ロスバスタチン錠5mg「ゼリア」の副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
無力症、皮膚そう痒症、発疹、蕁麻疹、苔癬様皮疹、腹痛、便秘、嘔気、下痢、膵炎、口内炎
起こる可能性のある重大な副作用
横紋筋融解症、筋肉痛、脱力感、CK上昇、CPK上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、急性腎障害、重篤な腎障害、ミオパシー、広範な筋肉痛、高度脱力感、著明なCK上昇、著明なCPK上昇、免疫介在性壊死性ミオパシー、重症筋無力症、眼筋型重症筋無力症、全身型重症筋無力症、重症筋無力症悪化、眼筋型重症筋無力症悪化、全身型重症筋無力症悪化、肝炎、肝機能障害、黄疸、AST上昇、ALT上昇、血小板減少、過敏症状、血管浮腫、間質性肺炎、発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、末梢神経障害、四肢感覚鈍麻、しびれ感、感覚障害、疼痛、筋力低下、多形紅斑
上記以外の副作用
関節痛、筋痙攣、頭痛、浮動性眩暈、健忘、睡眠障害、不眠、悪夢、抑うつ、女性化乳房、代謝異常、HbA1c上昇、血糖値上昇、肝機能異常、蛋白尿、腎機能異常、BUN上昇、血清クレアチニン上昇
ロスバスタチン錠5mg「ゼリア」の用法・用量
- ロスバスタチンとして1日1回2.5mgより投与を開始するが、早期にLDL-コレステロール値を低下させる必要がある場合には5mgより投与を開始してもよい
- なお、年齢・症状により適宜増減し、投与開始後あるいは増量後、4週以降にLDL-コレステロール値の低下が不十分な場合には、漸次10mgまで増量できる
- 10mgを投与してもLDL-コレステロール値の低下が十分でない、家族性高コレステロール血症患者などの重症患者に限り、更に増量できるが、1日最大20mgまでとする
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
ロスバスタチン錠5mg「ゼリア」の注意が必要な飲み合わせ
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
フィブラート系薬剤 |
急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症、自覚症状<筋肉痛・脱力感>、CK<CPK>上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇、血清クレアチニン上昇、腎機能の悪化、筋肉痛、脱力感 |
ベザフィブラート |
急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症、CK<CPK>上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇、筋肉痛、脱力感 |
ニコチン酸製剤 |
急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症、CK<CPK>上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇、筋肉痛、脱力感 |
アゾール系抗真菌剤 |
急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症、CK<CPK>上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇、筋肉痛、脱力感 |
イトラコナゾール |
急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症、CK<CPK>上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇、筋肉痛、脱力感 |
マクロライド系抗生物質 |
急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症、CK<CPK>上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇、筋肉痛、脱力感 |
エリスロマイシン |
急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症、CK<CPK>上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇、筋肉痛、脱力感 |
シクロスポリン |
本剤のAUC0-24hが健康成人に単独で反復投与したときに比べ約7倍上昇 |
クマリン系抗凝血剤 |
抗凝血作用が増強 |
ワルファリン |
抗凝血作用が増強 |
制酸剤<PPI・H2ブロッカー以外> |
ロスバスタチンの血中濃度が約50%に低下 |
水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム |
ロスバスタチンの血中濃度が約50%に低下 |
ロピナビル・リトナビル配合剤 |
ロスバスタチンのAUCが約2倍・Cmaxが約5倍上昇 |
アタザナビル及びリトナビル両剤 |
ロスバスタチンのAUCが約3倍・Cmaxが7倍上昇 |
ダルナビル及びリトナビル両剤 |
ロスバスタチンのAUCが約1.5倍・Cmaxが約2.4倍上昇 |
グレカプレビル・ピブレンタスビル |
ロスバスタチンのAUCが約2.2倍・Cmaxが約5.6倍上昇 |
ダクラタスビル |
ロスバスタチンの血中濃度が上昇 |
アスナプレビル |
ロスバスタチンの血中濃度が上昇 |
ダクラタスビル・アスナプレビル・ベクラブビル |
ロスバスタチンの血中濃度が上昇 |
グラゾプレビル |
ロスバスタチンのAUCが約2.3倍・Cmaxが約5.5倍上昇 |
エルバスビル |
ロスバスタチンのAUCが約2.3倍・Cmaxが約5.5倍上昇 |
ソホスブビル・ベルパタスビル |
ロスバスタチンのAUCが約2.7倍・Cmaxが約2.6倍上昇 |
ダロルタミド |
ロスバスタチンのAUCが5.2倍・Cmaxが5.0倍上昇 |
レゴラフェニブ水和物 |
ロスバスタチンのAUCが3.8倍・Cmaxが4.6倍上昇 |
カプマチニブ塩酸塩水和物 |
ロスバスタチンのAUCが約2.1倍・Cmaxが約3.0倍上昇 |
バダデュスタット |
ロスバスタチンのAUCが約2.5倍・Cmaxが約2.7倍上昇 |
フェブキソスタット |
ロスバスタチンのAUCが約1.9倍・Cmaxが約2.1倍上昇 |
エルトロンボパグ |
ロスバスタチンのAUCが約1.6倍上昇 |
ホスタマチニブナトリウム水和物 |
ロスバスタチンのAUCが1.96倍・Cmaxが1.88倍上昇 |
ロキサデュスタット |
ロスバスタチンのAUCが2.93倍・Cmaxが4.47倍上昇 |
タファミジス |
ロスバスタチンのAUCが1.97倍・Cmaxが1.86倍上昇 |