処方薬
ニコランジル点滴静注用48mg「F」
後発

ニコランジル点滴静注用48mg「F」の基本情報

ニコランジル点滴静注用48mg「F」の概要

商品名 ニコランジル点滴静注用48mg「F」
一般名 ニコランジル48mg注射用
薬価・規格 1251.0円 (48mg1瓶)
薬の形状
注射薬 > 散剤 > 注射用
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製造会社 富士製薬
ブランド ニコランジル点滴静注用2mg「F」 他
YJコード 2171406D3040
レセプト電算コード 620008219
添付文書PDFファイル

ニコランジル点滴静注用48mg「F」の主な効果と作用

  • 心臓へ酸素や栄養を運ぶ冠動脈をひろげ、血液の流れをよくする働きがあります。
  • 狭心症心不全などを治療するお薬です。

ニコランジル点滴静注用48mg「F」の用途

ニコランジル点滴静注用48mg「F」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

血圧低下、心拍数増加、心室性頻脈、頭痛、ふらつき感、四肢のしびれ感、嘔気、嘔吐、上腹部不快感、総ビリルビン上昇、Al-P上昇

起こる可能性のある重大な副作用

肝機能障害、黄疸、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、血小板減少

上記以外の副作用

LDH上昇、貧血、白血球増加、過敏症、発疹、血中クレアチニン上昇、尿中蛋白陽性、血清総蛋白減少、CK上昇、CPK上昇、血中カリウム上昇、HDLコレステロール減少

ニコランジル点滴静注用48mg「F」の用法・用量

  • 1.不安定狭心症:本剤を生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液で溶解して、0.01~0.03%溶液とする
  • ニコランジルとして1時間あたり2mgの点滴静注から投与を開始する
  • 投与量は患者の病態に応じて適宜増減するが、最高用量は1時間あたり6mgまでとする
  • 2.急性心不全(慢性心不全の急性増悪期を含む):本剤を生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液で溶解して、0.04~0.25%溶液とする
  • ニコランジルとして0.2mg/kgを5分間程度かけて静脈内投与し、引き続き1時間あたり0.2mg/kgで持続静脈内投与を開始する
  • 投与量は血圧の推移や患者の病態に応じて、1時間あたり0.05~0.2mg/kgの範囲で調整する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ニコランジル点滴静注用48mg「F」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • Eisenmenger症候群
    • 右室梗塞
    • 過敏症
    • 重篤な脳機能障害
    • 原発性肺高血圧症
    • 重篤な肝機能障害
    • 重篤な腎機能障害
    • 重篤な低血圧
    • 神経循環無力症
    • 心原性ショック
    • 脱水症状
    • 閉塞隅角緑内障
    • ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤投与中
    • グアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤投与中
    • 肝機能障害
    • 腎機能障害
    • 低血圧
    • 肥大型閉塞性心筋症
    • 大動脈弁狭窄症
    • 左室流出路狭窄
    • 血圧低下

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ニコランジル点滴静注用48mg「F」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
PDE5阻害薬 降圧作用が増強
シルデナフィル 降圧作用が増強
塩酸バルデナフィル 降圧作用が増強
タダラフィル 降圧作用が増強
sGC刺激剤 降圧作用が増強
リオシグアト 降圧作用が増強

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