処方薬
クエストラン粉末44.4%

クエストラン粉末44.4%の基本情報

クエストラン粉末44.4%の概要

商品名 クエストラン粉末44.4%
一般名 コレスチラミンシロップ用
薬価・規格 10.0円 (44.4%1g)
薬の形状
内用薬 > 液剤 > シロップ用
内用薬 > 液剤 > シロップ用のアイコン
製造会社 サノフィ
YJコード 2189009R1032
レセプト電算コード 620346101
添付文書PDFファイル

クエストラン粉末44.4%の主な効果と作用

  • 血液中のコレステロールを下げるお薬です。
  • 腸でコレステロールの原料である胆汁酸と結合し、便の中に排泄させる働きがあります。
  • 腸内で薬(レフルノミド)を吸着し、また、消化管から薬が再吸収されるのをおさえる働きがあります。
  • リウマチ治療薬(レフルノミド)を体から取り除くためのお薬です。

クエストラン粉末44.4%の用途

  • レフルノミドの活性代謝物の除去
  • コレステロール血症

クエストラン粉末44.4%の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

便秘、ALT上昇、腹痛、硬便、胃部膨満感、腹部膨満感、腹鳴、食欲不振、嘔気、下痢、軟便

起こる可能性のある重大な副作用

腸閉塞、高度便秘、持続する腹痛、嘔吐

上記以外の副作用

心窩部痛、胃部不快感、腹部不快感、胸やけ、AST上昇、Al-P上昇、LDH上昇、総ビリルビン上昇、BUN上昇、クレアチニン上昇、白血球増多、ヘモグロビン減少、ヘマトクリット値減少、発疹、皮膚そう痒感、CK上昇、口腔内アフタ、血清カリウム上昇、血清リン上昇、血清尿酸上昇、血清カリウム低下、血清カルシウム低下、ビタミンD低下、胃潰瘍、歯肉腫脹、肝機能異常、顔面紅潮、皮膚熱感、紅斑、めまい、頭痛、硝子体出血、耳鳴、毛細管拡張、排尿障害、疲労

クエストラン粉末44.4%の用法・用量

  • 〈高コレステロール血症〉通常成人にはコレスチラミン無水物として1回4gを水約100mLに懸濁し、1日2~3回服用する
  • 〈レフルノミドの活性代謝物の体内からの除去〉通常成人にはコレスチラミン無水物として1回4gを水約100mLに懸濁し、1日3回服用する
  • レフルノミド製剤投与による重篤な副作用発現時にはコレスチラミン無水物として1回8gを水約200mLに懸濁し、1日3回服用する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈レフルノミドの活性代謝物の体内からの除去〉通常、本剤1回9g(コレスチラミン無水物として4g)を1日3回服用する場合、服用期間は17日間を目安とし、レフルノミド製剤投与による重篤な副作用発現時には、本剤1回18g(コレスチラミン無水物として8g)を1日3回服用し、服用期間は11日間を目安とすること(なお、患者の臨床症状及び検査所見の推移により服用期間を調節すること)
  • 7.2. 〈レフルノミドの活性代謝物の体内からの除去〉レフルノミド製剤投与中止後に妊娠を希望する女性へのレフルノミドの活性代謝物の体内からの除去には、本剤による薬物除去法施行後少なくとも2回、血漿中レフルノミドの活性代謝物であるA771726濃度を測定し、2回のA771726濃度測定値が胎児へのリスクが極めて低いと考えられる0.02μg/mL未満であることを確認する(血漿中A771726濃度の測定間隔は14日以上とする)、血漿中A771726濃度が0.02μg/mL以上であった場合、本剤の投与を継続すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

クエストラン粉末44.4%の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

クエストラン粉末44.4%の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
抗リウマチ剤<経口> 血中濃度が低下
メトトレキサート<経口> 血中濃度が低下
サラゾスルファピリジン<経口> 血中濃度が低下
非ステロイド系薬剤<服用> 血中濃度が低下
ピロキシカム<経口> 血中濃度が低下
テノキシカム<経口> 血中濃度が低下
メロキシカム<経口> 血中濃度が低下
ジクロフェナク<服用> 血中濃度が低下
イブプロフェン<服用> 血中濃度が低下
フェニルブタゾン<経口> 血中濃度が低下
ナプロキセン<経口> 血中濃度が低下
フルフェナム酸アルミニウム<経口> 血中濃度が低下
副腎皮質ホルモン剤<経口> 血中濃度が低下
ヒドロコルチゾン<経口> 血中濃度が低下
免疫抑制剤<経口> 血中濃度が低下
ミコフェノール酸モフェチル<経口> 血中濃度が低下
チアジド系降圧利尿剤<経口> 血中濃度が低下
クロルタリドン<経口> 血中濃度が低下
メチクラン<経口> 血中濃度が低下
メフルシド<経口> 血中濃度が低下
テトラサイクリン<経口> 血中濃度が低下
フェノバルビタール<経口> 血中濃度が低下
塩酸バンコマイシン<経口> 血中濃度が低下
甲状腺製剤<経口> 血中濃度が低下
ジギタリス<経口> 血中濃度が低下
塩酸ラロキシフェン<経口> 血中濃度が低下
フィブラート系薬剤<経口> 血中濃度が低下
ベザフィブラート<経口> 血中濃度が低下
フェノフィブラート<経口> 血中濃度が低下
フルバスタチンナトリウム<経口> 血中濃度が低下
エゼチミブ<経口> 血中濃度が低下
ワルファリン<経口> 吸収が阻害され抗凝血作用が減弱
ケノデオキシコール酸<経口> 作用を減弱
アカルボース 作用に影響
スピロノラクトン 高クロール性アシドーシス
発癌物質 腸腫瘍の発生頻度が上昇

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クエストラン粉末44.4%に関係する解説

陰イオン交換樹脂

  • クエストラン粉末44.4%は、陰イオン交換樹脂に分類される。
  • 陰イオン交換樹脂とは、消化管内で胆汁酸を吸着しそのまま体外へ排泄させてコレステロールを下げる薬。

陰イオン交換樹脂の代表的な商品名

  • コレバイン、コレバインミニ
  • クエストラン
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