ベザフィブラートSR錠100mg「日医工」の副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
筋痙攣、腹痛、嘔気、食欲不振、腹部膨満感、下痢、口内炎、発疹、皮膚そう痒、LDH上昇、BUN上昇
起こる可能性のある重大な副作用
横紋筋融解症、筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、急性腎障害、重篤な腎障害、アナフィラキシー、ショック、顔面浮腫、口唇腫脹、肝機能障害、黄疸、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、多形紅斑
上記以外の副作用
クレアチニン上昇、尿酸上昇、浮腫、頭痛、めまい、傾眠、不眠、しびれ感、嘔吐、便秘、胃潰瘍、胸やけ、口渇、蕁麻疹、光線過敏症、貧血、白血球減少、血小板増加、血小板減少、低血糖、全身倦怠感、脱毛、胆石、勃起不全、味覚異常、発熱、頻尿
ベザフィブラートSR錠100mg「日医工」の用法・用量
- 通常、成人にはベザフィブラートとして1日400mgを2回に分けて朝夕食後に経口投与する
- なお、腎機能障害を有する患者及び高齢者に対しては適宜減量すること
- (用法及び用量に関連する注意)本剤は主として腎臓を経て尿中に排泄されるので、腎機能障害のある患者への投与には十分注意する必要があるので、投与にあたっては、次の血清クレアチニン値に応じて減量すること〔9.2.1-9.2.4参照〕;1)Scr≦1.5mg/dL:投与量400mg/日(200mg×2)、2)1.5mg/dL<Scr<2.0mg/dL:投与量200mg/日(200mg×1)[Scr:血清クレアチニン値]
- また、高齢者では、加齢により腎機能の低下を認める一方で、筋肉量の低下から血清クレアチニン値の上昇が軽微であるため、次のクレアチニンクリアランスに応じた投与量の調節を行うこと〔9.8.2参照〕;1)60mL/分≦Ccr:投与量400mg/日(200mg×2)、2)50mL/分<Ccr<60mL/分:投与量200mg/日(200mg×1)[Ccr:クレアチニンクリアランス]
- なお、投与量はクレアチニンクリアランスの実測値より設定することが望ましいが、患者の身体状況等を勘案し、実測することが困難である場合には、例えばクレアチニンクリアランスと高い相関性が得られる次記の安田の推定式を用いる等により、用量の設定を行うこと
- 男性:(176-年齢)×体重/(100×血清クレアチニン値)
- 女性:(158-年齢)×体重/(100×血清クレアチニン値)
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
ベザフィブラートSR錠100mg「日医工」の注意が必要な飲み合わせ
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
HMG-CoA還元酵素阻害剤 |
急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症、自覚症状<筋肉痛・脱力感>、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇、血清クレアチニン上昇、腎機能の悪化 |
プラバスタチンナトリウム |
急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症、自覚症状<筋肉痛・脱力感>、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇、血清クレアチニン上昇、腎機能の悪化 |
シンバスタチン |
急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症、自覚症状<筋肉痛・脱力感>、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇、血清クレアチニン上昇、腎機能の悪化 |
フルバスタチンナトリウム |
急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症、自覚症状<筋肉痛・脱力感>、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇、血清クレアチニン上昇、腎機能の悪化、血中濃度が上昇 |
血液凝固阻止剤 |
出血又はその傾向 |
ワルファリンカリウム |
出血又はその傾向 |
スルホニルウレア系薬剤 |
冷汗・強い空腹感・動悸等の低血糖症状 |
グリベンクラミド |
冷汗・強い空腹感・動悸等の低血糖症状 |
グリクラジド |
冷汗・強い空腹感・動悸等の低血糖症状 |
グリメピリド |
冷汗・強い空腹感・動悸等の低血糖症状 |
ナテグリニド |
冷汗・強い空腹感・動悸等の低血糖症状 |
インスリン製剤 |
低血糖症状 |
シクロスポリン |
腎障害 |
陰イオン交換樹脂剤<経口> |
本剤の吸収が遅延又は減少 |
コレスチラミン<経口> |
本剤の吸収が遅延又は減少 |