の血中濃度が著しく上昇
エリスロマイシン 本剤の血中濃度が著しく上昇
フルコナゾール 本剤の血中濃度が著しく上昇
ホスアンプレナビル 本剤の血中濃度が著しく上昇
イマチニブ 本剤の血中濃度が著しく上昇
ベラパミル 本剤の血中濃度が著しく上昇
ミコナゾール<ゲル剤・注射剤> 本剤の血中濃度が著しく上昇
トフィソパム 本剤の血中濃度が著しく上昇
弱いCYP3A阻害剤 本剤の血中濃度が上昇
アトルバスタチン 本剤の血中濃度が上昇
シメチジン 本剤の血中濃度が上昇
シロスタゾール 本剤の血中濃度が上昇
経口避妊薬 本剤の血中濃度が上昇
イストラデフィリン 本剤の血中濃度が上昇
CYP3A酵素誘導剤 本剤の血中濃度が低下
リファンピシン類 本剤の血中濃度が低下
フェノバルビタール 本剤の血中濃度が低下
カルバマゼピン 本剤の血中濃度が低下
モダフィニル 本剤の血中濃度が低下
陰イオン交換樹脂剤<経口> 本剤の血中濃度が低下
コレスチラミン<経口> 本剤の血中濃度が低下
CYP3A酵素で代謝を受ける薬剤 血中濃度が上昇
シンバスタチン 血中濃度が上昇
トリアゾラム 血中濃度が上昇
ロスバスタチン 血中濃度が上昇
P糖蛋白の基質となる薬剤 血中濃度が上昇、P-糖タンパク質による消化管からの排泄が阻害
コルヒチン 血中濃度が上昇、P-糖タンパク質による消化管からの排泄が阻害
ジゴキシン 血中濃度が上昇、P-糖タンパク質による消化管からの排泄が阻害
フェキソフェナジン 血中濃度が上昇、P-糖タンパク質による消化管からの排泄が阻害
ワルファリン 血中濃度が上昇しPT-INRが上昇、出血の危険性を増大
血液凝固阻止剤 出血の危険性を増大
ヘパリン製剤 出血の危険性を増大
エドキサバン 出血の危険性を増大
血栓溶解剤 出血の危険性を増大
ウロキナーゼ 出血の危険性を増大
アルテプラーゼ 出血の危険性を増大
血小板凝集抑制作用を有する薬剤 出血の危険性を増大
アスピリン 出血の危険性を増大
クロピドグレル 出血の危険性を増大

飲食物との組み合わせ注意

  • グレープフルーツジュース

ジャクスタピッドカプセル10mgと主成分が同じ薬

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    製造会社 レコルダティ・レア・ディジーズ
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    薬の形状 内用薬 > カプセル剤 > カプセル
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ジャクスタピッドカプセル10mgに関係する解説

ロミタピド[脂質異常症(高脂血症)治療薬]

  • ジャクスタピッドカプセル10mgは、ロミタピド[脂質異常症(高脂血症)治療薬]に分類される。
  • ロミタピド[脂質異常症(高脂血症)治療薬]とは、血液中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を増やす要因となるMTP(ミクロソームトリグリセリド転送タンパク質)という物質を阻害することで、LDLコレステロールを低下させる薬。

ロミタピド[脂質異常症(高脂血症)治療薬]の代表的な商品名

  • ジャクスタピッド
ロミタピド[脂質異常症(高脂血症)治療薬]についての詳しい解説を見る